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ミモザの花咲く庭から

一期一会に感謝     写真中心のブログです

われこそ益さめ

2007-12-31 | 万葉の花・歌碑・故地など (自己記録)
      実にいろいろあった一年でしたが、あと僅かで終ろうとしています。
      静かに万葉人に思いを馳せながらの大晦日などもいいものですね。
      万葉恋歌には何首も好きな歌がありますが、その中の一首を・・・

      秋山の 樹(こ)の下隠(かく)り 逝く水の
      われこそ益(ま)さめ 御思(みおもひ)よりは  (巻二・92)

                            ー鏡王女(かがみのおおきみ)ー

      天智天皇への返歌と言う事ですが、上の句、見事な比喩ですね。
         <秋山の樹下の落ち葉に隠れて静かに流れて行く水、
          その水のかさが増していくように、あなたが思って下さるよりも、
          私の方がもっと深くお慕いしているのですよ>
      そのような意味合いの歌だと思います。

      写真は、もう何年も前になりますが、奈良・桜井の先にある押坂(おっさか)の
      舒明天皇押坂内陵を訪ねた時のものです。
      すぐ横を流れている小川の中に、犬養 孝さん揮毫によるこの歌の歌碑が
      建てられていました。
      鏡王女のお墓と言われている所は、この小川の少し上流の
      田んぼの中のような場所にあり、お墓と言うよりはまるで薮のようでした。

         お互いにこのような気持ちを抱く事ができたら幸せですね。

              ~素敵な新年をお迎えください~

      
      
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