ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

Gotoトラベルで行く「日帰り 漁師めしと伊根湾めぐり」(1)。地元の旅行社が企画するツアー

2020-10-16 | 国内旅行

今や日本中が夢中になっている「GOTOトラベルキャンペーン」。ミモロもお友達と申し込みました。
ミモロが申し込んだのは、「漁師めしと伊根湾めぐり」という日帰りのバスツアーです。
 
お得ないろいろなツアーが企画される今、これは「京都府旅行業協同組合」という地元の旅行業者が加盟する組合によるローカル感満載のツアー。
インターネットで見つけた「じも旅京都」という京都府の中のいろいろな魅力的な場所を紹介するもの。大手の旅行会社とは一味違ったツアーが揃っています。

「漁港めしと伊根湾めぐり」の費用は12000円。GOTOトラベルキャンペーン支援は4200円。支払金額は7800円。それに地域共通クーポン2000円も。内容は、京都の北に位置する伊根に行き、舟屋の景色を遊覧船で見学。近くで漁港めしのランチを食べ、さらに丹後一之宮「籠神社」に参拝。途中は、京丹波の食材が揃った道の駅でお買い物も楽しめるという盛沢山の内容。

10月14日のツアーに、ミモロは、9月下旬に申し込んだところ、すでにキャンセル待ちの状態。でも実施4日前に参加できるとの連絡が…。参加枠にギリギリで潜り込みました。「ラッキー!」と大喜びのミモロ。実は、舟屋の景色で有名な伊根には、以前から行ってみたいと思っていたのです。
「でも、車で行くには、一泊しなくちゃいけないし~。結構遠いんだよね~」と、なかなか行けなかった憧れの場所。

自家用車で京都からなら、京都縦貫道を走り、約2時間半ほど…それほど遠いわけではないのですが…往復運転するの疲れそう。でもバスツアーなら、寝ながら到着…ランチにビールも飲めます。

京都駅の八条口の団体バス乗り場に8時前に集合。受付を済ませ、ツアーのバッジと「地域共通クーポン」2000円分を頂きました。
 
「何に使おうかな~」とワクワクする地域共通クーポンです。

「ミモロちゃん、お席もう少し離れないと…」とお友達。隣に座ったミモロは、「あ、そうだね~」と窓際に移動します。

現在、コロナ対策で、バスの二人掛けのシートは、一人で使用。だからすごくゆったり…アルコール消毒も万全。安心旅が第一…。

バスの中のマスク着用の乗客は、おしゃべりを控え、窓の景色を楽しんだり、バスガイドさんの説明に耳を傾けます。

ミモロも窓の景色に夢中。大きなバスなので、車なら見えない景色が眺められます。

途中、道の駅「京丹波 味夢の里」で休憩し、天の橋立の景色を眺めつつ、約2時間半ほどで目的地 伊根湾に到着。「なんかすごく速かったね~」とミモロ。そう途中寝ていたので、あっという間という感じ…。

「わ~ここが伊根湾なんだ~」と、憧れの地に降り立った感慨に浸ります。

伊根町は、京都府の最北端に位置する丹後半島にある町。「京都って盆地のイメージ強いけど…日本海に面して海もあるんだよね~」とミモロ。
そう、西は兵庫県との県境の京丹後市、東は、福井県との県境方向には、舞鶴市です。その間は、海に面しているのです。

伊根湾は、伊根町では、南に位置する周囲5キロのこじんまりとした湾。
さぁ、遊覧船に乗りましょう。
 
所要時間30分。観光客のために30分ごとに運航されています。

「あ、カモメさんも乗ってる~」


伊根湾にはカモメとトンビがいっぱい。観光客が投げるえびせんが大好物で、それを目掛けて遊覧船の周りを飛び回っています。

「キャ~すぐ近く飛んでくる~」とミモロはビックリ。

ミモロが、連れ去られないか心配するほど、接近してきます。
「カッコいいお顔…」精悍な顔つきのトンビと目が合ったミモロです。


ミモロは、カモメとトンビに夢中…でも、この湾の見どころは、湾の周囲に建ち並ぶ舟屋の景色です。

湾の周辺に約230軒建ち並ぶ伊根特有の建物、舟屋は、1階は船のガレージ、2階は二次的な居室として使われる建物。今は、住まいは、山側の建物が当てられているそう。平成17年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

