晴天に恵まれた6月8日。京都宇治の「縣神社」では、「大幣神事」が行われました。
宇治の町を巡行した大幣と騎馬神人などが、再び神社に戻り、いよいよ神事のクライマックスへ
「え~今から何が始まるの?」と知らないミモロは、通りのそばで大幣を見つめていました。
大幣を持っていた幣差の人たちが、大幣に繋がる綱を握りしめながら、交通規制で、車が一切いない交差点で、大幣を中心に、その周りを回り始めました。
青空に差し上げられる黄色い傘…
結構速い足取りで、回る幣差のみなさん。
「これから、もっと高く差し上げるのかな?」と、剣鉾の差し上げを想像するミモロです。
3回まわり終わった時、突然、バーン!という大きな音が響きます。
見ると、大幣は、道路の上で、ペシャンコに…それを幣差たちが、綱で引きずりだしました。
「え?!何?!」とミモロは、目の前の光景にビックリ!!
黄色の傘も松の木も、地面に叩きつけられ、それを幣差たちが引きずりながら、全力で「あがた通り」を宇治橋に向かって走り出したのです。
「わ~すごい!」初めて見たミモロは、ただただ驚くばかり。あっという間に、その姿は通りの向こうへ小さくなってゆきました。
その姿が、交差点から見えなくなった時…
それまでじっとしてた馬が、交差点の中央に…そして、胴に蹴りが入ると、勢いよく走りだしました。
馬の蹄の音が響く通り…風を切り、騎乗する神人の御幣がもぎ取れるスピードで疾走。
「わ~」と言葉もないミモロ…蹄の音だけが響きます。
「もう見えなくなっちゃった~」
通りは、静寂に包まれました。宇治橋に到着した大幣は、宇治橋の上から、川に投げ込まれ、あらゆる穢れを祓う「大幣神事」は納められるのです。
「これ、拾ったの…」とミモロは、通りに落ちていた大幣の一部を拾うことができました。
地元の方に伺うと、「これはあらゆる病気や穢れを払ってくれるお守りですから、お家でお祀りしてください~」と。
ほどなくして、交通規制が行われる通りの向こうから、馬の姿が…。
「あ、戻って来たんだ~」見事な騎乗を披露した騎馬神人。ホッとした表情が印象的でした。
続いて、汗びっしょりの幣差のみなさん。100mを超える距離を全力疾走。「お疲れさまでした」と思わず声を掛けたミモロ。
笑顔で返してくださいました。「きっとこの日のために、ランニングのトレーニングしてるよね~」と想像できます。
「幣差さんたちが戻って来たってことは、大幣は宇治川に投げ入れられたんだ~見に行かなくちゃ!」
ミモロは、交通規制が解除された通りを、宇治橋に急ぎます。
「どこに大幣あるのかな?」と橋の上から川を見渡すと…
「あ、見つけた~」橋のそばに川の浅瀬で引っ掛かっている大幣を発見。
「お疲れ様~」と声を掛けるミモロ。ついさっきまで、3つの黄色の傘と松とたくさんの御幣で華やかに飾られていた大幣。あらゆる穢れを身に受けて、そして最後は、川に投じられ、木材だけになってしまった大幣の身を呈した姿に感動さえ覚えます。
この日、偶然、草に引っ掛かった大幣。だからこそ最後の姿を拝むことができました。順調に川の流れに乗っていたら、もうここにはないかも…。「このまま、しばらくしたら大阪湾まで流れるのかな?」とミモロ。う~その前に回収されると思われます…。
橋の上から、大幣に手を合わせるミモロでした。
初めて参拝した「縣神社」の「大幣神事」。あがた通りを疾走する姿に感動。長年守り続ける神事…それを支える地元の皆さんの思いが伝わるものでした。
*「縣神社」の詳しい情報はホームページで
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宇治の町を巡行した大幣と騎馬神人などが、再び神社に戻り、いよいよ神事のクライマックスへ
「え~今から何が始まるの?」と知らないミモロは、通りのそばで大幣を見つめていました。
大幣を持っていた幣差の人たちが、大幣に繋がる綱を握りしめながら、交通規制で、車が一切いない交差点で、大幣を中心に、その周りを回り始めました。
青空に差し上げられる黄色い傘…
結構速い足取りで、回る幣差のみなさん。
「これから、もっと高く差し上げるのかな?」と、剣鉾の差し上げを想像するミモロです。
3回まわり終わった時、突然、バーン!という大きな音が響きます。
見ると、大幣は、道路の上で、ペシャンコに…それを幣差たちが、綱で引きずりだしました。
「え?!何?!」とミモロは、目の前の光景にビックリ!!
黄色の傘も松の木も、地面に叩きつけられ、それを幣差たちが引きずりながら、全力で「あがた通り」を宇治橋に向かって走り出したのです。
「わ~すごい!」初めて見たミモロは、ただただ驚くばかり。あっという間に、その姿は通りの向こうへ小さくなってゆきました。
その姿が、交差点から見えなくなった時…
それまでじっとしてた馬が、交差点の中央に…そして、胴に蹴りが入ると、勢いよく走りだしました。
馬の蹄の音が響く通り…風を切り、騎乗する神人の御幣がもぎ取れるスピードで疾走。
「わ~」と言葉もないミモロ…蹄の音だけが響きます。
「もう見えなくなっちゃった~」
通りは、静寂に包まれました。宇治橋に到着した大幣は、宇治橋の上から、川に投げ込まれ、あらゆる穢れを祓う「大幣神事」は納められるのです。
「これ、拾ったの…」とミモロは、通りに落ちていた大幣の一部を拾うことができました。
地元の方に伺うと、「これはあらゆる病気や穢れを払ってくれるお守りですから、お家でお祀りしてください~」と。
ほどなくして、交通規制が行われる通りの向こうから、馬の姿が…。
「あ、戻って来たんだ~」見事な騎乗を披露した騎馬神人。ホッとした表情が印象的でした。
続いて、汗びっしょりの幣差のみなさん。100mを超える距離を全力疾走。「お疲れさまでした」と思わず声を掛けたミモロ。
笑顔で返してくださいました。「きっとこの日のために、ランニングのトレーニングしてるよね~」と想像できます。
「幣差さんたちが戻って来たってことは、大幣は宇治川に投げ入れられたんだ~見に行かなくちゃ!」
ミモロは、交通規制が解除された通りを、宇治橋に急ぎます。
「どこに大幣あるのかな?」と橋の上から川を見渡すと…
「あ、見つけた~」橋のそばに川の浅瀬で引っ掛かっている大幣を発見。
「お疲れ様~」と声を掛けるミモロ。ついさっきまで、3つの黄色の傘と松とたくさんの御幣で華やかに飾られていた大幣。あらゆる穢れを身に受けて、そして最後は、川に投じられ、木材だけになってしまった大幣の身を呈した姿に感動さえ覚えます。
この日、偶然、草に引っ掛かった大幣。だからこそ最後の姿を拝むことができました。順調に川の流れに乗っていたら、もうここにはないかも…。「このまま、しばらくしたら大阪湾まで流れるのかな?」とミモロ。う~その前に回収されると思われます…。
橋の上から、大幣に手を合わせるミモロでした。
初めて参拝した「縣神社」の「大幣神事」。あがた通りを疾走する姿に感動。長年守り続ける神事…それを支える地元の皆さんの思いが伝わるものでした。
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