あいの風 

北陸富山では春から夏にかけて日本海側から吹いてくる
北東の風を「あいの風」と呼びます
あいの風ように爽やかに・・

国立新美術館と2月のお茶

2009年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム

16日 国立新美術館で新槐樹社展が12日から16日まで行われ、知人でもあります後藤隆(埼玉県の画家)さんが出展なさっていました。国立新美術館は昨年11月にピカソ展に行ったきりで暫くぶりです。この日は暖かくコートなしでも大丈夫です。館内では加山又造展も開かれており森をイメージした新美術館は賑わっていました。

後藤さんの描かれた作品はイタリアのルッカです。後藤さんは屋根にこだわった絵をお描きになるようで、初めて作品に目をふれたときも屋根が印象てきでした。清くやさしいご性格が絵に現れているのか、色の使い方や技法も素晴らしく癒される絵画です。

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17日、お茶のお稽古です。

今月でほぼ筒茶碗は終わりです。筒茶碗は名前の通り筒型になっていますので茶きんの扱いかたがいつもと少し違います。

筒茶碗 深き底より ふき上がり 重ねて内へ 手をやらぬもの

                                  利休百首より

”先ずそこを拭いて、その後に縁を拭きなさい。普通に拭けば指や手が茶碗の内部に触れてしまいますよ”ということだそうです。このように教え始めの人にもわかりやすく和歌の形であります。掛物は前大徳寺和尚の「春雪」で、雪うさぎが描かれています。お菓子は外郎のようで名は「寒月」です。花「ボケと白椿」で白椿は唐子でしょうか、いつも持ち歩いているカメラを忘れてしまい携帯で撮りましたので花芯がわかりづらいです^^;。もうすぐ3月、桃の節句ですね~。どんなお菓子でしょうか、いまから楽しみにしています。(^_-)-☆

    Otyazi


バレンタインデーを楽しんで

2009年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよバレンタインデーですね。最近は逆チョコ、友チョコ、マイチョコとかいっていろいろのかたちでチョコを贈るのが流行っているようですが、甘いものが大好きな私ですからこのお祭り乗っちゃいま~す。

そこでバレンタインをチョコとフラワーアレンジメントで遊んでみました。

クリアーなフラワーベースに自由な花で飾って、脚部分にはチョコを入れてみました。

赤いバラの周りをやさしいレースフラワーをあしらってみました。。甘いだけではないとアマランサスのブリザードとブドウをサイドに下げて大人のイメージに仕上げてみました。

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ローマ帝国時代の聖人、聖ヴァレンティヌス(バレンタイン)に由来するとされています。ローマでは兵士が愛する人と別れたくないということで、戦争にいきませんでした。そこで、皇帝は婚姻を禁止したそうですが、バレンタインは内緒で結婚をさせていました。皇帝はそのことを知り、西暦270年2月14日に処刑されたとの説があります。やがて、男性から女性に愛の手紙を出し、贈り物やカードを交換するようになり、2月14日はSaint Valentine’s Dayとされ世界各地で男女の愛の誓いの日として祝われます。 Photo_4

日本ではメリーチョコレートがバレンタインチョコレートのセールを行ったのが始まりだそうですが、日本のバレンタインデーは女性から男性にチョコレートを渡す事が多いようです。いまでは恋愛感情を伴わない相手にも贈るようになっているようですね~。

お世話になったお礼に美味しいチョコレートを贈ってみるのもいいかもね。

日ごろの感謝をこめて、 あなたに・・・Photo_6

                        


2月のお茶事

2009年02月04日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は立春です。暖かいところでは梅が咲き始めていますが、春とは名ばかりでまだまだ寒い日が続きますどうぞお体ご自愛ください。

昨日3日は今年初めてのお茶の稽古でした。

先生がご高齢で体調も思わしくないごようすのこともあり予定しておりました初釜を取りやめとなり、通常のようにお稽古をさせていただくこととなりました。

2月は筒茶碗です。酷寒のこの時季にだけ使用する円筒形の茶碗でお薄を点てます。亭主がお茶のお手前が始まる前にお湯を入れて筒茶碗を温めておき、茶巾も温めた絞り茶巾を使います。筒の茶碗を使うことで湯が冷めにくく、温かいままでお茶をお服していただくことができます。いまでは暖房等で部屋を暖めたの中でお茶事をさせていただいていますが、その昔はこの一服で心も体もほっとした温もりを感じたことでしょうね。

写真が悪いので志野焼きの色や風合いが出ていませんが、椿の絵柄がモダンで好きな茶碗です。

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この日は節分です。お福さんの顔を形どった茶碗も使わせていただきました。この茶碗、お薄を頂戴して飲みほすとにっこりと愛らしいお顔が現われてきてなかなか楽しいお茶碗です。

お菓子は、「椿餅」です。道明寺を上と下で挟んである椿の葉は京都から取り寄せたものだそうです。また、和菓子やさんのお心づかいでくださった年始めの砂糖菓子です。、赤と白の「のしむすび」が椿餅の上の椿の葉を美しく引き立てています。写真左下がそのお菓子です。

葉のついたお菓子をお出しするときは、葉先が右上になるようにしてお出しくださいね。桜餅などもそうですね。右下のお菓子は、中山道沿いにある和菓子店で、節分限定の「鬼と福」の生菓子が出ていましたので家人ように買ってみました。鬼のおでこに豆がおいてありました。

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掛物は、十五代家元の「梅 海の如く」です。