[もうすぐ台風、京都に近づくんだって~」と、マンションのベランダで朝から降り止まぬ雨を眺めて、ため息をつくミモロ。

「ここから比叡山が見えない日は、雨降りなんだよね~」と、厚い雲に包まれて、比叡山の姿はほとんど見えません。
10月22日は、京都は2つの大きなお祭りが行われる日。
ひとつは、京都三大祭のひとつ「時代祭」、そしてもうひとつは、奇祭といわれる「鞍馬の火祭」です。
ミモロは、2つとも見物するつもりで張り切っていたのでした。でも・・・
季節外れともいえる台風21号の日本への接近。「なんでもすごく大型の台風なんだって~」とニュースを見るたびに22日の祭りを心配していました。その心配は、現実に…。
そこで、以前行ったときの写真を見て、祭りを楽しむことに・・・。では、どうぞ皆さまもミモロと一緒に、2つのお祭りを見てゆきましょう。
今年、10月20日の時点で、京都市観光協会は「時代祭」の中止を発表。「前に順延になって23日に行われたことあったけど…」とミモロ。今年は23日も台風の影響があるということで、中止という決定に。なんでもこれは29年ぶりのことだとか。
「時代祭」は、朝、平安神宮からご祭神の桓武天皇と孝明天皇の2つの鳳輦が御所に向けて出発。

「ここ見るの好きなんだ~」

行列のスタート地点の御所では、朝早くから祭りに参加する人たちの準備が行われます。

「黒毛和牛くんもスタンバイしてる~」

多くの牛と馬が登場する行列。延期になると、牛や馬の費用も倍近くになるそう。
神事というカテゴリーではない「時代祭」。なので順延という措置が適用されることも。
昨年は、好天に恵まれ、ミモロのお友達も武者装束で参加していました。

約2000人の人が携わるといわれる「時代祭」。中止になり、多くの方はがっかりしていることでしょう。

祭りの中止で大わらわなのが、観光関係の方々。「時代祭」観覧券のキャンセルをはじめ、ホテルや宿のキャンセルも相次ぎ、たとえ京都を訪れた観光客も、目的を失い、しかも台風で大雨警報が出ている京都の観光も思うようになりません。
さらにこの夜に行われる鞍馬の由岐神社の神事「鞍馬の火祭」。これは神事なので順延はなく、雨天決行です。

叡山電車の鞍馬駅には、夕方から大勢の見物人が訪れ、身動きできないほどの状態になる祭り。
その幻想的な火祭りを、今年もミモロはお友達を見物に行くはずでした。

「夜中のお神輿絶対見物したい~」と、すごく楽しみにしていたのです。
雨天決行の祭りですが、大雨暴風雨警報が発動されている22日。どうも神輿の神事は、通常の形では行われないとの情報が…。「え~行ってももしかしたら見れないんだ~」とミモロ。


鞍馬の火祭りの装束は、とてもたくましいもので、「なんしろすごく勇ましいお祭りなんだよえね~」と。
本当に行きたかったミモロ。

「まだ雨激しくないよ~。雨でもお祭りやるんでしょ!」というミモロですが、叡山電車のホームページを見ると、「天候により夜の運行を休止することがあります」との表示が。
「夜鞍馬にから歩いて帰ることになるの?」と一気に不安そうな顔になったミモロ。そう、もし電車が止まったら、少なくとも岩倉辺りまで歩いて下りないと、地下鉄とかバスに乗れないかも…。台風だとタクシーも少ないし…。どうする、夜中に山道歩ける?
「う~無理~こわいし~」と、帰りの交通手段がなくなる危険性もあり、今年は火祭りを断念。
「衆議院選挙の開票速報の方が、火花が散ってるかも…」というミモロ。
新たな日本の行方が、台風の暴風雨のようなことにならないことを願います。

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