図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

リクエスト(予約)の連絡ハガキ

2006-11-02 | 図書館つれづれ
 私図書館屋の館では、
 リクエスト(予約)の本が用意できて1回目の連絡ののち、1週間待ちます。
 1週間待っても未受取りの場合電話かハガキで連絡し、さらに1週間程度待ち、
 それでも受取りに来ない場合は、キャンセルとなります。

 先日、Eさんはその連絡ハガキを出したところ、宛所不明で戻ってきました。
 ここまではよくある話。

 それで利用者のデータを確認しようとハガキに書いてある名前を入力すると、
 「該当なし」
 ????????????

 ハガキを持って私図書館屋のところにやって来ました。
 「私、何か間違ったんでしょうか?」
 私図書館屋が検索しても出てきません。

 それではと、ハガキに書いてある住所で検索してみると、似た名前の人もいないし、
 その住所の人でリクエスト(予約)の資料がある人もいない。
 最近借りた人すらいない。

 「私、名前も住所も間違えたのかしら・・・」
 「どちらかを間違えるならともかく、名前も住所も間違える可能性は少ないですねぇ。」
 
 受取りを待っている資料の置き場を再度点検するも、それらしい資料はありません。
 キャンセルの一覧にもそれらしいのはありません。
 借りていったのでしょうか?
 
 気持ちの悪さを抱いたまま今日を迎えました。
 突然謎が解けました。
 「解けない謎はありませんから!」
 (とは叫びませんでしたが)

 何とその人は、
 1回目の連絡から2回目の連絡の間に姓が変わり、住所も変わっていたのです。
 郵便局への届けが遅れたのかどうかわかりませんが、なぜか図書館のデータは
 新しい住所・氏名に変更されていたため、旧住所・旧姓で出したハガキのデータでは、
 もう検索できなくなっていたのでした。

  たった1週間かそこらの期間でそんなことになっているとは、
 「お釈迦様でも気がつくめぇ~」

 

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