しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

ヤマツツジ ( 山躑躅 )

2014-04-19 |  4月 の花たち

2014/04/20 撮影

2014/04/18 撮影

[ ツツジ科ツツジ属の半落葉低木 ]

北海道南部~九州にかけて、
低山の林内や林縁、日当たりのよい草原などに
自生します。
樹高は、1~3m。
枝はよく分枝し、枝・葉に褐色の毛があり、
横に広がります。
葉は、卵形~楕円形で縁は全縁、
枝の先に5枚位が集まって付き、互生します。
花期は、4~6月。
枝先に柄を持つ径約5cmで朱赤色の花を2~3個付けます。
花冠は漏斗形で5裂し、上面に濃紅色の斑点があり、
雄しべは5本、雌しべは1本です。
果実は蒴果(さくか)で毛があります。

この躑躅は、
草庭では毎年、
日陰躑躅に続いて
二番目に咲き始めます。
小ぶりの花で、
4月下旬ごろ盛りとなります。


2014/04/17 撮影

2014/04/18 撮影


2014/04/19 撮影




- - 主な変種のヤマツツジ - -

・ミカワツツジ(三河山躑躅)
 愛知県三河地方に分布し、
 葉も花も小形、花は紅紫色で変化が多い。
別名 ; ムラサキヤマツツジ

・ヒメヤマツツジ(姫山躑躅)
 広島県、山口県に分布し、
 葉も花も小さく、
 花は淡紅紫色で花筒が長い。

・キリシマツツジ(霧島躑躅)
 ヤマツツジとミヤマキリシマとの交配種と言われる。
 葉は楕円形で、枝先に集まって付き、 
 春に紅色の筒形の花を開く。
 品種が多く、秋から冬にかけて紅葉する

・サイカイツツジ(西海躑躅)
 長崎県の五島列島、鹿児島県の甑島(こしきしま)に分布し、
 葉も花も小さい

・オオシマツツジ(大島躑躅)
伊豆七島、伊豆半島南部に分布し、
葉は光沢があり革質で冬も残る。
 花はやや肉質で普通紅紫色。

・ケラマヤマツツジ
 ヤマツツジとケラマツツジの交雑種。
 
・シロヤマツツジ(白山躑躅) 
 花が白色で緑色の斑点がある。

・花は変異が多く、
 ヤエザキヤマツツジ、ボタンツツジ、シキザキヤマツツジなど
 野生品種も多い。


水生植物園のヤマツツジと
色も形も同じように見受けられましたので、
山躑躅としました。
2014/04/16 撮影…草庭
2014/04/13 撮影…水生植物園のヤマツツジ



< 2011 年 >
2011/04/17 撮影
2011/04/22 撮影
2011/04/24 撮影
2011/04/26 撮影


< 2010 年 >
2010/04/24 撮影


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