ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

京都御所めぐり

2017年06月05日 22時02分00秒 | 寺社めぐり
アメリカにいる高校時代の友達が帰国し
京都の迎賓館に行きたいと言うから
急きょ、みんなで京都へ行きました。
一番遠い子は千葉在住というのに
またしても京都駅8時50分に全員集合。
一番近い私でも必死の早起きなのに
みんな気合の入れ方がすごすぎる。

(佳久で頂いた感涙ものの絶品ランチ)

事前予約は間に合わなかったので、
迎賓館も仙洞御所も当日券をゲット。
9時過ぎから二手に分かれて並んだら
予定通りの時間帯を入手できました。
一番最初の回でも余裕で入れたけど、
いろいろ計算して、どちらも午後に。

(緑ゆたかな仙洞御所のお庭)

仙洞御所は天皇皇后両陛下がお越しの際には
今も滞在される現役の御所だけに、
建物内部は拝観できないけれど
豊かな緑に包まれた広大なお庭が美しい。

(藤棚の下の石橋を渡ります)

国賓をもてなすために建てられた京都迎賓館は
館内にあるすべてのものが、床板から釘かくし、
ソファーの布地から壁紙に至るまで
贅を尽くし、粋を極めた一級工芸品。
以前BSプレミアムの番組で紹介された実物を
この目で見られるなんて、至福のひととき。

(ためいきが出るような漆塗りの机や座椅子)

言われなかったら絶対気が付かないような
細かいディテールにも徹底的にこだわり抜き、
一切の妥協なく整えられた調度品や内装は
現時点での最高の職人たちの誇りと意地、
磨き上げられた技と美意識の結晶そのもの。

(板戸に施された繊細な截金細工)

鑑賞されるだけの美術品と違って
絨毯や椅子、扉の取っ手や机のような
使われ、摩耗してゆくものに
ここまで魂を込め、美を追求する心意気には
ただただ敬服するばかり。

(中庭の池には山古志村の鯉が泳いでいました)

いっぱい歩いて、いっぱい食べて、
いっぱいしゃべって、いっぱい笑って。
仕事も、住む場所も、趣味も、興味も
みんなそれぞれに全然ちがうのに
不思議なもので、学生時代の友だちとは
そんなことはお構いなく友だちでいられる。
そんな友だちを今も失わずにいることが
何よりも幸せに思えたプチ旅行でした。
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