音楽喫茶・ヤギヤ店長の日記

クラシックなどの音楽が聴ける金沢の喫茶店ヤギヤの店主が音楽、コンサートなど仕事と趣味を楽しみながら過ごす日々を綴ります。

VTR250でのんびりツーリング 国見~大平沢

2016年08月16日 13時28分48秒 | ヤギヤ

今日は定休日。

お盆の期間中はずっと仕事だったのでバイクでどこかに出かけようとウズウズしていたので、さっそく出かけることに。

天気予報では午後から雨らしいので午前中で往復できるところを目指します。

まずはいつものスタート地点から(笑)

金沢は海も山もある市ですが、ここは住宅地なので暑いです。

駐車場のアスファルトの照り返しがすごい(^^;

一瞬、出かけるのが嫌になりますが山は涼しいので、それを期待して走り出します。

 

定番の別所から山に入るコースに行きました。

いつも走っているコースなんですが、今回はマツヨイグサが花を咲かせていました。

暑い日が続いていますが、少しずつ秋が近づいているのがわかります。

昔から日本人は花や気候、空気の匂いなどの変化でも季節の移り変わりを感じていたんですよね。

自然に近い生活をしていたからだと思います。

都会の作られた自然ではなかなか感じるのが難しくなっていますが、この辺りではまだ普通に感じることができます。

 

ここに来て、今回は大平沢方面に行くことにしました。

母の母の実家が大平沢にあるはずなのです。

子供の頃は夏になると泊まりがけで遊びに行った記憶があります。

50年近く前のことなのではっきりとは覚えていないんですが(^^;

途中にダムらしき施設がありました。

平沢川小水力発電所のダムみたいですが、これまでに見てきたダムと比べるとかなり小さい。。。

ダムの上に道がありますね。ダムの上を走るのはけっこう気持ちがいいので、行ける道があるのかと思うと期待してしまいます(笑)

ダムを過ぎてしばらく行くと、標識が出てました。

樫見町も気になりますが、今回は右の大平沢に向かいます。

またまたしばらく行くと分かれ道。

小さくて見えないですが、右が大平沢、左が国見だそうです。

なのでここは右に進みます。

ロックシェルを2つくぐって、しばらく進むと山間の村って感じの大平沢に到着しました。

どれが親戚の家なのかまったく覚えていませんが、こんど誰か人がいたら聞いてみたいと思います。

その前に名前を聞いておかないと(^^;

 

ここ大平沢から犀鶴林道に繋がっている道があるはずなので、もう少し先に進んでみます。

大平沢の田んぼと畑。

こんな山の中なのに田んぼがあるってすごいですよね。

作っている人の苦労がうかがえます。

ここからもう少し先に進むと、どんどん道が悪くなってきて。。。

あ、通行止め。

山ではよくあることなので、黙って引き返します(笑)

が、犀鶴林道を走っていたときに大平沢に抜ける道と、もうひとつ、国見に抜ける道があるって標識に出てました。

それを期待して、こんどは国見から犀鶴林道に向かってみます。

国見の途中に平沢という町があります。

ここは桜で有名らしいのですが、いまいちよく知りません。

そんな平沢の町を走っていると、なにやら水が。。。

平沢の町の真ん中に湧き水が出ています。

コップも置いてあるので、飲めるってことかな?

 

今回もお腹の事を考えて、手を洗うだけにして飲むのはパスしました。

ここの碑を見ると、平沢は日良佐和という地名だったのでしょうか?

石碑の横の日付が今年って。。意外と新しい!

 

石碑の新しさに驚きながら先に進むと、国見にやってきました。

世帯数がかなり少ないです。

片手よりも少ないのかな?

ここが限界集落なんでしょうね。

世帯数がもっと多い大平沢も位置的には限界集落でしょう。

国見から林道を走ってみます。

ここが入り口、林道国見線。

この林道はコンクリートの区間が多くて、とても走りにくいです。

途中で休憩していると、向こうに道路らしきものが見えます。

おそらく犀鶴林道の眺めのいいポイントあたりでしょうね。

 

たぶんこの辺(笑) → 

 

山道ってかなり繋がっているんだなあ、と実感。

そしてさらに進むと犀鶴林道に出ました。

最初は「犀鶴林道って道が狭い!」なんて思っていましたが、もっとすごい道があることを知ると犀鶴林道に出たらホッとするようになりました(笑)

左の熊走に行くとすぐに着いてしまうので、右の堂方面に向かいます。

いやあ、犀鶴林道は走りやすいです~

ただ、道路に木の枝や小石がたくさん転がっています。

前日に金沢でも激しく雨が降ったのでその影響でしょうか?

きっと林道も川のように水が流れていたんだと思います。

 

犀鶴林道を気持ちよ~く走っていると車が停まっていました。

珍しいな~と思って、乗ってきた人に話を聞くと、何かの実を取っているそうです。

梅酒みたいにお酒に漬けると美味しいらしい。

でも道が狭いので車が停まっているとドキッとしますね。

 

そこからしばらく行くと、またまた標識が。

お、ここから大平沢に行けるんじゃない?

「そら山線」という名前の林道なので、もしかしたらすっごく眺めのいい道なのかも。

というわけで、堂に向かうのはやめて、大平沢に戻ります。

そら山線は思ったより走りやすい道でしたが、期待した絶景はありませんでした(^^;

山の中を走ると、やっと人里にでました。

なんだかホッとしますね。

写真を撮っていると、どこからともなくイナゴが。

佃煮にすると美味しいらしいけど、僕は苦手です。

あ、生きてるのはいいんですが、食べるのが苦手なんです。

未来は昆虫食(昆虫を食べる)が主流になるって話もあるけど、そうならない事を願っております(笑)

 

ここからもう少し下ると大平沢に到着しました。

この林道に入るルートも確認できました。

「あそこを左に行けばいいのね」

さっきは右に行ったから行き止まりだったのか~

こうして少しずつ道を覚えていきます。

 

ついでに最初に気になっていた樫見町にも行ってみます。

樫見町は分岐点からすぐに着きました。

ここも家がほとんどなく、家の玄関で座っているおばあちゃん一人しか見かけませんでした。

 

今回は林道よりも限界集落の様子が心に残りました。

特に大平沢は50年過ぎてもほとんど変わって無いように思いました。

これはとても素晴らしいことだと思いますが、住んでいる人はたいへんだろうなあ。

 

なんてことを考えつつ、せつかくの休みなので(まだ昼ですが)ビール飲んでのんびり過ごします。

明日からがんばります(笑)