かつてNKHの朝ドラ「ええにょぼ」で、一躍注目された伊根町です。

近年、漁をするための船は大型になり、かつての木造船のように舟屋に納まり切れないサイズに。そのため、かつての舟屋の景色は、幾分様変わりしています。建物の老朽化も進む今、その保存が課題になりそうです。
「この景色、ずっと大切にしなくちゃね~」と願うミモロです。
 
「ホントね~」とお友達をその景色をじっと見つめます。

「来られて嬉しい~」とミモロ。


遊覧船を楽しんだ後は、いよいよ待望のランチタイムです。
「わ~漁港めしだって・・・お魚いっぱい食べられるんだって~」と、魚好きのネコ。目を輝かすミモロでした。

*ミモロが参加している京都府の魅力を探るツアー「じも旅京都」の詳しい情報はホームページで


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[京都最大級の模型ショールーム「ボークス ホビースクエア京都」。鉄道模型やキャラクターフィギュアファンの憧れのショップ

2020-10-15 | 京都

京都駅の隣駅「梅小路京都西駅」には、鉄道ファンに大人気の「京都鉄道博物館」があります。そこから七条通を西に進み、西大路通を南に行くと、立派なビルが見えてきます。
そこは、京都最大級の模型ショールームである「ボークス ホビースクエア京都」です。

「すごくわかりやすい看板…」

立派なオフィースビルでちょっと敷居が高そう…という人のために、さらにわかりやすい看板が…

「入っていいのかな~」とちょっと躊躇していたミモロも、その看板を見て、安心したのかビルの中へ進みます。

広いエントランスホールには、鉄道のジオラマが置かれています。

「わ~すごい~」と鉄道好きのミモロは、夢中…。

「ここ京都かな?」とジオラマをグルリと回って、いろいろな角度から見ています。


「電車動いてないね~」と、ちょっと寂しそう。

現在は、コロナ対策で動かしていないそう。

「ボークス」というのは、昭和47年創業の京都に本社を構える鉄道、航空機、自動車などの模型を扱う会社で、模型ファンなら知らない人はいない有名な会社。また、キャラクターフィギュアなども幅広く扱う会社で、そちらのファンにとっても憧れの存在。

「さすが、模型メーカーだけあって、ジオラマすごいね~」とミモロ。近くの「鉄道博物館」さながらのジオラマです。

「動ているとこ、見たかったなぁ~」と。

「え~これも模型なの?本物かと思った~」と、同じくエントランスホールに展示されているプロペラやエンジン。


本物をベースに、正確に縮小した模型を作るメーカーには、きっと研究するのに必要なのかも…と勝手に想像するミモロです。

さて、そこから奥に進むと、店舗が…

「うわ~広いお店…」1階のフロアには、模型に関するあらゆるものが揃っています。

「あまりに多くて、何見たらいいかわかんない~」と、模型を作ったことがないミモロはウロウロ。

模型などを作る人にとって、ここはまさに聖地。店にいるだけで心躍り、時間が過ぎるのを忘れてしまうとか…。
建物、庭など、あらゆる小さなものが揃っていて、鉄道模型ファンだけでなく、自分の憧れの世界を作りたいと思う人には、楽しいものがいっぱい。

いつもは、小さなミモロですが、ここにいると、「なんか巨大なネコになったみたいな気がする~」と不思議な感覚になっているよう。


模型ファンは、国内だけでなく、海外にも多く、ここを楽しみに海外から訪れる人も多かったお店です。
精工な模型は、日本に来た人にとって、垂涎の品…[これって、日本の技術の賜物じゃないの~」とミモロ。

