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仕事は二の次?海と温泉とグルメと映画レビューの日々。色々ありましたが人生楽しまなきゃ損ってことで。メインはTWです。

「末期ガンになったIT社長からの手紙」 藤田憲一著

2006年07月20日 | 書籍のご紹介


まずは、巷で話題のこちらから。
6月中旬頃でしたか、何かがん関係の本はないかなと探しに行ったら、
こちらが山積みになっておりました。
発売直後で、まだネットで話題になってないなと思っていたところ、
先日立て続けにTV出演をなさって一気にベストセラーですか。
TVのチカラはすごいですね。
NHKでないところが藤田社長らしいです。全然「色」が違いますから。
あくまでもビジネスライクにということでしょうか。

藤田社長は、IT系の若手社長ということで「がん」ではなく、
他の著書で知っていたのですが、「あの藤田さんが?」と思ったら、
あの藤田さんでした。奥山さんと同年代で同じく独身です。
走り続けているという点では、奥山さんと同じ臭いを感じますが、
ご自分では「忘れられたくないから書くのではない」と
言い切っておられます。明らかに奥山さんのことはご存知でした。

片っ端からがんに関する色んな文献、闘病記等をあさり、
素人では入手不能な医学論文については、
医師の友人を通して入手していたということでした。
自分の敵を知るという点では、当たり前のことなのですが、
昨今の患者は、がんになっても勉強しない人も多く、
医者の言いなり、または説明されてもメモすらしない人も
中にはいるようです。
もちろん藤田さんは、ご自分が納得されるまでじっくりと
話を聞かれるでしょうし、専門用語は、すぐさま調べられます。

仕事に邁進されていて、休む暇などなさそうでしたが、
さすがにがんになられて始めての「休息」をされたようです。
そして、その休息が彼に今まで知らなかったものを見せたのでしょう。
そんなことが書かれていました。

残された時間は非常に少ないのかもしれませんが、
私は、彼の最後の事業計画を見守ります。

ご興味のある方は、ブログもありますのでご覧下さい。
3つ同時にブログを開設し、情報発信することも事業計画の一部だそうです。









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15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラバありがとうございます (pinksandwich)
2006-07-21 18:33:48
こんにちは。私もトラバさせていただきました。健康は、決して当たり前の事じゃないんだな、と改めて思いました。

そして薬品会社やら法律など、薬の難しさを知りました。

もっと患者の立場になる世の中になるといいですね。

またお邪魔します。
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TB有難うございます (オールドレディー)
2006-07-21 19:24:41
 私の家系はどうもガン系統らしく、私の父、弟、叔父、その息子など、種類がちがうガンをわずらいました。弟は健在ですが、まだ5年が経過していません。

 ガンの末期の痛々しい姿はたまりません。どんなに医学が発達しても、どんなにお金持ちでも、これには勝てないというのが悔しいでしょうね。
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Unknown (雨のち晴れ)
2006-07-22 02:24:00
pinksandwichさん



TB&コメントありがとうございました。

今や3人に一人ががんになる時代ですが、日本では進行がんに対する抗がん剤治療が遅れています。小泉内閣は、進行がん、末期がん患者は死ぬのを待てと言います。藤田さんもこの壁にぶち当たられていますが、何とか治験への道が開かれるよう祈っています。
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Unknown (雨のち晴れ)
2006-07-22 02:28:29
オールドレディーさん



がん家系ですか。気がつけばうちもなんですが、3人に1人ががんになるので、当たり前の時代になりました。



>>ガンの末期の痛々しい姿はたまりません。



藤田さんを見ていて一番痛々しいのは、やせ細っていることです。平岩先生は言います。体重減少=寿命減少。残された時間は少ないのかもしれません。何とか治験を・・・毎日祈りながらブログの更新を待っています。
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法律や国が邪魔するとは… (pinksandwich)
2006-07-22 09:45:03
>雨のち晴れさん

藤田さんのブログを読みました。大阪へ治療申し込みに行かれたそうですが、日本という国なら、という風にも書いてありましたが、政府が医学の進歩の妨げになるなんて、本当に悲しい事です。

私も写真を見て、痩せていらっしゃるので毎日心配になってしまいます。
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Unknown (雨のち晴れ)
2006-07-22 19:02:30
pinksandwichさん



日本の医療制度に問題があります。

初期がんへの医療は手厚いと思いますが、末期、進行がんへの医療が遅れています。

薬の承認も遅すぎ、日本で開発された抗がん剤が先に外国で承認され、逆輸入して(つまり全額自己負担です)使用するという異常な状態です。

藤田さんが受けようとしているワクチン療法、ウィルス療法ともに治験段階で、保険適用となるのはまだまだ先になるでしょう。

厳しい状況と言うわざるを得ません。でも、彼の熱意は医療をも動かすのではと思います。
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トラバありがとうございます (蹄鉄)
2006-07-22 20:11:27
トラバありがとうございます。

なんとも勇ましい題名ですなあ~!

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Unknown (雨のち晴れ)
2006-07-22 23:31:02
蹄鉄さん



勇ましいですか(笑)。

でも蹄鉄というHNもインパクト大ですね。

人間は死ぬまでに何本の映画を見ることができるでしょうか。

私は、死ぬまでにいい作品を出来るだけ多く見たいです。患者さんにも見せたいです。



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なるほど (pinksandwich)
2006-07-23 09:16:17
>雨のち晴れさん

日本の状況がこれで変わるといいですね。

(そしてコメント、ありがとうございました。本、チェックしてみます。)
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考えさせられます (ゆーこ)
2006-07-27 16:14:52
トラバありがとうございます。

藤田さんの本は、医療従事者としても

考えさせられることが沢山ありました。

告知の問題やセカンドオピニオンなど、

情報だけが進み、誤解している人も多くいます。

いずれにせよ、私も、彼の最後の事業計画を

見守っています。

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