みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

東北労災看護専門学校へ出前講座行きました。

2024年08月31日 13時42分59秒 | 日記
地下鉄南北線台原駅から徒歩10分ほどに東北労災看護専門学校が
あります。
お隣は東北労災病院。

将来、看護師となるところですね。
(そのうちお世話になるかもなぁ・・・。)

この専門学校から「地域の生活と健康」という授業で、地域住民の
暮らしや暮らしが健康に与える影響について学ぶ中に、この出前講座を
申し込んだと。

大変、うれしいことです。

出前講座メニューは
1.聴覚障害の基礎知識
2.聴覚障害とコミュニケーション

29名ほどの生徒さんを対象に。

まずは生徒さん全員から「よろしくお願いします」と手話で挨拶されました。
驚きと嬉しさが混じった感動あり!

講話では
・聞こえの仕組み
・伝音性難聴、感音性難聴の違いと聞こえ方
・ろう者、難聴者、中途失聴者の違いとそれぞれのコミュニケーション手段
・視覚情報で提供するコミュニケーション
(手話、指文字、身振り手振り、口話、筆談、音声文字変換他)
・残存聴力に配慮するコミュニケーション
(補聴器、人工内耳、指向性の高いスピーカー他)
・補聴器と人工内耳の限界
・上手にコミュニケーションするために

最後にお願いとして。
ここで学んだことを家族や友人などに伝えて欲しい。
聴覚障害の理解を広げるためにも。

その後、質問が多数!
こちらも丁寧に回答!

最後に生徒さんから「ありがとうございました。」を手話で。
これも嬉しかったです。
お礼に、手話で「ありがとう」は相撲の手刀から来てるんだよと教えたら
「へー!!」と反応。
あとは来年の東京デフリンピックをPR。

とても勉強熱心な生徒さんばかりで、来年もぜひ出前講座を
申し込んでくださ~い。

今日、8月31日は「野菜の日」
なんでかって?
831だからです。

寝坊し、弁当を作る時間がなく、野菜を単に詰め込んだのを持参!
(あとはカップ麺・・・。)


これを書いている松本は毎日、傘は忘れても野菜は忘れるなと心掛けてる
ようでした。

花写真、今日はお休み・・・
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出前講座@塩竈

2024年07月30日 15時39分40秒 | 日記
今日の午前中、塩竈へ行ってきました!
塩竈市社会福祉協議会さんにご依頼いただき、
「夏休みボランティア体験講座」にお邪魔しました。

参加者は塩竈高校の生徒さんたち。
今日は一日かけて「視覚障がいについての講座・点字体験」
「聴覚障害についての講座・手話体験」
「キャップハンディ体験学習」を行うのだそう。もりだくさん!

みみサポからはまず、松本施設長より「聴覚障害とコミュニケーション」の講話。

冒頭部分はみみサポオリジナル動画を見て、クイズに挑戦!
聴覚障害があることは、見た目だけでは判断が難しいと実感してもらえたでしょうか。

そして聴覚障害とひとことで言っても状況はひとりひとり違い、困ることもそれぞれ。
コミュニケーション方法もさまざまです。
筆談のコツや、接し方のポイント(呼ぶときは肩をたたくなど)もお伝えしました。
高校生の皆さんが、今日知ったことを頭の片隅にでも覚えていてくれたら嬉しいです。

続いてはミニ手話講座。

手話は日本語と違って「見る言語」なので、よ~く見てもらいます。
もちろん、見るだけでなく実際に講師の真似をして手も動かします!


数字にもチャレンジ!
1から4は難なくクリア!
5からが難しいんですよね…
でも頑張って表してくれていました。

ちょっぴり時間に余裕があったので、
皆さんの名前(苗字)の手話もレクチャー。
自分の名前が手話でできたら嬉しいですよね♪
覚えていただけたでしょうか。

講座が終わり、私たちが退室するときに、
手話でありがとうと言ってくれました。
嬉しい!
こちらこそありがとうございました~!

夏休み、楽しんでくれよな!と
親戚のおばちゃん気分になった加藤でした。
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本年度初、出前講座開催。

2024年07月05日 14時45分56秒 | 日記

3月の明成高校、東北高校以来、本年度初、出前講座開催。

https://blog.goo.ne.jp/mimisuppomiyagi/e/7c7296f05a2310773ff58f144a24aa65

6月27日(木)仙台市図書館からの依頼で出前講座を実施。
仙台市図書館は
「市民(メディアテーク)」「広瀬」「宮城野」
「榴岡」「若林」「太白」「泉」の各図書館と
その他分室(9か所)やサービススポット(2か所)あり。
今回はこの中から67名が参加!

講座へ行く前に日本図書館協会「図書館における障害を理由とする
差別の解消の推進に関するガイドライン」を学習。

具体的には
「コミュニケーションを確保するため、手話、外国語、その他が
できる職員の配置、筆談・実物の提示・身振りサイン等による
合図・触覚による意思伝達等の方法の取得に努める。(一部省略)」
「障害ごとの特徴を知り、支援方法を習得する。」

これをみてこれまでの出前講座との基本的に大きな内容の変更は
ない。
しかし、3か月振りの出前講座だったのか緊張感ありあり。
時間が限られているためどこまで理解できるか気になりながら講話。

聴覚障害とは目に見えない障害、情報障害、コミュニケーション障害が
ある。
感音性難聴、伝音性難聴の聞こえ方の違い。
聞こえにくい人の聞こえ方は様々。
聞こえない、聞こえにくい人でも話せる人はいる。
感音性難聴に大声で話しかけるのは効果がない。
補聴器はつけてすぐ聞こえるものではい訓練が必要。
それでも補聴器は万能ではない。
など、おそらくこの講座を受ける前と受けた後の聴覚障害に関する
見方が大きく変わったと思う。
特に「年配の方に大声で話しかけても効果がなく無駄、やめたほうがいい」と
説明すると驚きの表情が見える。

