ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

イチハツの花が咲く、京都「御霊神社」へお詣り。5月18日の「還幸祭」は、神輿1基での渡御を予定…

2022-05-01 | 祭事・神事・風習

「少しお散歩しようね~」とミモロは、腰痛のママを気遣いながらお散歩にできかけました。行く先は、今、イチハツの花が咲いている上京区の「御霊神社」です。

「ほら、咲いてるよ~きれいだね~」

下鴨エリアからゆっくり歩き、賀茂川を渡って、西へと進みます。

「少しはお散歩しないと、筋肉落ちちゃうよ~」とママを心配するミモロです。

川を吹き抜けるさわやかな風…GWで、河原には、たくさんの人が思い思いの時をのんびり過ごしています。

「はい、到着~」目的の「御霊神社」に到着です。


南側から神社に着いたミモロ…「わ~いっぱい咲いてるよ~」

神社の周囲の堀には、紫色のイチハツが一面に咲いています。

イチハツは、アヤメ科の植物で、花菖蒲やカキツバタに先立ち早春から咲き始め、5月初旬に満開を迎えます。端午の節句の菖蒲同様、厄除けの花と言われるもの。


ここ「御霊神社」では、氏子有志の方々により平成29年に「いちはつの会」というボランティア団体を設立し、年間を通じ、保護や維持の活動に励まれています。「きれいなイチハツのために、いろいろご尽力なさってるんだよね~」とミモロ。


さぁ、境内に進みましょう。


「御霊神社」は、延暦13年(794)に平安京遷都のとき、桓武天皇により創建されたと伝えられます。
ご祭神は非業の死を遂げた早良親王などで、その怨霊を鎮めるために創祀され、その後の御霊信仰へとつながっていきます。

「どうぞママの腰直して、また元気にいろんなところにお出かけできるようにしてください~」と、祈るミモロです。


さて、神社の本殿の前には、今、立派な神輿が鎮座しています。

毎年、5月に行われる「御霊祭」の神輿で、1日には「神幸祭」そして18日は「還幸祭」が行われます。しかし、コロナの影響で、神輿の渡御行列は、2年中止。今年こそ…との思いから、3年ぶりに3基の神輿が拝殿に揃いました。

3基のうち2基は、後陽成天皇と後水尾天皇より賜った御鳳輦を神輿にした天皇家と深い関わりのある神輿。コロナ前には還幸祭の渡御行列では、京都御苑に参内することでも知られます。

しかし、今年、5月1日の神幸祭は、神社での神事のみとなり、5月18日の還幸祭で、屋根に千木をいただいた神輿が1基、渡御することになるとの発表が…。

1基の神輿を担ぐのに150人の担ぎ手が要するため、3基の渡御は密を避けるために、縮小されました。

「すごい立派な渡御行列で、迫力あるんだよね~しかも、すごく格式があって、感動しちゃうんだ~」と、以前に何度か見たことがあるミモロ。再び、あの景色がみられる日を心待ちにしています。

ミモロのブログでも何度もお伝えするように、京都の神輿のすばらしさは日本一。その金具飾りの巧みさ、品格ある胴の太い姿…どれをとっても、さすが錺職人の技を感じさせます。京都で有名といえば、三大祭りの葵祭、祇園祭、時代祭ですが、その山鉾や時代装束も見事ですが、ミモロにとって、なんと言っても「すごい!」と感動したのが、京都の神輿なのです。

京都各所の神社が持つ神輿は、いずれも見ごたえのある姿…「京都に来たら、絶対お神輿見なくちゃダメだよね~」というほどのものなのです。

コロナの影響で、ここ2年以上、神輿の渡御行列が本来の姿で行われない京都。「担ぎ手のみなさん元気にしてるかな?」と、また会えることを楽しみにしているミモロなのでした。

「さぁ、おうちに戻ろう?歩ける?」とママを気遣うミモロ。結局、帰りはバスに乗って戻ることに…。


みなさまにご心配をおかけしておりますが、ミモロとのお散歩はできるようになりました。

*「御霊神社」京都市上京区上御霊堅町495 境内参拝自由 地下鉄烏丸線鞍馬口駅徒歩3分


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