いま読んでいる本
心が疲れたらお粥を食べなさい。 豊かに食べ、丁寧に生きる禅の教え | |
吉村 昇洋 | |
幻冬舎 |
禅宗では、食べ方がきちっと決まっているそうです。
それはそれは細かい型があって、修行中覚えるまでは食べた気がしなかったとか。
慣れると、きちっとした型のなかには、意味があることがわかるそうです。
全てを丁寧に扱う。
お椀を両手で持つ。 咀嚼している間は手を膝の上に置く。 じっくりと味わう。
などなど。
干し柿のお粥を作った日は妹がいなかったので、一人で実践してみました。
すごーく難しいです。咀嚼している間は手を膝の上に置く、ってなかなか出来ない。 飽きちゃったり食事をかきこみたくなるのです。一口一口丁寧に頂いていなかったんだなぁと知りました。 でも、ゆっくり噛んでいると、口の中に色々な味覚が広がるのが分かるし、飲み込むと喉を通って降りていくのが分かります。そうすると「頂いている」と思える。
普段とは違う感覚を味わえました。
修行中、型にそって食事を頂くと、ご飯一粒一粒も命を頂いているんだぁと思えるそうです。
そういうものなんだなぁって、素直に感心して読みました。
今後いつもできるか、と言われたら難しいけど。 たまには意識してみたいです。
omake
しらちゃんの好きな態勢 ヒーターの前でしゅらっとなる
ほそいの