MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 8番札所②

2017年10月13日 | お遍路好き(発心・徳島)

8番札所熊谷寺

十楽寺からは約4km一時間ぐらいの道のりです。
ここからの道のりは色々なものに目を奪われて道を見失ったり、色々ありました。

京子さんと分かれてすぐに民家のガレージ前に山積みのキャベツ!50円とあります!!
安い♪車で来ていたら買っちゃてたな。

しばらく進むと今どきのデザインといった感じで洒落た小学校が目に入ります。
私も設計の仕事についてから何度となく小学校の設計を経験していることもあり、
興味津々で金網越しに見ていました。出来ることなら見学したかった(^^;)
その前に怪しい人だったかも・・私。
と、学校に気を取られていたら道を間違ってしまった。。。

なぜ間違いに気がついたかというと、通り過ぎた車がはっとして止まって、
やっぱりいいか。。。という感じで走り出して、やっぱり教えてあげたほうが良いかな?
っていう感じにのろのろになっている姿をみて、「?」と思ったのです。

このように迷っていたりすると教えてくださる人が沢山いて、何度もお世話になりました。
教えてくれる人がそのうち弘法大師さまの化身ではないか??なんて思うほど。

元の道に戻り進むと今度は和洋折衷の古い建物に気を取られて、お遍路矢印を勘違いし進んでしまいました。
すると、弘法大師の化身と思われるおじさんが「こっちから行った方が近道だよ。」
高速道路の脇道を指差しました。
高速道路の脇道と言えば怖いイメージだったので躊躇していると。
おじさんもその道を通ってお墓参りに行くということで途中まで案内をしてくれました。

おじさん「ずーっと歩いて行くの?」
私「基本的には歩きなのですが、途中ダンナが様子見に車で来て乗せてくれる予定で完璧な歩きではないです。」
おじさん「それはやっぱり心配なのでしょう」

そんな話をしつつ歩くとその先の道順を教えてくださり、
おじさんはお墓のある方向ヘと曲がって行きお別れしました。
しばらく歩くと携帯に電話があり、普段知らない電話には出ないのですが、
次の宿からかもしれないと出てみると安楽寺の宿坊からでした。。
部屋に髪留めを忘れていました。実は見つけられなく諦めていた髪留めでした。
送ってくださると言われたのですが、既に手間を掛けていますが、
手間をかけてはいけないと3日後ぐらいに取りにいきますと伝えました。
今日は道を間違えたり忘れ物をしたり、散々だなぁと落ち込むも
「こんな日もあるさ」と気持ちの整理。

まだ。。。8番札所に着いていません。

道を沿うように歩き、高架下抜けようとしていると野焼きでモクモクしています。
最近では出来ない事だなぁ懐かしい匂い。
それにしても煙い。。。もくもくもくもくしています。
そんなことを思いながら高架下を抜けるとすぐに真っ直ぐに山門へと続く道が見えてきました。
するとその煙を火事か?と思ったらしいおばさまが家から出て来ていました。
かるく挨拶をすると。

おばさま「いや~火事かと思ったわぁー」
私「野焼き中みたいですよ」
おばさま「お遍路さん?どこから来たの」
私「横浜です。神奈川の・・」
おばさま「そ~」
このやとりからずっとおばさまの話を聞くことに。。
京都からお嫁に来てこの土地になかなか馴染めなかった事や外国から来たお遍路さんに接待した話など。
今日は出来れば11番札所まで行きたかったので、気持ちは焦っていたけど、これも醍醐味!
しばしの交流を楽しみました。

山門へと続く真っ直ぐな参道がとても印象的でした。
徳島の桜?も咲いていて3月も沢山春を感じられるのだなと思いながら参道を進みました。
山門を抜けてからもしばらく参道が続き少し階段を上がります。
大師堂へはさらに階段を上がる立体的なお寺で雰囲気のよいお寺でした。

山門は和洋と唐様の折衷様式で徳島県の指定有形文化財です。

50円の山盛りキャベツ


洒落た御所小学校


気になる和洋折衷のお家


ずっと続く参道

春を感じた徳島の桜


山門前のモクレン?の蕾にも春を感じました。


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