時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

池上彰のTVタックル!

2014-05-19 22:50:55 | マスコミ批判
集団的自衛権が容認されかかっているこのタイミングで中国脅威論。

さすが超一流の三流ジャーナリストは違いますね。


当サイトのようなブログでアクセス数を稼ぐには、
新聞やテレビで今、騒がれている話題について書くのが鉄則です。

できれば、みんなが喜びそうな記事を書いてリピーターをゲットする。
ついでに、人気があるニュースブログにトラックバックを送れば完璧です。

(ちなみに私は、かつて洋楽などのサブカルチャーを扱うブログでこれを実践し、
 ランキング2位を1年キープした実績があります。ぜひお試しを。)


これをブログではなく、テレビで行っているのが池上彰氏。


ベトナムと中国との衝突をネタにして中国脅威論を吹聴していました。
安倍政権が集団的自衛権の口実にしているのが、他ならぬこの中国脅威論です。


集団的自衛権容認の後押しをするような真似を
テレビで行ってしまうというのが凄過ぎて何とも言えない・・・



「中国はこんなに酷い国なんDA!ベトナムの領土を奪おうと
 長年画策しているんDA!虎視眈々と狙っているんDA!
 台風の被害のどさくさにまぎれて奪おうとしたんDA!」


台所でお茶を飲んでいると、こういうセリフがリビングから聞こえてきました。

「まーた、TVタックルは頭の悪いこと言ってるな~」と思ったのですが、
 よくよく考えてみれば、TVタックルは放送枠を変更して、
 今は池上彰氏のニュース解説番組になったはず。

しかし、仮にも中立的な立場をモットーに解説をしてきた同氏が
まさか、こんな発言をするはずが…と思ってテレビを見たら池上氏が映っていました。


そういえば、この人はリビアをアフリカの北朝鮮と形容していたんだった……


もう、中立的立場なんて言えませんよ、この人。
明らかに安倍政権の側に立っているじゃないですか。



私はTVタックルの後継番組が池上氏の解説番組と聞いて、
はじめ、違和感を覚えました。内容もターゲットも違うのではと。

けれど、そうじゃなかったんですね。

私が子供のころは「両方の言い分を聞いて中立的な文章を書こう」と
話していた同氏も、今じゃTVタックルと同レベルの解説をしているんですね。


もう、番組名を「ビートあきらのTVタックル!」
に改名したほうが良いのではないでしょうか?



今でも公平な立場から客観的な解説をしていると思っている人が
相当、いるはずですから、彼らの誤解を解くためにも改名してほしいですね。


まとめですが、これからの右翼は、彼のような
穏やかな顔をした紳士が主流になるような気がします。



三島由紀夫のようなおっかない体罰教師のような右翼から、
池上氏のような父性と上品さを感じられる右翼へと変貌している
気がするんですよね。そういう人の言葉って説得力ありますもの。


ソフトパワーという言葉が話題になって久しいですが、
言論でも、こういうマイルドな物腰で優しい口調で語る方が
思いっきり、体制に貢献する時代になっていると思いますよ。


なお、ベトナムに関する中国側の言い分はこちらのページで読めます。

http://j.people.com.cn/94474/8627991.html
http://j.people.com.cn/94474/8630002.html
http://japanese.beijingreview.com.cn/yzds/txt/2014-05/13/content_618541.htm


最新の画像もっと見る