しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ケイビラン ( 鶏尾蘭 ) ‥‥‥「ヤクシマケイビラン(屋久島鶏尾蘭) 」

2019-08-11 |  7月 の花たち

                                                                ↑ 2019/07/22 撮影…ヤクシマケイビラン 

〃…雄花

[ キジカクシ科ケイビラン属の多年草 ]
(ユリ科に分類される場合もあります)

ヤクシマケイビラン (屋久島鶏尾蘭)  
九州屋久島の永田岳・黒味岳の頂上付近の岩や崖上に自生していて、
白い花を多数付ける屋久島の固有種で小型のものと言われています。
 

ケイビラン (鶏尾蘭)  
日本の特産で1属1種とされていますが、
2種からなるとする説もあります。
本州の紀伊半島・四国・九州の、
山中の崖に自生します。
草丈は、20~40cm。
根茎は短く、下方に粗く大きいひげ根があります。
根生葉は、左右扁平で2列に互生し、鎌状の広い線形で長さ10~30㎝、
先端は鋭突し、下方に向かって次第に狭く、質は厚く、
表面は艶があって緑色、裏面は薄い緑白の線が数条あり、縁は全縁です。
雌雄異株で冬に地上部は枯れます。
花期は、7~8月。
葉の間から狭い翼のある花茎を伸ばします。
頂にまばらな円錐花序を出し、短い花柄を持ち、
鐘形で白く外面が淡紅褐紫色を帯びた径3㎜の花を多数付けます。
花被片は6枚で雄花は長楕円形、雌花は楕円形です。
雄しべは6本、花柱は1本です。  
果実は、さく果で小球形、3裂し、種子には毛があります。
名は、葉の様子が雄鶏の尾に似ているので付いたそうです。

名前を聞いたことはありましたが、
花を見たことはありませんでした。
外面の薄紅色が印象的な花で、
育てやすいと思いました。

 2019/03/28 撮影

 

2019/05/06 撮影

 

2019/06/25 撮影

 

2019/06/30 撮影

 

2019/07/06 撮影

 

2019/0713 撮影

2019/07/18 撮影

 

2019/07/29 撮影

 

2019/07/31 撮影

 

2019/09/09 撮影


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
自宅ならでは (tyako)
2019-08-14 09:37:26
おはようございます。
ケイビラン初めて見ました。
それも、発芽から開花まで克明な記録を拝見でき勉強になりました。
自宅ならでは・・・と思いますが、大変な作業だと思います。
中々できることだはありません。
次の花を楽しみに期待しております。
返信する
Unknown (みなみ)
2019-08-14 14:03:59
tyako様
こんにちは。
ご丁寧にご覧いただきまして、有難うございました。
葉も花序も野州花石菖に似ていると思いましたが、花の印象は違っていました。
初めて手掛ける花がどんなふうに成長していくのか、想像するのもまた楽しみです。
返信する

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