お気に召したまんま。

美術館をさまよい、映画に涙し笑い、音楽に震え。さだまさしさんのファン歴41年目。唯一得意な家事は料理だけ。

『蜜蜂と遠雷』鑑賞しました。素敵な時間でした…

2020-07-17 | お気に召した映画
話題作の「蜜蜂と遠雷」鑑賞しました。

素敵なピアノの時間でした。

演技も素晴らしい上に、
吹き替えのピアノが素晴らしいのです。

その役柄にぴったりな音色で、
さらに登場人物の心の動きも
ちゃんと音でわかるのです。

演奏してるのは超一流の若手ピアニスト、
河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央。
この演奏を聴けるだけでも素晴らしい。

何重にも楽しめる、いい映画だと思います。


ザックリなストーリーは
……………………
3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。
かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。
そしてそこで、3人のコンテスタントと出会う。岩手の楽器店で働くかたわら、夢を諦めず、“生活者の音楽”を掲げ、年齢制限ギリギリで最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者、高島明石。幼少の頃、亜夜と共にピアノを学び、いまは名門ジュリアード音楽院に在学し、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。
そして、今は亡き“ピアノの神様”の推薦状を持ち、突如として現れた謎の少年、風間塵。国際コンクールの熾烈な戦いを通し、ライバルたちと互いに刺激し合う中で、亜夜は、かつての自分の音楽と向き合うことになる。果たして亜夜は、まだ音楽の神様に愛されているのか。そして、最後に勝つのは誰か?
………………………………

勝ち負けは映画の中ではあまり重視されていません。

それよりも天才ピアニストも「人間」であること、
人間同士や出会いで変わってゆく様子、
自分を見つめ直す辛さや重さ、
そういう心の細やかな動きの描き方が
やさしい眼差しで淡々と綴られていきます。

穏やかでいて、
心の芯にあかりが灯るような
温かさをもらえる作品です。





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