最近大正8年ころから昭和初期に活躍した複葉機の写真が数多く手に入りましたが、なかなか峻別することが出来ずに苦労しています。その中の一枚です。垂直尾翼に「ス式13型」の文字が記載されています。この航空機は、大正初期(8年頃)フランスから4機が購入され、同時に来日した「フランス飛行教育団」によって練習機としても使用されました。翌年の大正9年には96機を輸入し、各航空大隊に配備されています。搭載エンジンは、「イスバノ・スイザV型8気筒」で、環状形式のラジエータが特徴です。大正10年に陸軍の航空機の名称統一が行われ、甲式は「ニューポール製」、乙式は「サムルソン製」、丙式は「スパッド製」、丁式は「ファルマン製」、戌式は「コードロン製」、己式が「アンリオ製」とされ、原型機のメーカーを基準に区別されたと所沢航空発祥記念館のHP(http://homepage3.nifty.com/ki43/heiki3/tokoro/tokoro.html)で説明されています。写真は、昭和初期に満州などで航空操縦士としてご活躍になったT氏のご家族から提供いただいたものです。
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