ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都紅葉情報。鷹峯「光悦寺」の艶やかな紅葉。

2017-11-25 | 寺社仏閣

京都の北方、鷹峯に来ているミモロ。「ここって、京都の紅葉の名所のひとつだよね~。でも紅葉見物に来るのは初めてかも~」。そう、ミモロは、すでに鷹峯へは何度か訪れていますが、紅葉の時期は、来たことがありませんでした。「だって、京都って、紅葉の名所いっぱいあるから・・・」
「わ~素敵~」

「光悦寺」の入口のアプローチである石畳の上に、舞い落ちた楓の葉。趣あふれる景色が、ミモロの前に広がります。
「この景色、よく写真で見るよね~。やっぱり実物っていいな~」と、石畳の上を情緒にひたりながら、ゆっくり歩みを進めます。

多くの参拝者が訪れる人気のお寺。その参道に人影が途絶えるのをしばし待ってから進みます。
幸い、ミモロが訪れたときは、グループでの参拝者の数が少なく、人の流れも途絶える時間がありました。
「大勢の人がいると、石畳見えないんだよね~。写真もうまく撮れないしね~」とミモロ。

さて、「光悦寺」は、江戸時代、元和元年(1616)に徳川家康が、本阿弥光悦にこの一帯の土地を与え、そこに光悦は、一族縁者、そして多くの職人たちと共に引っ越し、工芸の制作に没頭する工芸集落を作ります。日蓮宗を崇敬する光悦は、その敷地内に、本阿弥家先祖供養をする霊屋などを作り、その没後、日蓮宗「光悦寺」となり、現在に至ります。

敷地内の奥まったところに、静かに眠る光悦。
 
ミモロも静かにお詣りしました。

「これ、光悦垣って言うんでしょ!」光悦の美意識は、至るところで表現されました。

光悦が生まれた本阿弥家は、代々刀剣鑑定、研ぎなどと家業とした家柄。刀剣の研磨は、ほかの包丁などの研磨とは異なり、刀剣だけを研ぐ特別な技能を有する特別階級ともいえる立場でした。その身分は、幕末の廃刀令発布まで続き、それ以後は、美術鑑賞としての刀剣に、その技法は受け継がれてゆきます。

将軍家をはじめ、諸大名、禁裏の御用も務めた本阿弥家。その才能は、芸術面にも及び、さまざまな作品を世に送り出すこととなります。

茶道にも精通する光悦は、多くの素晴らしい茶道具も製作。「博物館や美術館でよく見るよね~」とミモロも目にしたことがあります。

敷地内には、光悦好みの茶室も点在しています。
鷹峯の景色を一望する位置に建てられた茶室も。
 
「ここからの眺め素晴らしいね~」


今回は、建物ではなく、紅葉をみなさんに楽しんでいただきましょう。
「すごいでしょ!」

風にあおられ、ハラハラと散る紅葉。ミモロの上にも一枚・・・。


本当に見事な紅葉の景色です。ときどき足を止めては、枝を見上げ見惚れます。
 
「すごい~」その言葉しかでないミモロなのでした。


さぁ、そろそろ別の場所に移動しましょう~。「うん、いいよ~」と再び入口の石畳へと戻ります。

「写真の撮影スポットとしては、ここがやっぱり1番かも~やっぱり秋に来てよかった~」と、感激するミモロでした。


*「光悦寺」京都市北区鷹峯光悦町29 075-491-1399  拝観時間:8:00~17:00 拝観料紅葉時400円







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