私図書館屋としては難しくて理解不能なのですが、なぜか心惹かれる「宇宙」とか「時間」。
時間はなぜ存在するのか?相対論や量子論では時間も空間も実在ではないとされるにもかかわらず、人間の感覚では時間は存在しています。その回答を最新の科学的知見に基づきつつ、あえて哲学の領域まで踏み込んで解説しているのがこの本です。
数式は使わず、極端に単純化したモデルで説明されており、理系の人には物足りないかもしれませんが、私図書館屋レベルだと嬉しい限りです。
では我々人間はなぜ時間を感覚できるのか。それは秩序を維持する「意思」を持ったことで生き残ることができたが故に(つまりエントロピーの増大に抵抗してきたが故に)、我々人間は時間を感覚できるというものです。
マクロ世界とミクロ世界の違い、エントロピーについて、そして主観的時間の創造まで判りやすい語り口と図で案内してくれる本書は、時間に興味を持つ方々にはオススメと思います。付録5で宇宙について触れられているのもポイント高いですね、私図書館屋的には・・・。
時間はなぜ存在するのか?相対論や量子論では時間も空間も実在ではないとされるにもかかわらず、人間の感覚では時間は存在しています。その回答を最新の科学的知見に基づきつつ、あえて哲学の領域まで踏み込んで解説しているのがこの本です。
数式は使わず、極端に単純化したモデルで説明されており、理系の人には物足りないかもしれませんが、私図書館屋レベルだと嬉しい限りです。
では我々人間はなぜ時間を感覚できるのか。それは秩序を維持する「意思」を持ったことで生き残ることができたが故に(つまりエントロピーの増大に抵抗してきたが故に)、我々人間は時間を感覚できるというものです。
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時間はどこで生まれるのか 橋元 淳一郎 集英社 2006-12 売り上げランキング : 2435 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
数式が少ない本とのこと、ちょっと読んでみたいですね。
でもこの本は、理科系の薬作り職人さんには易しすぎるかもしれません。
時間の実在もよくわかりませんが、ものの実在も突き詰めるとよくわかりません。
感じるものが実在では必ずしもありません。
くだらない話ですが、ものが占有しているところには空間はないのでしょうか。
時間の中で、なにか満たしているものってなんでしょうか。そこでは時間はないのでしょうか。
私もこの本を読みました。
そして、人生観が変わるくらいの衝撃を受けました。
そのあたりの事情はトラックバックさせていただきましたので、
ご覧いただければ幸いです。