模型だけでなく、製作に必要なさまざまな道具なども、種類豊富に揃っています。

「あ、鉄道模型がいろいろある~」とガラスケースに並ぶ鉄道模型に釘付けのミモロ。


「あれ、乗ったことある~」と、ミモロの楽しみ方は、模型ファンとは違うよう。でも、充分に楽しんいます。


鉄道ファンと言っても、いろいろ分類されるようで、鉄道の写真撮影が好きな人、廃線マニア、SLファン、鉄道部品コレクターなどひと口には言えない深い世界なのです。その中でも模型ファンの年齢は実はちょっと高め…。子供のころ憧れていた模型が実際に購入できる年齢の人が多いとか。
「子供のころからの夢を大人になって叶えているって、いいよね~」とミモロ。
そう、確かに模型はそれなりに高額なものも…。

また、キャラクターのフィギュアなどもいろいろ…。あまりフィギュアに詳しくないミモロですが、見る人が見たら、夢中になってしまうものがいっぱい。


おうち時間が増えた今、プラモデルをはじめ、さまざまな模型づくりをしたい・・・そんな人におすすめのお店。
「なんか創作意欲刺激されるね~」
そう、自分だけの日本庭園や町づくりなども楽しいかも…

「ホント、ここには、いろんなタイプの模型や部品があるから、それなりに楽しめるね~」とミモロ。きっと半日以上過ごす人も多いのではないかと思われる場所。お店の方も、いろいろ相談にのってくれます。

店の中をあちこち歩き回ったミモロ。

「これならお小遣いで買える~」と、模型の自販機(ガチャガチャ)に立ち止まります。

「あ、新幹線だって~」と、「欲しいなぁ~」「あれ、あっちのもいいかなぁ~」


お店の入り口部分には、鉄道やキャラクターフィギュアなどのいろんな種類のガチャガチャがあります。
う~ここは危険…慌ててミモロの腕を引っ張り、その場を離れます。

ぜひ一度立ち寄ってはいかがでしょ?眠っていた創作意欲が刺激されるかもしれません。

*「ボークス ホビースクエア京都」の詳しい情報はホームページで


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ミモロの伝統工芸体験。高機で錦織に挑戦。「龍村光峯錦織工房」。10月、11月も体験プログラムあり。

2020-10-14 | 体験

コロナの影響で、今年は、ミモロが楽しみにする体験プログラムが激減。「なんか参加できるところないかなぁ~」と探していた時、見つけたのが「龍村光峯錦織工房」での「高機での錦織体験」です。

昔ながらの技術により、いろいろな色で模様を織り上げる錦織。織りの技術でも高度な技を求められます。

一般的な織機とは異なり、高さ数メートルにおよぶ機(はた)を使うもの。京都でも、この機がある工房はほとんどありません。その機を実際に使い錦織を織る貴重な体験ができるのです。
ミモロは、予約して工房を訪れました。
「こんにちは~ミモロです~」と。上賀茂にある工房へ。
「いらっしゃいませ~ミモロちゃんお久しぶり…」と迎えてくださったのは、歴史ある錦織の技術を受け継いだ錦織作家の龍村周さん。

ミモロは、以前もこちらの文化講座に参加し、京都の伝統工芸についていろいろ教えて頂きました。
「今年は、文化講座は開催できないんです。だから、現在1対1で指導する高機体験プログラムの時間を多くしました」と龍村さん。
この体験プログラムは、所要時間1時間ほど。料金は1500円。実際に高機に座って錦織を体験。織ったものは、持って帰ることはできません。体験のみ。錦織や高機の操作に関するレクチャーがあり、実際に織る時間は、30分ほどです。

