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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都市動物園で、ゴリラの赤ちゃんゲンタロウとミモロの素敵な出会い

2012-08-11 | かわいい

平安神宮や京都市美術館などがある岡崎エリアに位置する「京都市動物園」。
そこに昨年12月に、日本では初の両親共に日本生まれのゴリラの赤ちゃんが誕生しました。
その名は、ゲンタロウ。男の子です。

「きっとゴリラの赤ちゃん、かわいいよー」と、ミモロは、ゲンタロウに会うのを楽しみに、夏のある日、動物園へと出かけました。

ゲンタロウに会えるのは、「類人猿舎」。毎日11:00~12:00が、一般に公開されている時間です。飼育員さんに抱っこされて登場したゲンタロウは、まるで人間の赤ちゃんのよう。

ミモロは、飼育員さんと遊ぶゲンタロウをガラス越しに見つめます。
「もっと近くに来てくれるといいのに…」と思って、ジッと熱い視線をゲンタロウに送ります。

すると、ミモロにゲンタロウが気づきました。

ゆっくりとミモロの方に近づいてきます。
「こんにちは・・・」ミモロは、ゲンタロウにご挨拶。もちろんガラス越しですから、声は聞こえません。
すると、ゲンタロウは、指を差し出して、ミモロに触ろうと…。

「初めまして…」と言っているみたいにミモロに顔を近づけます。

「わーそんなに近くで見つめられると、照れちゃう…」とミモロ。
「君、かわいいねぇーなんて名前?」
ミモロに触りたくてたまらない様子のゲンタロウです。指で何度も、ミモロの顔のあたりをガラス越しに撫でています。積極的な彼にミモロは、ちょっと緊張気味。顔が引きつっています。

そんな2人?の様子を見て、周囲の見物人からは「カワイイー」との声が上がります。

黒い顔のゲンタロウ。丸い瞳がキラキラと輝いています。長い睫もチャーミング。その瞳で見つめられると、ドッキッとしてしまいます。

ミモロが気に入ったゲンタロウですが、2人の間には、厚いガラスが…。

もっと遊びたいのに…何度も顔や指をミモロに近づけますが、その思いは、叶えられません。

次第にフラストレーションが高まって行きます。
口を開けて、かみつこうとしますが、それも叶いません。
「残念だけど…これ以上は、近づけないの…一緒に遊べなくて…ごめんねー」と、ちょっとおねえさんのミモロは、ジッと彼を見つめるしかありません。

「ダメだー。一緒に遊べない・・・・」思いが十分に伝えられないゲンタロウは、ミモロと遊ぶのを諦めたよう…うなだれながら、飼育員さんの元へと戻りました。


「また、会いに来るね・・・」とミモロは、ゲンタロウの後姿を見送りました。

やがて、12時に。ゲンタロウは、飼育員さんに再び抱っこされて、ミモロや見物人の前から姿を消し、奥へと入って行きました。

「類人猿舎」から出たミモロは、動物園の中心部にある売店へ。
そこには、動物を象ったクッキーやパンが並んでいます。

「あ、ゴリラのパンがあるーこれ、ゲンタロウちゃんに似てるー」かわいいゴリラの顔のパンです。


ミモロは、ゴリアのパンを買って、ベンチでひと休み。

「お腹空いちゃったー。かわいいゴリラの赤ちゃんだったねー」そういうと、ゴリラのパンをパクリ。
パンの中には、バナナ味のクリームが入っています。

ゴリラの赤ちゃん、ゲンタロウとの素敵な出会いを思いつつ、ゴリラパンを味わうミモロ。
バナナクリームの甘い味が、ちょっと仄かな甘い思い出と共に、口いっぱいに広がって行きました。

*「京都市動物園」で、ゴリラの赤ちゃんゲンタロウに会えるのは、1日1回。11:00~12:00の1時間です。ぜひ、その時間に「類人猿舎」へ。都合により、会えない時もあるそうです。



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かわいい赤ちゃんゴリラのゲンタロウ君に会いに、京都市動物園へ。

2012-08-10 | かわいい

「ねぇ、久しぶりに動物園に行こうよー。ねぇ」と、最近ミモロは、さかんにねだります。
ハイ、わかりました…暑いけど行ってみましょう。

というわけで、夏のある日、ミモロは、お気に入りの麦わら帽子をかぶって、暑い昼間に、京都の岡崎にある「京都市動物園」に出かけました。


入口の表示を見て、ちょっとドキッと・・・。
表示には『ペットの動物の入園はできません』と。心配しなくてもミモロは大丈夫。

自動販売機で入園チケットを買って、動物園に入ります。

「あのー今日、ゴリラの赤ちゃんに会えますか?」と入口の係りの人に尋ねると…
「ハイ、11時から12時まで会えますよ。『類人猿舎』に行ってくださいね」と。


ゴリラの赤ちゃんは、昨年12月に誕生。父親は、上野動物園生まれのモモタロウ(11歳)、そして母親は、ここ京都市動物園生まれのゲンキ(25歳)という年の差カップルです。一般公募により名付けられた、その子「ゲンタロウ」は、なんと日本の動物園生まれのゴリラの両親から生まれた、初めての子供です。日本生まれのゴリラは、他にもいますが、両親ともに、日本生まれというは、この子だけ。

