ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「住吉大社」の「初辰まいり」。金運・人運を招く、小さな招き猫を頂きに「楠珺社」へ

2017-02-12 | 奈良、近畿

「わ~揃った~」と、ミモロ。左と右の手をあげた招き猫が揃いました。


これは、毎月最初の辰の日に行われる大阪「住吉大社」の「初辰まいり」で…。ミモロは、そこで授与される小さな招き猫を頂きに、京都から電車を乗り継ぎ、やってきました。

「初辰まいり」は、「住吉大社」の境内に隣接する末社を4か所参拝して、商売繁盛、家内安全を祈願する、大阪商人に古くから伝わるならわしのひとつです。

ミモロは、「初辰まいり」と共に、その日に授与される、ご利益が倍増するといわれる「御神米」をいただく「みのりまいり」も合わせてすることに。

この日めぐる4つの社の最初の「種貸社」の参拝を終え、次の「楠珺社」(なんくんしゃ)へと向かいます。
「どっちかな~」
「住吉大社」の周囲に点在する社。赤いのぼり旗を目印に、それに沿って進みます。

「ここだ~」と到着して、まずは参拝を。

「あ、ここで招き猫いただけるんだ~」二番目の「楠珺社」は、『願いの発達」を祈る社。
ここで、ミモロが欲しくてたまらない招き猫「招福猫」が授与されるのです。

さて、この招福猫には、福をいただくため、とても珍しい習わしがあるのです。

ミモロが欲しがる小さな招き猫は、毎月ある初辰の日に、1体いただけます。
奇数の月は、「商売繁盛」「お金招き」の左手を、偶数の月は、「家内安全」「人招き」「身体健康」の右手を挙げた
小さな招き猫が授与されます。
ミモロが持っていたのは、右手を挙げた猫。「12月にお友達がいただいてきてくれたの~」
そう、今回ミモロは、1月に訪れたので、左手をあげた猫が授与されます。

「小さくてかわいいね~」というミモロですが、実は、この小さな招き猫を48体集めると、中型サイズの招き猫に交換してもらえます。

「え~48体?毎月お参りに来て、4年間もかかるんだ~」と驚くミモロ。
そう、毎月、お詣りする努力こそ、福をいただくことに繋がります。「努力しないと、福は来ないんだ~」とミモロ。

中型の招き猫は、「始終発達」とされるもの。そしてこの中型サイズの招き猫の右左、両方の手をあげたもの、つまり2体を集めると、今度は、大きな猫を交換してもらえます。

「え~この大きなネコいただくのに、小さなネコ48体で中型ネコ1体で4年。両方集めて8年。さらに「満願」という大きなネコには、小さなネコ48体を添えて交換していただくのです。
「え~大きなネコになるのに12年もかかるんだ~。大きなネコを左右集めるには、全部で24年もかかる~。すごい~」
社のそばには、その「満願」を達成し、納められた大きなネコが並びます。

「わ~大きなネコを上回る、巨大なネコもいる…あれ、小さなネコいくつ集めると交換してもらえるんだろう…」
巨大なネコにビックリ。これをいただくには、親子2代で参拝しなくては、無理かも。
つまりお商売が、次の代へと、しっかり受け継がれ、発展していることを物語っているのです。


「毎月24年間通うの大変だよね~。近くないとできないかも…」とミモロ。

いえ、いかに遠くても、それをする努力が商売繁盛に繋がる道・・・努力を怠ってはいけません。
小さなネコが歳月を共に、大きなネコになってゆくのと同じように、商売も次第に大きくなってゆく、大阪商人らしいご祈願のやりかたです。

小さなネコ48体がおさまる木製のケースもありました。
「まずは、1つから…」とミモロは、左手が上がった小さな招き猫を求めました。

はい、これで左右のネコが揃いました。「わ~い、これでペアになった~」と嬉しそうなミモロ。
「自分にあった幸せがいただければいいの~」と。身の丈にあった幸せでしょうか?でも、ミモロの身の丈小さすぎ・・・。もう少し望んでもいいんじゃないの…。「そう?」と、あくまでマイペースにミモロでした。


さて、「初辰まいり」でミモロは、「籾種」を「ご神米」へと交換してゆく、商売繁盛・家内安全を願う「みのりまいり」という、わらしべ長者を思わせるお詣りもしています。

「籾種どうしたらいいんですか?」と神社の方に伺います。「はい、この、稲穂と交換しましょうね~」


ここで、1粒の籾種は、稲穂の束に変わりました。
「これ稲穂」
今度は、それを持って、「大歳社」に参拝します。

「そこでご神米にしていただくんでしょ」そう、そのお米をいろいろなことが発展する「1粒万倍日」にご飯のお米に混ぜて焚き、いただくとご利益が授かるそう。

「それなら、これを使った方が、もっとご利益集められるんじゃないの~欲しい~」とミモロ。
ネコ足がついたしゃもじです。「猫の手しゃもじ」800円は、これでご飯をよそると、よりいっそうご利益が盛られるというもの。

「欲しい~」とミモロ。そこで1つ求めました。

「さぁ、次の社に行かなくちゃ~」と稲穂と猫の手しゃもじ、そして小さな招き猫1体を持って、ミモロは、次へと進みます。


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