また、織ったものを持って帰りたい人には、所要時間4時間。料金25000円もあります。

さっそく高機のある工房へ向かいます。

「わ~大きな機がいっぱいある~」と、やや緊張気味のミモロ。

ここみあるのは、見上げるほど大きな機。天井近くには、模様を作るための穴の開いたパンチカードが下がっています。

太い木で組まれた機には、たくさんの経糸が据えられています。

そして下には、経糸を操作する足踏みペダルが2つあります。


「わ~たくさんの糸…」織るものによって本数は異なりますが、この機には、約2000本の経糸が据えられているそう。
 

「経糸を機に設置するのって大変そう~」とミモロ。そう、織る作業を始める前に、その準備に多くの時間が掛けられます。

「ミモロちゃん、今回は、この模様を織るのを体験してもらいます」と龍村さん。


それは、青と黄色、銀色の3色の糸で織りあげる「羊虹文様」という銅鐸の模様を見立てた羊の模様です。


「あの~模様って、どうやって織るの?」とミモロ。
「パンチカードに模様がプログラミングされていますから、それに従って織ればいいんですよ。パンチカードがない時代は、模様を頭に入れた人が、機の上に乗って操作したりしたことも…」と龍村さん。
「え~すごい~」と目を丸くするミモロです。機織りは、まさに数学の世界。模様の構造などを熟知して、模様の設計図のようなものに沿って織るのです。
「大丈夫ですよ~」と龍村さん。でも、ミモロは「できるかなぁ~」と心配そう。

まず基本的な織りの動作を学びます。
「はい、これ横糸を渡す杼(ひ)と言われるシャトルの扱いかた練習しましょう~」と、杼を渡されたミモロ。

「こっちの端から、ちょっと力を入れて、反対側に押し出す感じかな…」


杼を機の筬(おさ)部分に沿うように杼を滑らかに動かします。

「わ~ん、真っすぐ杼が動かない…あれ?途中で止まっちゃった~」と、なかなかうまくいかないよう。

「えーと、ミニチュアの電車を動かすみたいに…ス~」と、何度も杼を動かし、動きが安定するまで練習するミモロ。

「はい、ずいぶん上手になりましたね~・では、次は、ペダルの操作をやりましょう~」と龍村さん。
 
「まず、左を踏んで、そのまま~それから右を踏んでそのまま~ペダルから足を放しちゃダメですよ。それから、杼の青い糸を横に渡します。それが済んだら、右足、左足の順番で足をペダルから外します」と。ミモロは、ペダルに足が届かないので、その部分は、私が担当。
「間違えないでよ~」とミモロ。変なプレッシャー与えないで…

ペダル操作で、経糸が動き、その隙間に横糸を通します。
 
「筬(おさ)でトントンってするのは、その後なんだ~」とミモロ。機織りの代表的なイメージの筬の操作。

そこはやりたいミモロです。

再び同じようにペダルを踏んで銀糸を渡します。


地模様となる黄色の糸は、左足だけのペダル操作です。

それを何度も繰り返すと、模様が織られてゆきます。


龍村さんに見守られながら、真剣に錦を織るミモロ。

あまりの真剣さに話しかけるもの憚られます。

30分ほど頑張ったミモロ。「はい、では、ここら辺で終了しましょう~」と龍村さんの声で、我に返るミモロです。

織った部分は、鏡でチェックします。

「失敗しちゃった部分あるんだけど~」と気になるミモロ。「まぁ体験ですから大丈夫」約1センチほど織ったミモロです。

でも織物の横を見ると、縁がボコボコ…これは横糸のひき具合が一律でない証拠。


「いつも錦織の工房なんかで職人さんが作業しているところみると、すごく簡単そう…でも、実際にやってみると、大変…でも、とてもいい経験になりました」とミモロ。錦織の作品への見る目が変わる体験です。

「あの~錦織の袋帯ってどうやって作るんですか?」とミモロ。「はい、うちの帯は、織った時点ですでに袋になっています。本来、袋帯とはそういうもの」と龍村さん。袋構造になるように経糸を据え、パンチカードでは、袋になるようにプログラミングされているのだそう。
「ほらね~袋でしょ?」と、帯の縁に縫いがない構造。

「ホントだ~だから袋帯っていうんだ~」と、初めて知ったミモロです。というのは、ミモロの知っている袋帯は、帯の縁の部分が縫われたもの。
本物の袋帯の構造に感激するミモロ。
思わず袋の中へ。

体験の後は、工房の他の部分も見学。


「どうも今日は、ありがとうございました~」とお礼を言って工房を後にするミモロです。
 

今、GOTOトラベルキャンペーンで京都旅を楽しむ方に、ぜひおすすめの体験プログラムです。
 

詳しくは、「龍村光峯錦織工房」のホームページでご確認を。10月17日にも体験プログラムは実施されます。まだ申し込み可能です。


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近年拡大、剣鉾好き女子!島内梨佐さんの剣鉾の絵画展「𠮷田の森」で17日まで。ミモロも実は剣鉾女子

