ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

11日まで「みやこめっせ ふれあい館」のイベントルームでの京友禅の技。無料体験もいろいろ

2019-02-09 | 体験

京都岡崎の「みやこめっせ ふれあい館」のイベントルームで、11日まで開催されている「京友禅協同組合連合会」が主催する「京友禅 技の公開と体験」に、出かけたミモロ。京友禅のいろいろな工程の職人さんの技を見学した後、「よかったら無料体験で、友禅の挿し彩色体験でハンカチつくりませんか?」と、声を掛けられました。
「え?無料体験?」と、パッと目を輝かすミモロ。「はい、やりたいで~す」と元気よくお返事。
「では、好きな模様選んでください~」と、挿し彩色の職人さんに、会場の壁際にあるテーブルへ。
「いろんな模様がある~」そこには、特殊な金彩で糸目糊置のように染料が、ほかに滲まないように加工されたハンカチが並んでいました。「どれにしようかな~」としばし悩んだミモロ。貝合わせ、花、扇などがある中で、
「これにします~」と選んだのは、チョウチョの模様です。


「では、筆に染料をしみこませて、好きな部分を縫ってくださいね~」
「は~い」ミモロは、以前もやったことがあるので、割と大胆に筆を運びます。「染料、ある程度筆にたっぷりさせないと、かすれちゃうんだよね。それに金彩でブロックされてるから、それからはみ出さなければ、大丈夫なんだよね~」と。


次々に染料を挿してゆくミモロ。その筆さばきに、ミモロより早くはじめていた人もビックリ。


「こんな感じかな~」
「できました~」と職人さんにチェックしてもらいます。「なかなかしっかり色が入っていますね~。上手ですよ~」と誉られてニッコリ。
色を挿したハンカチは、ドライヤーで乾かし、仕上げにアイロンをかけて、染料を定着させます。
  

「はい、できました。どうぞ~」とビニール袋に入れてもらったミモロ。
「わ~素敵なハンカチできちゃった~」と嬉しそう。

「ほかの体験もできるんだ~」と、次は、隣りのテーブルへ移動します。そこでは、型を使った「摺り染」が体験できます。
「テーブルセンター作るんだって~」。ミモロの前には、木綿の厚手の白生地が置かれました。

ここでは、テンセルのような作業をするため、好みの型を選びます。舞妓さん、お花などのデザインの中で、ミモロは、北山杉という渋めな絵柄を選びました。
「あれ、作るんだ~」

型は、北山杉の部分が切り取られています。そこにふのりと染料液を混合したものを、丸刷毛にふくませて、型の上からなぞるように染めてゆきます。「あんまり力を入れないで、サッサ~となぞる様に動かしてください。一か所に留まると、そこの色が濃くなってしまいますから…」「こんな風に動かすの?」と練習。
練習の甲斐もあり、微妙なグラデーションで北山杉を表現できました。

「次は、幹の部分を茶色で染めますよ~」「は~い」
 
「できた~」北山杉にちゃんと幹が…。この作業で難しいのは、型紙をきちんと目印に合わせること。それがずれると、絵がずれてしまいます。その部分は、職人さんがやってくれました。
「う~もう少し・・・」
微妙な調整は、ベテランの職人さんの技のひとつ。

北山杉に、川の流れと遠方の山々も加えて、作品は完成。

「わ~これも素敵~!」と大喜びのミモロ。

「もう終わったの~?」と、さっきハンカチづくりをしていた中国からの観光客の方。
「うん、楽しかった~」とミモロ。「ホント、楽しいですね~。ありがとう・・・」と。

実は、このお二人、ミモロがその日、お当番だった「岡崎公園」の「市電総合案内所」にいらした方々。「どこかこの辺で日本のことがわかるところありませんか?」と。そこでミモロは、このイベントを案内したのでした。

「よかった、すごく喜んでもらえて~案内した甲斐があったね~」と。素敵な日本の思い出になったようです。

子供から大人まで、体験できる日本の伝統工芸の技。ぜひ、連休に訪れてはいかがでしょ。

*「京友禅 技 公開と体験」イベントは、11日まで10時~16時 「みやこめっせ」の地下1階「ふれあい館」のイベントルームで開催中です。



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