「わ~今年も、すごくキレイ~」とミモロが、歓声をあげたのは、京都の「金戒光明寺」です。山門のそばでは、鮮やかな楓の紅葉が参拝者をお出迎え。
「金戒光明寺」は、浄土宗の大本山。総本山である「知恩院」とは、「平安神宮」エリアを挟んで向かい合うような位置にあります。ここは、幕末、会津藩の本陣になったところです。
現在、秋の特別公開中。お庭なども拝見できます。
ミモロは、「今日はお散歩だから…」と本堂の方には行かず、文殊塔の方へ進みます。
「石段登らなくちゃ~」
石段の中ほどに、「会津墓所」の表示が・・・。ミモロはそちら方向へ歩みます。
墓所の中を続く石畳をさらに奥へ。
「ここに幕末に亡くなった会津藩士のみなさんが眠ってるんだよね~」そこにも紅葉が静かに墓所を彩ります。
そこから、小道沿いに進むと、紅葉の名所で知られる「真如堂」の境内に通じるのです。
「今年は、まだ早かったかな~」昨年より、一斉に紅葉している感じはしません。
「でも、やっぱりキレイ~」
「真如堂」は、「真正極楽寺」という比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。
ご本尊は、阿弥陀如来さま。そのありがたい阿弥陀様と繋がるように本堂から紐が伸びています。
「これで阿弥陀様と繋がったんだよね~」とミモロ。
境内には、楓の木が多く、この時期の美しさは、ひとしお。
すでに真っ赤になった葉は、そばによると、その赤さが移るよう。
得意な木登りをするミモロの顔も、ほんのり赤くなっています。
「落ち葉の絨毯も素敵~」サクサクと葉を踏みながら歩くミモロ。秋の楽しみなのです。
ここの紅葉撮影のポイントは、江戸時代に建立された高さ30メートルの三重塔。
塔のまわりには、アマチュアカメラマンが熱心にシャッターを切っていました。
境内をあちこち歩き回り、紅葉を満喫したミモロです。
「さぁ、もう帰ろう~」と割とあっさり・・・。そう毎年訪れているので、紅葉の確認という感じになっているみたい。
ここを初めて訪れた人は、みんなすごく感激します。「ミモロ、京都のネコになっちゃったのかなぁ~」と。それは美しい景色が、当たり前という感じになっているということ。京都に暮らす人にとっては、毎年の景色なのです。
「今年の紅葉は、昨年よりは、ちょっとアカンナ~」という京都人。ミモロの目も厳しくなっているのかもしれません。
でも、このいつもの景色が、とても価値あるものであることは、京都を離れるとよくわかるといわれます。
「京都の人って、美しいものに囲まれて、すごく幸せなんだよね~。でもあんまり自覚してないけど…」とミモロ。
「さぁ、おうち帰ろう~」
はい、では、また「金戒光明寺」の駐車場に戻りましょ。
「そう、あそこに自転車止めてきたんだっけ~」
散策コースとしては、ここから吉田山の方向に歩くのもおすすめです。
グルリと廻るミモロのお散歩コースは、約1時間あれば十分という行程でした。それでも十分紅葉が満喫できるおすすめのコースなのです。
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