本年度から改正障害者差別解消法が施行されても、あらゆる障害について
どこまで理解しているか気になったこともあった。
今回の出前講座を通じて感じたことはまだまだ理解が足りないと。
逆に考えると聴覚障害に関しては常に啓発しなければ理解が広まらない。

しかし、今回の出前講座で67名の職員さんが理解していただくことで、
今回、出席できなかった職員さんにも伝えて欲しいと思う。
さらに身近な人だったり、特に家族にも伝えていただければ、出前講座の
やる意義があるというもの。

手話については市民図書館、宮城野図書館の職員二人にお任せして帰路に
つく。

あらゆる障害者にもっとやさしい図書館になっていくものと思いながら、
自宅近くの図書館へ抜き打ち検査に行ってみようといぢわるなことを
考えてる・・・。
仙台市図書館の皆さん、覚悟して(笑)

松本

今日の旧みみサポみやぎ花壇。暑そう、水かけたくなった・・・。

 

 

 

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出前講座申込、お待ちしております。

2024年05月20日 15時19分37秒 | 日記

今年の4月1日から障害者差別解消法が変わり、障害のある人への
合理的配慮の提供について、これまで行政機関等のみ義務つけられたのが
事業者(個人事業主やボランティアを活動するグループも含まれる)にも
義務つけられるようになったことはご存じかと思います。

改めて合理的配慮を提供するためには、大きく分けて二つ。
1.障害のある人から、社会の中にあるバリアを取り除くために何らかの
対応を必要としているとの意思が示されたときには、負担が重すぎない
範囲で対応することが求められる。
2.「合理的配慮の提供」に当たっては、障害のある人と事業者が話し合い、
お互いに理解し合いながら共に対応案を検討することが重要。

聴覚障害者の場合、
・聴覚障害は10人いれば10人とも違う。
・全く聞こえない人から、聞こえるが内容がわからないまで様々。
・大声で話せば聞こえるわけではない。かえってうるさいだけ。
・補聴器をつけても完全に聞こえるわけでない。
他にもたくさんあります。

どのような合理的配慮の提供があるか。
・手話、筆談など聴覚の代わりに視覚でわかるような様々な方法で
 意思疎通を図る。
・事業者が言語障害によって聞き取りにくい場合、理解した振をせず、
 話した内容を理解するまで確認する。
・手話や要約筆記などが見やすいように考慮して座席用意する。
他にもたくさんあります。

まずは聴覚障害の特性を理解していただければ合理的配慮の提供が円滑に
行くと思います。

「聴覚障害者への合理的配慮の提供・・・。難しそうだな・・・。」

こんな悩みにもみみサポみやぎでは出前講座申込を募集しています。
http://www.mimisuppo-miyagi.org/tunagari.html

「聴覚障害とは」「聴覚障害者とのコミュニケーション」などの講話を
行います。

今日も出前講座の申し込みがありました。
聴覚障害者とその家族が地域で安心して暮らす環境づくりの
お手伝いしていますので申し込んではいかかでしょうか。

これから出前講座が増えてくることと期待しています。

さて、今日の手話動画
「タオルと柔軟剤の意外な関係?!」
http://www.mimisuppo-miyagi.org/douga202405_08.html

柔軟剤について改めて勉強できました。

一週間に一度の洗濯。
洗濯物が多すぎて柔軟剤の効果がない訳だ。
反省中の松本でした。

 

今日の旧みみサポみやぎの花壇

 

 

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移転前最後のブログです。

2024年03月23日 13時51分15秒 | 日記

全国で49番目の聴覚障害者情報提供施設である宮城県聴覚障害者情報センター
愛称みみサポみやぎが平成27年1月30日(金)に設立してから間もなく9年と2か月。
来週の25日(月)から30日(土)までみみサポみやぎが移転により休館となるため、
ここ仙台市青葉区本町でアップするブログは最後となりました。

平成24年1月に設立した宮城野区萩の町にあった旧みみサポみやぎである
「みやぎ被災聴覚障害者情報支援センター」から4,448日目、3,597件のブログを
アップしました。
日曜日、祝日、年末年始がお休みなのですが、ブログはほぼ毎日のようにアップ。

みみサポサロン、出前講座、手話動画アップの報告、また役に立つこと、
苦労したこと、笑いありなど、たくさんの情報を提供し、皆様を楽しませた
のではないかと自負しております。

交代でブログをアップしてくれたみみサポみやぎ職員には感謝です。
また、ブログを見ていただいている皆様にはもっと感謝です。
本当にありがとうございました。

ご存じのように4月1日(月)から仙台市青葉区上杉にあるみやぎハートフルセンター
1階に移転します。
この日はエイプリルフール。疑われるかもしれませんが、本当に移転します。(笑)

新たな場所での宮城県聴覚障害者情報センター、みみサポみやぎにおいて職員一同、
心身一転し平成27年1月設立当初からの理念であった「聴覚障害者やその家族が
地域で安心して暮らすためのさまざまな支援を行っています。」を忘れないように
頑張って行きますので、場所は変わりましても皆様からのこれまで同様変わらぬ
ご支援とご協力をお願い申し上げます。

宮城県聴覚障害者情報センター
施設長 松本隆一

みみサポみやぎ花壇、さよなら、いつもありがとう。たまに寄って行きます。

 

 

 

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