2020-10-13 | 京都

「ミモロちゃんって、剣鉾好きだよね~剣鉾女子なんだ~」と粟田神社の剣鉾奉賛会の方に言われるほど、ミモロは、京都に暮らし始めて以来、祭りに登場する剣鉾が大好きで、祭りがあると、奉賛会のみなさんについて歩いています。

剣鉾というのは、祭りで神輿が渡御する前の町をお清めする祭具です。太い竿の上に金色の剣があり、その下に鈴が付いていて、それを鳴らしてお清めします。その重さは、十数キロ以上。腰についたベルトに差し、バランスを保ちながら移動し、鈴を鳴らすのです。「すごくむずかしいんだよね~」とミモロ。

「粟田神社」の剣鉾だけでなく、「八大神社」「岩倉神社」「大豊神社」など、京都には、剣鉾のさし上げをする神社が複数あり、その多くが、戦後、さし手がいなくなって途絶えていたのです。それを近年、復活させる動きが拡大…さし手として祭りで活躍する人が増えてきました。

それでもひとつの神社の氏子さんだけでは、剣鉾を何基もさし上げることはできません。ひとつの剣鉾をさし上げるには、5人ほどがワンチームとなるのです。そのため、剣鉾を練習し1人前のさし手になった人が、いろいろな神社の祭りに参加し、互いに助け合い祭りを行います。

写真をよく見てください…ほら、ミモロがいつも真ん中にいるでしょ!すでにミモロは、剣鉾のさし手のみなさんとすっかり顔なじみ。
「だって、毎年夜の練習見学したり、剣鉾が出るお祭りはよく見に行ってるの…」と。

でも、ミモロが、このようにみなさんに可愛がっていただけるのは、剣鉾の復興やさし手の育成に尽力なさる大西先生との出会いがあったからこそ。

「あ、ミモロちゃん、いらっしゃい~」と、いつも可愛がってくださいました。大西先生がいらしたので、ミモロは、みなさんのお仲間にいれていただけ、また、ある時は、剣鉾の竿に縛られて、さし上げを体験したこともあったのです。
いつも満面の笑顔で迎えてくださって、ミモロを抱っこしてもらうのが、本当にうれしいミモロです。
大西先生のご指導を受けた大勢の人たち…剣鉾の1人前のさし手になるには、数年かかると言われるほど、鈴を涼やかに鳴らすには技術がいるのです。ご指導により一人前のさし手となった人たちは、またその技術を若い人へと伝えます。

「ミモロ、先生大好きなんだ~」と。本当に剣鉾がこれほど好きになったのは、大西先生に会えたから…ありがとうございます。

後進の育成にご尽力なさった大西先生の教えを受けた人たちが、今、それぞれの神社の剣鉾の発展に力を注ぎます。
この日は、節分で有名な「吉田神社」で、剣鉾の練習が行われていました。
「わ~やってる~」
「ここでは女性もさし手になれるんですよ~」と、長年さし手として活躍し、今も、若い人の指導をなさっている方。

「え~そうなんだ~」境内には、確かに大勢女子の姿が…。通常、剣鉾のさし上げは、男性しかできないこと。女子禁制の決まり事が多い祭り。でも、ここには、女性向けの幾分小型で軽量化された剣鉾があるのだそう。
次々に、女性たちが、交代しながら、剣鉾を差し上げます。「ミモロもやりた~い」と、竿をもつミモロ…う~持つというより、しがみついている感じですが…

大学生をはじめ、すでに社会人になっても、剣鉾のさし上げをやりたい…と熱く語る剣鉾女子。

そんな剣鉾女子のおひとりともいえるのが、画家として活躍なさる島内梨佐さん。

「吉田神社」から徒歩2分ほどにある「カルチャーガーデン吉田の森」で、剣鉾をテーマにした作品展を10月17日まで開催しています。


「わ~ホント、剣鉾愛を感じる~」と、光を散りばめたような点描画で描かれた作品が、展示されています。
 

京都新聞にもその活躍を紹介された島内さん。この日も、吉田神社でさし上げの練習をなさって、こちらへ。
 

まだまだ全国的には、知られていない京都の剣鉾。神輿の渡御のコースをお清めするのが役割で、祇園祭の山鉾巡行も、まぁ言ってみれば、剣鉾の拡大豪華バージョンと言えるのです。関東では、あまり見ることがないのですが、京都の春や秋の祭りには、登場するケースが増えています。
今年は、京都の神社の祭りは、コロナの影響で中止が続いています。でも来年は、きっと…。