まだ赤ちゃんなので、会えるのは、1日1時間だけ(11:00~12:00)。動物園に行くなら、絶対、その時間がおすすめです。



ミモロは、ウキウキしながら、一目散に動物園の中ほどにあるゴリラ、オラウータン、チンパンジーがいる『類人猿舎』へと向かいます。

「ここだぁー」ミモロは、ゴリラが見たくて、外から中を一所懸命見まわします。

「あれーいないー。どこにいるのー」
その中には、赤ちゃんゴリラのパパとママがいるはず…。
いろいろな場所から中を覗きますが、きっと暑くて、どこかの影に入っているのか、姿を見ることができません。「おかしいなぁ?」いくら目を凝らしても見つけることができませんでした。

さぁ、そろそろ赤ちゃんゴリラが登場する時間…建物の中に入りましょう。

赤ちゃんゴリラは、ガラス越しに会えます。中にはすでに、見学者が、ゲンタロウの登場をカメラを用意して、今か今かと待ちわびています。


11時になったとき、飼育員さんに抱っこされたゲンタロウが、やってきました。


白いオシメをした赤ちゃんゴリラの登場に、周囲から「かわいいー」との声が一斉に上り、カメラのシャッターも一斉に…。(ここでは、フラッシュは禁止。なので写真がちょっと見にくくなっています。あしからず…)

「わー小さいー。まるで人間の赤ちゃんみたい…」
ミモロは、ガラスの前に立って、ゲンタロウを見つめます。
ゲンタロウは、飼育員さんのそばで、遊び始めました。

「もっと近くに来てくれないかなぁー」と、ゲンタロウを遠くから見つめて、ちょっとさびしそうなミモロです。

しばらくして、少しずつ、遊ぶ範囲が広くなって来た頃…ゲンタロウは、ミモロの姿に気づいたよう…
そして・・・・信じられないことが起こりました!
この続きは、また明日…

*「京都市動物園」の詳しい情報は、ホームページで。



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京都岡崎の趣漂う町家にできた食事処「卯sagiの一歩」。家庭的なおばんさいのランチでのんびりと。

2012-08-09 | グルメ

ミモロが住む平安神宮の近所で、いつもお散歩で通る道に、最近、素敵なお店を見つけました。
「なんのお店かな?」古い町家の前には、看板が出ていて、どうもお食事ができる場所のよう。奥に進むと麻の暖簾が下がっています。

「卯sagiの一歩」というちょっと変わった名前。
「うさぎさんに、何か関係あるのかな?」

ミモロは、暖簾をくぐり、ドキドキしながらさらに奥へと進みます。
「あのーこんにちはー」と声を掛けると、奥から「どうぞ、上がってくださーい」と。
ミモロは、まずお玄関で、靴とかぶってきた麦わら帽子を脱いで「失礼しまーす」
声を掛けながら、お座敷へと上ります。

「わー広ーいお家…」古い町家の造りで、南北方向に長く畳のお部屋が続いています。
ミモロは、お庭が眺められる縁側のテーブルへ。

メニューを見ながら、ふとお庭へと目を…。
「なんか、すごーくのんびりしちゃう…風が通って気持ちいいなぁー」と、ランチの品を選ぶのも忘れて、しばしお庭を眺めます。



「ランチの品はお決まりですか?」とお店の方。

「あ、選ぶの忘れてたー」と、ミモロとしては珍しい発言。いつもは、すぐにメニューに飛びつくのに…。「だって、気持ちよくてのんびりした気分になってたんだものー」と。

ランチは「おばんさいセット」。
この日は、ナスのはさみあげ、豆腐のハンバーグ、キャベツ入りミンチカツ、チキン南蛮から1品を選び、それにおからのサラダ、ひじきやカボチャの煮もの、蓮根もちなどのおかずと、ご飯にお味噌汁、お漬物、最後にデザートが付くセット(1300円)でした。

「わーどれにしようかなー」と、やはりいつものように悩むミモロ。
しばらく考えて選んだのは、ナスのはさみあげ。


大好きなかつおぶしが、たっぷりのっていて、お出汁のつかったナスとその間に挟まったお肉の味をいっそう引き立てています。

「夏は、こういうお味が好き…ひじきやカボチャの煮ものやおからのサラダ…みんなヘルシーな感じで、バテ気味の時でも食が進むねぇー」と。ミモロは、いつでも食欲旺盛じゃないの?


