奥鬼怒温泉 加仁湯その1

その1は、女夫淵から加仁湯までです。
この駐車場に着くまでもものすごく大変でしたが（長くなるので割愛します）、
バスに乗り換えてからもものすごく大変でした。

それでもこの雪を見ても、この辺はいつもこんなもんだろうと考えていました。
雪で埋まってますが、いつからここに駐車している車なのでしょうか？？？
送迎バスの上に積もった雪がとんでもないことになってますね。
とりあえず乗ってきた車は全員ここで乗り捨てます。
あとは、加仁湯さんか八丁の湯さんのバスに乗るだけです。
あるいは、この雪の中を歩いて行くか・・・。

　　

無線でのやりとりで雪崩がどうとか言ってましたが、
へ～雪崩か。大変だな～と他人ごとでした。
とりあえず除雪車が先導してくれるらしいので、バスはそのあとをついて行きます。
除雪車に先導とか初めてだったので、この豪雪とか周辺の積もり具合を
あちこちきょろきょろしながら見ておりました。
このバスには、4組の夫婦が乗り込みました。



途中雪で通れない箇所がいくつかあり、そのたび除雪車ががんばって
除雪車が通れるくらいの道幅確保のため除雪作業に入ります。
そして・・・

「この先50mほど雪崩だわ。こりゃダメだ。困ったな～。」

一同固まりました。え！？足止め？宿に行けないなんてことはないよね？（滝汗）
除雪車で何とかなるんだよね？？？？

こちら↓分かりますでしょうか。
完全に雪で一本道が塞がっております。雪の壁と化しております。
除雪車1台のみでこの雪崩を解消するらしい・・・。
本当は、加仁湯側からも除雪車を出してもらって2台で挟み撃ちでやりたかったようですが、
加仁湯側は、除雪車を運転できる人が出払っているらしい。
さて、いったいどのくらいの時間がかかるのか？？？

「困ったな～。電話もつながらないな～。」

とバスの運ちゃん。バス内の皆様のキャリアを確認するもみなさん全滅。
うちのピッチもダメでした。
つうか、この瞬間宿は孤立してるんじゃ～？？？

「いや、してないよ。一昨年の雪崩の時は、
5日間宿に缶詰で孤立したけどね。
自衛隊呼ぼうかってとこまで行ったよ。あはははは。」

いや、この瞬間は間違いなく孤立してますよ。



2時間半におよぶ除雪車のがんばりで何とか通行できるようになりました。
通常この雪道を30分で到着するはずでしたが、たっぷり3時間かかりました。
その間にトイレしたくなってしまい・・・以下略。
寝る以外やることもないので、ただただ寒い車中で待つのみでした。
外に出たら雪崩が来るかもしれないから極力外に出ないようにとのこと。
トイレで出ちゃったけどね。

　　

12時に駐車場を出発して16時に宿に到着という。でも、到着できてよかったです。
従業員のものと思われる完全に埋もれた車。こうなると脱出不可能ですね。



そして・・・ど～ん！
何たる存在感。これが噂に行く加仁湯か。あんなに雪が積もってても屋根落ちないんですね。
雪がひどくなる一方でしたが、とりあえず記念撮影（笑）。
屋根が崩れたら死ぬな（爆）。

　　

つづく・・・