ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[下御霊神社」のお祭りへ。大きな神輿の差し上げに感激。

2017-05-23 | 祭事・神事・風習

寺町通りの屋台を見て回ったミモロは、丸太町通に近い場所にある「下御霊神社」に参拝します。
20日の土曜日は、翌日の還幸祭を前に、拝殿に2基の神輿が並んでいました。
  
「今日は、ここに神様いらっしゃるのかな~」と、まずは神輿に参拝します。


この神社は、ご祭神として、早良親王など平安時代に冤罪で不遇の死を遂げられた貴人の方々の怨霊を御霊としてお祀りしています。
ホームページの英語を読むと、『This shrine has continued to enshirine the goryo or ghosts of noblemen....」となっています。
「御霊って、ゴーストなんだ~」とミモロ。英語で語るのってむずかしいかも…。

さて、都や朝廷を守護する神様になられ、崇敬されているのです。

「菅原道真さんも同じだよね~」とミモロ。「でも、ご本人、全然知らないだろうけど…」

確かに亡くなってからのことですからね~。でも、御陵として祀られることで、その後ず~と人々の記憶に残るようになったのですから・・・。もし幸せな人生だったら、歴史の教科書に載るだけだったかもしれません。

ミモロは、本殿んも参拝します。「どうぞ世界中の人が幸せでありますように~。ミモロのポーチも、無事に戻りました。ありがとうございます」と祈ります。


境内には、こんな張り紙も…
「野良ネコちゃんたち、どこかほかの場所に移動して、かわいがってもらえるといいのにね~」

さて、宵宮は、十二灯と子供神輿が寺町通を進みます。
 
子どもたちも大人と同じく、「ホイットー ホイットー」の掛け声と共に、神輿の差し上げもも・・・。

ミモロは、沿道で、拍手しながら応援しました。


宵宮の翌日は、大きな神輿が氏子町を巡行する還幸祭が行われました。
「下御霊神社」の氏子町は、「京都御苑」の南側エリアに、東西に長く位置します。
西は、油小路通、そして東は鴨川を渡って、新高倉通までの「新洞地区」です。
この「新洞地区」の通りの名は、新丸太町通、新麩屋町通、新富小路通、新東洞院通、新柳馬場通など、御所の南側にある通りに「新」が付いています。これは、江戸時代に京都を襲った「宝永の大火」で、御所南地区の公家や住民の家が焼失。その復興に、そこにいた住民たちを鴨川の東側に移転させたのでした。火事の前に住んでいた通の名を、移住した地域にも割り当てたました。それが現在の「新洞地区」です。

もともと御所南にいた氏子たちですから、「下御霊神社」の神輿は、今も、そこを巡行します。

「神様も、いつまでも氏子のこと大切にしてるんだね~」とミモロ。

さて、22日、ミモロが寺町通に到着したのは、18時頃。「もうお神輿、拝殿に戻っちゃったかな~」と慌てて向かいました。「ホイットーホイットー」の掛け声が風に乗ってミモロの耳に届きます。「よかった~間に合った」
ちょうど巡行から戻った神輿が、神社の前で、最後の差し上げを行うところ…。


担ぎ手は、最後の力を振り絞て、思い切り神輿を高く差し上げて、激しく揺らします。
   
傍らで見守るミモロも大きな声で「ホイットー、ホイットー」と応援します。
「京都の神輿ってかっこいい~」と。でもほかの神輿を見たことがないミモロでした。と

「もう終わっちゃう~」境内が広い神社では、神輿は拝殿のまわりを3周して納めますが、ここは境内が狭いので、鳥居の前で終わりです。

「あ、長柄取り外されちゃう…」担ぐための長い木材が神輿から外されます。

そして神輿の上の鳳凰も抱きかかえられて、神輿から降ります。


「あ~お祭終わっちゃった~」
どこの祭りも終わるときは、なんとなく寂しいもの。ミモロは、祭りの後の静けさの中、寺町通を後にしました。

「なんかこのままお家に帰る気分じゃないね~」というと、足を延ばして鴨川へ。
夕暮れの鴨川は、なんとも静か。川を渡る風が、ミモロの毛並をやさしく揺らします。
「気持ちいいね~爽やかな夕暮れ~」とミモロ。そうこの時期は、ホントに気持ちいい風が吹きます。


5月は日中は、30度を超す真夏日になっても、夕方は、グッと涼しく、湿度も低いので、とても過ごしやすいのです。
「こういう日がずっと続くといいのにね~」と思うミモロでした。






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