「島内梨佐展」は、10月17日まで「ギャラリー吉田の森」京都市左京区吉田中大路町17の1 ☎075-761-5537 11:00~18:00



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京都「粟田神社」の秋まつり「粟田祭」。コロナ禍で規模縮小で斎行。氏子の心は変わりなく…

2020-10-12 | 祭事・神事・風習

「わ~今日はいいお天気~お祭り日和だね~」と、ミモロは、東山の三条通に向かいました。
ちょうどミモロが、到着した時、「粟田神社」の神幸祭の行列が氏子町を巡っているところに出会いました。

例年なら立派な大きな神輿が、たくさんの人に担がれて町を巡るのですが、今年は、コロナ感染対策で、観衆が大勢集まらないようにと、規模を縮小して斎行されました。

いつも氏子町に飾られる剣鉾も、一部飾られ、今年は、新たな懸想品が完成し、そのお披露目も…。


氏子町を巡る一行は、途中、休憩タイムを…神輿に代り、担がれる唐櫃もしばし休憩。なんでもこの唐櫃は、伊勢神宮から賜ったものだそう。

「今年は、ここにご祭神さまいらっしゃるんだね~。ちょっと乗り心地いつもと違うだろうけど…町を巡れて氏子の人たち喜んでるね~」とミモロ。ご祭神の素戔嗚尊と大己貴命も、祭りの規模は縮小されたけれど、中止にならず、氏子町を巡れたことを、きっとお悦びだと思われます。
これも、氏子たちの強い思いがあったらこそ…。

「あ、剣鉾も一緒だ~」神輿の前を進み、町を清める役割の剣鉾も、1基のみですが、今年も神輿を先導します。
 
氏子町に響く清らかな鈴の音。それを聞く人たちは、自然に手を合わせていました。

「ミモロちゃん、やっぱり見に来たんですね~」と、佐々貴宮司様をはじめ、役員の方々や祭りを斎行するみなさん。
 
ミモロは、京都暮らしを始めてから、粟田地区のみなさんにお世話になってきました。そしてお祭りには、必ず顔を出しているのです。
 
「ミモロちゃん、ホントお祭り好きだよね~」と。「はい、大好き~」と明るく答えるミモロでした。
  
今年は、粟田神社で行われる行事が次々に中止になり、みなさんと会えることができなかったミモロは、久しぶりにお目にかかれ、嬉しくてたまりません。

さぁ、神社に向かって、一行が再び進み始めます。
 
神幸祭に関しては、広く伝えられず、氏子町だけに知らされたもの。いつもなら多数の見物人で賑わう通りは、氏子の人たちだけが行列を拝みました。
 
「御神輿が通ると、ホイット、ホイットって掛け声が聞こえるのに…今年は静かだね~」と、ちょっと寂しいミモロです。

神輿は、さらに氏子町を巡りますが、ミモロは、一足先に、神社で一行を待つことに…
「あ、来た~」と、石段の上から一行を迎えるミモロです。

「おや、こんなところにもいたんだ~」とミモロを見つけて…
「うん、待ってたの~」

急な石段を上る唐櫃。でも、いつもは大きな神輿がこの石段を上がります。「ホイット、ホイット~」と神輿のような掛け声が聞こえました。

ミモロも、それに合わせて手を叩きます。「みんなお祭りしたかったんだよね~。神様も喜んでるね~」

境内では、剣鉾のさし上げが…。それを見守るみなさん。


いよいよ還幸祭が始まります。唐櫃からご祭神が本殿へとお移りになります。
 

規模は縮小されたけれど、氏子の思いの大きさは変わりありません。


*「粟田神社」の詳しい情報はホームページで



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