ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの温泉旅、東北編。大正ロマン薫る「銀山温泉」。老舗旅館「能登屋」の夕食

2016-02-14 | 温泉

雪深い山間の温泉地「銀山温泉」に、昨年の冬に訪れたミモロ。

「やっぱり雪の降り方が半端じゃない…京都の町なら翌日は溶けてるもんね~」

この冬の京都は、寒さこそ厳しいものの、積雪量は昨年より少なめ。
楽しみの雪景色も、ミモロは1日しか見られませんでした。しかし、東北は、今年も雪が多かったよう。

ミモロが宿泊する「能登屋旅館」は、木造4階建ての大正ロマンが薫る宿。

「ここアニメ映画の『千と千尋の神隠し』の湯宿のモデルになったんだって~。湯婆婆が出てきそうだよね」と、その建物を見上げます。

そして、ここは「おしん」のロケにも使われました。「おしんのお母さんが、芸者になって、出稼ぎに行った旅館だって…」
まさに「おしん」の時代がそのまま今も残っている温泉地です。

近年、「能登屋旅館」は、古い面影はそのままに、全面改修が行われ、耐震構造の強化と、館内どこにいても暖かく過ごせる設備などが整備され、いっそう快適な宿になりました。

「京都のお家にいるより暖かい…」とミモロ。確かに京町家のおうちに冬にお邪魔すると、お座敷が寒く、またトイレは、一度外に出なくてはならないところもあります。そう、この宿は、どこを歩いても、寒さは感じません。
「床暖房とかしっかりしてるんじゃないの?」と。ミモロが裸足で走り回れるほど…。

でも、外は、凍るような寒さ…。夜になり、吹雪もふたたび…。

「もう、寒くないもん…」と、夜の銀山温泉を散策し、宿に戻ったミモロ。
いよいよお待ちかねの夕食です。
ミモロは、別館に宿泊するので、お食事は本館のお部屋でいただきます。

ここで味わうのは、この地方の郷土料理。「なにが出るかな?」とワクワク。


田楽や鯉の煮付けなどが次々に…
「お酒が進むね~」と、日本酒をペロペロ。ミモロ、調子にのって飲みすぎないでね…。

「ようこそおいでくださいました~」とこの宿の女将。
「一度宿泊したかったんです」とミモロ。モダンな宿が増える今、日本情緒満点の銀山温泉の宿は、外国人観光客に大人気。
畳に、浴衣、温泉と日本料理…日本に来た感が、存分に体験できます。

日本旅行のリピーターは、都市部より、地方へと向かう傾向が顕著。
「おもてなしって、日本らしさを提供するのがいいんだよね~」。

「どうぞ尾花沢牛のしゃぶしゃぶをお楽しみくださいね。特製のみそだれがすごく合いますよ」と女将。

「これが、尾花沢牛…ほどよい霜降りでおいしそう」と、今にもよだれがでそう。「これも黒毛和牛?」そう…

さっと出汁の入ったお鍋でしゃぶしゃぶ。
「あんまり煮過ぎないで~ピンクになったくらいで…」と、鍋をじっと見つめながら、注文するミモロ。そんなに真剣にならなくても…。

「お口の中で、とろけるね~」と、目を細めながら味わいます。

京都でもしゃぶしゃぶを食べる機会はありますが、温泉地で、お酒を飲みながら、「このまま寝られる~」。そんな状態はたまりません。

ほかに、タラの身がゴロゴロはいった山形名物の「鱈どんがら汁」やところてんと豆腐を混ぜてつくる「滝川豆腐」なども。

ミモロが食べるスピードに撮影がついてゆけませんでした。あしからず…。

さて、食事を終え、お部屋でぐっすり眠ったミモロ。翌日、起きるとすぐに雪をチェック。

「わ~また積もったみたい…」昨日よりさらに雪深くなった感じ。

さぁ、朝ごはん頂きましょう。
「わ~食べきれないくらい…」テーブルに並ぶ品々の数に、さすがのミモロも全部は食べられないよう…。
「この混ぜご飯おいしそう・・・」


朝食を済ませ、しっかり防寒対策をしてから宿を出発。


しんしんと降り積もる雪。枝は綿帽子のように雪が積もり、その重さで、枝がしだれています。

「京都の町の雪景色は、1日か2日くらいだけど、ここは冬の間ず~と雪景色でしょ。キレイだけと厳しいね~生活するの…」
と外をみて思うミモロ。「雪っていいね~」というのは、たまにだからです。
「白銀の世界って色がないんだ~」とミモロ。白銀…モノトーンの世界が目の前に広がります。

昔、秋田出身の友人が、道でボールがつけると、春だなぁ~と思ったという話を思いだします。

雪が解けるのは、まだ先…。

「京都って寒いけど雪は、そんなに降らないもの…生活するの楽だよね~」

温泉地からは、タクシーで駅に向かいます。
車から見える景色には、めったい人の姿がありません。

「温泉よかったな~。お料理も美味しかったし~」と、はるばる訪れ、新たな経験を…。

ミモロを乗せた山形新幹線は、東京をめざします。

*「能登屋旅館」の詳しい情報はホームページで


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コメント (2)
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