落ち着いた雰囲気の町家で、のんびりと味わう家庭的なお料理です。

お腹がいっぱいになったミモロ「なんか眠くなっちゃったー。ここでお昼寝したいなぁー」と、トロンとした目に…。
お座敷を吹き抜ける爽やかな風…蝉の声をBGMにお昼寝したら、どんなに気持ちいいかーとミモロと同じように、ふと思ってしまいます。


このお店ができたのは、今年の4月。築80年を越すりっぱな木造の建物です。
「ここは、実家なんです…」とお店の方。「幼い頃は、この家が特別いいと思わなかったけれど、大人になると、この趣がいいなぁーと思うようになりました。そこで、ここで何かできないかなと思い、家庭的なお料理をお出しするお店を始めたんです。うさぎ?私がウサギ歳?フフーウサギは大好きですよ」

「え?ご近所なんですか?またぜひ気軽に遊びに来てくださいねー」
「はい、今度は、お友達と一緒に来ますねー」とミモロ。

帰りがけに、お庭へ。

日本らしい情緒あふれるお庭です。
「あ、ブタの蚊取り線香…」

昼下がりの岡崎は、観光客も今は少なめで、とても静かな雰囲気です。

「わーいいお店みつけちゃったー」と、嬉しそうにお店を後にするミモロです。


*「卯sagiの一歩」京都市左京区岡崎円勝寺町91の23 電話075-201-6497 営業時間:12:00~20:00 水曜休み ランチのほか、いろいろな料理が単品でも注文できます。ほかに、コーヒーゼリーやおしるこなどの甘味もいろいろ。夜はカクテルなどで大人の時間も。平安神宮に向かう神宮道を三条通から北に進み、お煎餅屋さんの角を右に進みます。



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ミモロの工場見学(2)伝統の文様をモダンに復刻する「Seisuke88」のデザインルームへ

2012-08-08 | ものづくり

高級プリント生地の最終仕上げの「整理仕上げ」を行う「高橋練染」の工場を見学しているミモロ。

繊維加工のさまざまな工程を熱心に見学しました。
さて、次に向かったのは、製品の品質検査や新たな加工の開発をする部屋です。
部屋には、いろいろな薬瓶が並んでいます。

「わー実験室みたいー」

ここは、開発した加工技術を、耐久性などさまざまな側面から検査するところ。

「いろんな布を検査するんだー。こういう場所があるから、優れた品質が守られるんだねー」
強さを検査する機械や
熱などによる変化を検査する機械などいろいろあります。

すてきなスタッフの方々が、検査などを行います。

「へぇー結構手間がかかってるんだねー」と、ミモロはいたく感心しています。


日本の布の加工技術の高さは、世界でも高く評価されています。その信頼性を得るためのさまざまな努力を惜しまないのが日本の素晴らしさ。また、世界的に知られるブランドやメーカーとのコラボも、近年、活発化しているそう。


さて、最後にミモロが見学したのは、高橋聖介さんが立ち上げた、京都生まれ、京都育ちのブランド「Seisuke88」のデザインルームです。

このブランドは、約150年前の京都西陣に伝わる着物の文様を、モダンに復刻し、バッグやポーチなどさまざまな雑貨を作っています。以前、ミモロは、三条通にあるお店を訪れたことがあります。

「あの素敵なバッグや小物は、ここでデザインされてるんだー」と興味津々。

「わーいろんな生地があるー」

「ミモロちゃん、その生地はここでプリントされるんですよ」と高橋さん。

「わースゴイ!こんな幅広い布がプリントできるんだー大きなコピー機みたい…」と驚くミモロ。

デザイン室では、デザイナーさんがこれから開発する製品をパソコンでデザインしています。

「へーなんか面白い…」ミモロは、熱心にパソコンを見つめます。

デザインしたものは、別の工場で縫製されて、素敵なバッグやポーチなどが生まれます。


「また、三条のお店に行きますね」とミモロ。

そこには、ここでデザインされたステキな品々が並んでいます。

*「seusuke88」に関する詳しい情報は、ホームページをご覧ください。インターネットでのショッピングもできます。






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ミモロの工場見学(1)高級プリント生地の仕上げ加工を行う京都の「高橋練染」の工場へ

2012-08-07 | ものづくり

日本のものづくりの代表的な産地の京都。伝統的なものづくりから、最先端のものづくりまで、本当にさまざまなものづくりが行われています。

「ミモロちゃん、京都って、婦人服の高級プリント生地の産地だって知ってる?」とある日、お友達の高橋聖介さんに尋ねられました。
「ううん、知らない…和服の反物だけじゃないんだー」と、ミモロは、目をキョロキョロ。
「じゃ、うちの工場に来てごらん。プリント布地の最先端の加工が見られるよ」と高橋さん。「行く行く…」とミモロは、高橋聖介さんの会社である「高橋練染(れんせん)」の工場を見学させていただくことに…。

