得心がいくようになりました。
大切なのは ・・・
「はじめっからなかったと思う」ということです。
こういう(苦しい)ときには
「はじめっからなかった」という目で見直せばいい。
・・・ たとえ どういうことが起きようと。
私自身が生まれる前に
両親が「今度の子は堕(お)ろそう」
ということで 堕ろされてしまえば
いまの私は この世にいないのです。 *
「なぜ堕ろしやがった」と文句をつけようにも
生まれていなければ どうしようもありません。
あるいは 一転して
私自身が棺桶に入ってしまった時点から見直してもいい。
死んでしまえば もうどうしようもありません。
生まれてこない という時点と
とうとう死んだ という時点 ・・・
この二つから見直せば
どんな苦しみも 相(すがた)が変わってきます。
・・・ 安らいできますね。
* 私は 戦時中に8人きょうだいの末っ子として生まれております。