最終日

昨日、四日間の皇居ご奉仕最終日。
朝から見事な青空。朝のうちはやはり寒かったです。


和田倉橋から墳水公園方向を見る。


門がわずかしか入っていませんが
和田倉門


寒さの中で咲く噴水公園花壇のパンジー


この日は午前中吹上方面への拝観。
もみじの映える道を進み、
盆栽を管理している場所の見学です。
樹齢380年と言う立派な五葉松の盆栽は見事で、
国賓の方が見えられた時など
宮殿入口に飾られるそうですが、
380kgの運搬は大変そう・・・です。
吹上御苑の中の樹木は自然のままの姿で鬱蒼とした森ですが、
昭和天皇が手を入れず自然のままに
とおっしゃったそうです。

そこから宮中三殿を外から拝観。
正面の門前では全員で一礼しました。

そこを更に奥へ進みますと
桑畑や陛下のお手植えがニュース等で報じられる時の
田んぼがあります。
陛下は200株程を四日位に分けてお手植えなさるとの事です。
（うるち米がニホンマサリ、もち米はマンゲツモチ）
　(割合はもち米８、うるち米２）

奉仕団はここの建物周りや空き地の清掃です。
私の清掃場所にはモグラのいたずら痕が幾つも見られました。

戻りの道もどこかの山の中のような感じ・・・
素敵な道で、ここでももみじがきれいでした。

昼食後は宮内庁の３階で開催されている文化祭の見学です。
皇室のみなさまの書や工芸、
職員やその家族の方々のいろいろな作品を見せていただきまdした。
その後は富士見櫓の下一帯の芝生の中の草取りや落ち葉掃き作業。
ここは23日の天皇誕生日の折、一般参賀のコースにもなるとの事でした。
3時半作業終了し窓明館と言う休憩場所で担当の方の挨拶があり
その後各団体毎に整列して桔梗門から出ます。
門を出る時はみなさん皇居に向かって一礼でした。

出入りの人数確認のチェックは
警察官により念入りになされます。

ここでみなさんとお別れです。
四日間は年齢的に季節も影響して少し大変な面もありましたが、
普段見ることのできない皇居の内部を見せていただき、
とても貴重な四日間でした。
奉仕を通じて皇居の事皇室の事などの理解を深め、
様々な人の考えはあるのでしょうが
日本の伝統を守って行くことの大切さ、
その一端を担う四日間であったのかも知れません。
年々申し込みが多くて、抽選だそうですが
機会があり、体力が大丈夫そうでしたら
多くの方が体験できるとよいのでは・・と感じました。

帰りの空には十日の月が。。。


残照


夕雲がきれいでした。


東京駅の上の月