瀧澤美奈子の言の葉・パレット

政を為すに徳を以てす。たとえば北辰の其所に居りて、衆星の之に共(むか)うがごときなり。

「森は海の恋人 緊急支援の会」への募金のお願い(振込みは24日から)

2011年03月18日 | お知らせ
「森は海の恋人」という言葉をお聞きになったことがある方も多いと思います。気仙沼の牡蠣養殖で、森の環境を整備することによって、海が豊かになるということを実証した地域運動で、小学校の教科書でも広く紹介されています。

 ところが今回の大地震で、気仙沼ではカキやホタテガイの養殖筏や陸上施設が壊滅状態であるうえ、ご家族にはまだ安否が不明な方もいらっしゃいます。

 これまでこの運動を学術面から支えてこられた、水産学者で京都大学名誉教授の田中克(まさる)先生から、何か現地の方々に支援をという思いで、自ら発起人となって「森は海の恋人 緊急支援の会」を立ち上げたというご連絡をいただきました。

 田中先生は、海と一体化した共同体社会=里海の大切さを提唱し、各地の海で地域の人々と共にこれを実践してこられた方です。現在、文部科学省の科学技術学術審議会に設置されている海洋生物委員会の委員長も務められております。

 本趣旨に賛同してくださる方の暖かいご支援を、何卒よろしくお願いいたします。

 ご本人の承諾を得ましたので、詳細について以下に掲載させていただきます。

 

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皆様

森は海の恋人運動ならびに畠山重篤さんへの緊急支援のお願い

東北は史上空前の言いようのない深刻な事態に至りました。皆様方の中にはご親族やお知り合い等身近な方が東北太平洋沿岸域にお住まいになっている方もおられ、大変心を痛めておられるのではないかと思います。
 森は海の恋人運動を1989年以来、気仙沼大川流域を中心に進めて来られた畠山重篤さんご一家も大津波の直撃を受け、未だお母さんの安否が不明であり、カキやホタテガイの養殖筏や陸上の施設も壊滅状態と伺っています。幸いにもご自宅は高台にあり、浸水を免れ、3月15日には自宅にも戻られて復旧への第1歩をスタートされました。
 森は海の恋人運動は今では小学校5年生の全ての社会の教科書に掲載されるほど全国に広まり、森と海にこの上なく恵まれた日本がこれから進む道を見定める上でも“国民的財産”と言えるほど重要な存在となっています。これまで私たちはこの森は海の恋人運動に多くのことを学び、大いに励まされてきました。この運動とこれを支えて来られた牡蠣の森を慕う会の皆さんが大変厳しい現実に直面されています。私たち個々にできることは限られますが、今こそ人と人のつながりがこうした難局を克服する上で不可欠と思われます。多くの皆さんから何か支援したいとの申し出をいただいており、本日緊急に「森は海の恋人緊急支援の会」を立ち上げ、募金を始めることに致しました。
 かつて気仙沼流域の環境と人の心を大きく動かして地域と日本全体に元気を与えた森は海の恋人運動がふたたび不死鳥のように蘇り、気仙沼から東北、そして日本を元気にする希望の星になるようできる限りの支援をできればと願っています。

 この趣旨に賛同いただけるようでしたら、下記の郵便振替口座により募金いただければ大変ありがたく存じます。なお、口座の正式の開設は来週前半になりますので、振り込みは24日以後にお願い致します。
口座記号番号 00930-6-282171
加入者名   森は海の恋人緊急支援の会

 皆様方の周りにかかる趣旨に御賛同いただける方がおられましたら、このメールを転送いただきますよう、お願い申し上げます。

平成23年3月15日  森は海の恋人緊急支援の会代表 田中 克
         
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