池上彰氏をはじめとした善良なジャーナリストが、
現在、中国や北朝鮮の脅威を煽ってくれているおかげで、
少しずつ集団的自衛権に対する国民の理解が得られているようで何よりです。
では、同権利の容認は北朝鮮の側からどのように映るのかを考えてみましょう。
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集団的自衛権の行使容認をめぐる動きが加速化している。
米国は自らのアジア太平洋戦略を実現すべく、日本の取組みを支持した。
それを追い風に、日本は
「集団的自衛権の行使は国際社会の平和と安定に貢献する」などと詭弁を並べたてている。
最近、朝日新聞のインタビューを受けた自民党の幹部は、
現行の憲法の前文に「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」とあることから
「集団的自衛権の行使は憲法の精神に合致している」と言い放った。
しかし、これらの詭弁は絶対に通用しない。アジアの国々にとって、
日本の集団的自衛権の行使容認は自国への直接的な脅威として映らざるを得ない。
かつて日本が「自存自衛とアジア解放のため」
と称して遂行した侵略戦争で、
言葉に言い表せないほどの甚大な被害を受けたからだ。
労働新聞(23日付)は論評で、集団的自衛権行使の目的について
「米国が挑発する第2の朝鮮戦争に『自衛隊』武力をつぎ込むこと」であると指摘。
南朝鮮・慶南地域の市民社会団体は19日に開いた記者会見で、
「集団的自衛権を行使する第一の候補地は朝鮮半島である」と警鐘を鳴らした。
一方、中国・清華大学の閻学通氏は先月、時事通信のインタビューに対し、
「中国は安倍首相に『誰と戦争をしたいのか』と問わざるを得ない。
現在の状況から(相手は)中国だろう」と語った。
日本が「名誉ある地位」を得たければ、憲法をしっかりと守り、
「戦争をしない」というメッセージを言葉だけでなく行動で示すのが筋である。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/05/20140523riyo/
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まず、一貫して見られるのが米国への批判です。
北朝鮮にとって最大の敵国は米国ですから、これは当然でしょう。
とはいえ、日本ではなぜか北朝鮮が日本も敵国扱いしているように
報道していますから、この点を知るだけでも意味があると思います。
次に、日本の集団的自衛権と第二次世界大戦を関連付けて解釈しています
「かつて日本が「自存自衛とアジア解放のため」と称して遂行した侵略戦争で、
言葉に言い表せないほどの甚大な被害を受けた」という言葉からも明らかでしょう。
実は歴史問題と日本の軍事問題は密接につながっているんですよね。
この点も、私たちは押さえておくべきことだと思います。
いずれにせよ、集団的自衛権の行使を容認しようとする動きは、
他国にとって日本が危険な国になりつつあるとメッセージを送っている
ようなもので、あまり褒められたものではないでしょう。
・追記
それにしても、総連の機関紙である朝鮮新報のほうが、
その辺のメディアよりも参考になる意見を書いているのは
一体全体、なんなんでしょうね?
日本が「名誉ある地位」を得たければ、憲法をしっかりと守り、
「戦争をしない」というメッセージを言葉だけでなく行動で示すのが筋である。
このことは、少なくとも左翼を自認する人たちは
肝に銘じるべき言葉だと思うのですが…悲しいかな、
所詮は総連、北朝鮮、まともな意見は言えないと決めつけて、
同国を悪魔化する工作を嬉々として行っているのが現状です。
現在、中国や北朝鮮の脅威を煽ってくれているおかげで、
少しずつ集団的自衛権に対する国民の理解が得られているようで何よりです。
では、同権利の容認は北朝鮮の側からどのように映るのかを考えてみましょう。
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集団的自衛権の行使容認をめぐる動きが加速化している。
米国は自らのアジア太平洋戦略を実現すべく、日本の取組みを支持した。
それを追い風に、日本は
「集団的自衛権の行使は国際社会の平和と安定に貢献する」などと詭弁を並べたてている。
最近、朝日新聞のインタビューを受けた自民党の幹部は、
現行の憲法の前文に「国際社会において、名誉ある地位を占めたい」とあることから
「集団的自衛権の行使は憲法の精神に合致している」と言い放った。
しかし、これらの詭弁は絶対に通用しない。アジアの国々にとって、
日本の集団的自衛権の行使容認は自国への直接的な脅威として映らざるを得ない。
かつて日本が「自存自衛とアジア解放のため」
と称して遂行した侵略戦争で、
言葉に言い表せないほどの甚大な被害を受けたからだ。
労働新聞(23日付)は論評で、集団的自衛権行使の目的について
「米国が挑発する第2の朝鮮戦争に『自衛隊』武力をつぎ込むこと」であると指摘。
南朝鮮・慶南地域の市民社会団体は19日に開いた記者会見で、
「集団的自衛権を行使する第一の候補地は朝鮮半島である」と警鐘を鳴らした。
一方、中国・清華大学の閻学通氏は先月、時事通信のインタビューに対し、
「中国は安倍首相に『誰と戦争をしたいのか』と問わざるを得ない。
現在の状況から(相手は)中国だろう」と語った。
日本が「名誉ある地位」を得たければ、憲法をしっかりと守り、
「戦争をしない」というメッセージを言葉だけでなく行動で示すのが筋である。
http://chosonsinbo.com/jp/2014/05/20140523riyo/
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まず、一貫して見られるのが米国への批判です。
北朝鮮にとって最大の敵国は米国ですから、これは当然でしょう。
とはいえ、日本ではなぜか北朝鮮が日本も敵国扱いしているように
報道していますから、この点を知るだけでも意味があると思います。
次に、日本の集団的自衛権と第二次世界大戦を関連付けて解釈しています
「かつて日本が「自存自衛とアジア解放のため」と称して遂行した侵略戦争で、
言葉に言い表せないほどの甚大な被害を受けた」という言葉からも明らかでしょう。
実は歴史問題と日本の軍事問題は密接につながっているんですよね。
この点も、私たちは押さえておくべきことだと思います。
いずれにせよ、集団的自衛権の行使を容認しようとする動きは、
他国にとって日本が危険な国になりつつあるとメッセージを送っている
ようなもので、あまり褒められたものではないでしょう。
・追記
それにしても、総連の機関紙である朝鮮新報のほうが、
その辺のメディアよりも参考になる意見を書いているのは
一体全体、なんなんでしょうね?
日本が「名誉ある地位」を得たければ、憲法をしっかりと守り、
「戦争をしない」というメッセージを言葉だけでなく行動で示すのが筋である。
このことは、少なくとも左翼を自認する人たちは
肝に銘じるべき言葉だと思うのですが…悲しいかな、
所詮は総連、北朝鮮、まともな意見は言えないと決めつけて、
同国を悪魔化する工作を嬉々として行っているのが現状です。