「こんにちはー」「あ、ミモロちゃんいらっしゃい」と、工場の入口で迎えてくれた高橋さん。まずは、プリントの加工というものを教えてもらいます。


プリント服地は、どんな商品をつくるかという企画から始まり、図案化されたプリントは、なんと約20の工程を経て完成します。「高橋練染」は、その最終段階の「整理仕上げ」というプリント生地を商品として完成させ、さらに付加価値をつける後工程を担っています。

「へぇー『整理仕上げ』っていう工程があること自体知らなかった…プリントの布って、印刷すれば出来上がりかと思ってたー」とミモロ。

「ところで、商品の付加価値ってなあに?」とミモロは、さらに尋ねます。
「それはね、例えば、プリントされた布地をシルクのようになめらかで、しなやかにしたり、ふっくらさせたりする風合加工、また吸水性、通気性、防汚、抗菌、消臭などの機能性を高める機能性加工、凹凸やシワなど特別感をプラスする表面加工などがあるんですよ」


ミモロの前には、シルク加工された化学繊維の布が。

「ホント、スベスベ…ツヤもあるし、本物のシルクの布みたい…」

「これは、布の表面に凹凸があるでしょ」「あ、よく見るとあるある…なんかすごく高級感があるねぇー」

こういう技術は、日本が世界をリードする最先端技術のひとつ。他の国ではできない、素晴らしい技術です。海外の有名ブランドの服地にも、日本の製品は使われています。

「では、工場を案内しましょうね」と。ワクワクしながら、高橋さんの後につづくミモロです。

「わー布地がいっぱい…」

「この布は、まだ加工されていないもの。染色した工場から届いたままの布ですよ。だから触ると、ゴワゴワした感じでしょ?」

企画されたプリント生地は、布を織る工場、プリントする工場など、それぞれ別々のところから。最終加工のために、ここに運ばれます。

まず、水洗いだけでは落ちない布に付いている不要のノリや染料を、還元剤などを用いて完全に洗浄。商品になってからの色落ちを防ぎます。と同時に、美しい発色や生地の風合いなどを最良の状態に仕上げて行きます。
「へぇーいろいろな作業があるんだねぇー」
初めて見た布の最終整理工程作業に、ミモロは、ただただ驚くばかり。

大きな機械から、長い布が次々に流れるように出てきます。


さまざまな工程があって、あまりに複雑で、どれがどれだかミモロは、よくわからないよう。
「でも、なんかすごーいってことは、わかるよー」
これは、布を柔らかく、そして艶やかにする加工。

「ちょっと触ってごらん・・・」「ホント、柔らかくなってるー」


さまざまな加工を施された布は、その幅を整える機械を通ります。
「あ、初めは、狭い布が、だんだん幅広くなってくースゴーイ!」


ミモロは、目の前に繰り広げられるさまざまな工程を、興味津々で見つめます。

「さぁ、こっちにも来てごらん…」高橋さんは、ミモロを工場の中を次々に案内します。

「ここは、なにしているの?」ミモロは、布の前で真剣に見つめる人のそばへ。

「ここは、整理仕上げをした布に問題がないか、厳しくチェックする場所」と。

ミモロも横に並んで立って、流れるように前を過ぎる布を見つめますが、もちろんちっともわかりません。
「なんか、目が回って来ちゃったーフー」

厳しいチェックをパスした製品は、紙でできた芯棒(紙管)に巻かれます。


そして、ビニールに大切に包まれて完成!
「やっとできたー」

できた製品は、次々に、注文した会社へと送り出されて行きます。
ミモロもちょっとお手伝い。


ここ「高橋練染」では、毎月80万メートルの布の整理仕上げをしているそう。機能加工だけでも、2万メートル、3万着以上の服ができる量です。

布に対して、近年は、さまざまな機能性加工のニーズが高まっています。夏の暑いとき、着ると涼しく感じられ、汗を即吸収し、しかもさらりとした着心地とか、紫外線カットのUV加工なども盛んです。また冬は、着るだけでポカポカと温かくなる加工や、おじさんたちの加齢臭を軽減する消臭加工などなど、さまざまな機能性加工が登場しています。

また風合加工も、麻や木綿がシルクのようにソフトな感触になったり、シワ加工やエンボス加工など、布そのものの表情を豊かにするような加工も人気です。まさに布に関しての最先端技術が施されているのです。これも長年培った京都の技術力の賜物。


「昔より、快適に過ごせる服ができるんだー。スゴイ進歩!京都って、伝統的な布づくりだけじゃなくて、最先端の布も作ってるんだねぇー」とミモロは、感心するばかり。

「え?まだ、なにかあるの?」と、ミモロは、また高橋さんの後をトコトコと。






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