旅・ふ・る Tabi Full

マダガスカル3日め <モロンダバのキツネザル>

~2006年3月29日(水)~


●海から見たレナラホテル LA RENALA HOTEL



ホテルは海沿いのリゾートホテル LA RENALA HOTEL。
当時、モロンダバで一番「デラックス」なホテルと聞いて予約したけど、泊まってみると非常に疑問だった(笑)

●海から見た私のバンガロー



正直、ホテルとは思えない建物ですね(笑)
レナラホテルはバンガローとホテル棟があり、私は海に近いバンガローだった。
木造ですきまだらけ、ドアは壊れていた。
というより、鍵は少しテクニックが必要で、微妙な調節で開いたり開かなかったりするのだ。
いつも悪戦苦闘しながら開閉していたので、チェックアウト前には一発で開くようになっていた(笑)

エアコンがついているのはうれしいけど、恐ろしく大きな音がする。
切ると暑いし、この音で夜眠れるだろうか心配だったけど、疲れと暑さで爆睡していた(笑)

●蚊帳付きのベッド



バリ島やタヒチのリゾートホテルのおしゃれな天蓋付ベッドとはえらい違いです(笑)
シャワーはずっと茶色くて、サビの匂いがしていた。
これが先進国のホテルだったら、クレームの連続だと思うけど、「しゃーないな~。」と許せてしまうのは、マダガスカルの魔力か・・・。
大きなバオバブの姿を見ていたら、こんな小さな不自由は何でもないと思ってしまうから不思議だ。

でもこんなホテルにもいいところがたくさんあって、冷蔵庫が冷え過ぎで、ジュースが半分シャーベット状になって美味しくなったこと、トイレの流れがよかったこと、蚊帳がついているので蚊の心配なく、安心して眠れたのはよかった。

●窓からの眺め



なんといっても窓からの眺めが最高(^^)
椰子の木の向こうに美しい白砂とモザンビーク海峡が見える。
ホテルのスタッフもいい人ばかりで、私にとっては心温まる居心地のいいホテルだった。

●朝の散歩




部屋から朝日を浴びてきらきら輝く海が見える。
早く目が覚めたので、朝食の前に砂浜を散歩することにした。
海を眺めながら「これがモザンビーク海峡か~。」とよく知りもしないのに感慨にふける私(笑)
モザンビーク海峡という響きだけでロマンを感じてしまうのだ。
でも海を眺めていると、こんな遠いところまでよく来たな~と実感がわいてくる。
砂は真っ白でとても細かくてさらさら。
ビニール袋に入れて、自分用とお土産用に持って帰ろう。
海に足をつけると冷たくて気持ちよかったので、今日時間があれば泳ごうと楽しみにしていた。

●朝食のレストラン



朝食はレストラン棟の、眺めのいい2階で頂く。
2階は私だけだったので静かで、聞こえるのは鳥の鳴き声と波の音だけ。
コーヒーを飲みながら海を眺めていると、時々砂浜をお土産売りの子供たちが通る。
私を見つけるとお土産を高く揚げて、「どう?」という顔。
私が笑って首を振るとニコッと笑って通り過ぎる。

●鳥の番い



椰子の木の上に鳥の番いが仲良く寄り添っている。
こんなおだやかでのんびりした朝食は何年ぶりだろう。
ハワイやグアムのようなおしゃれなビーチはなく、豪華なビュッフェスタイルの朝食ではないけれど、超素朴な感じがいい。
フランスパンはおいしいし、自家製パイナップルジャムもめちゃくちゃおいしくて、忘れられない味だった。

●ベローシファカ



今日は念願のキツネザルと対面できる日。
デジカメの準備はOK、日焼け止めクリームの上に虫よけクリームをべたべた塗って、こうなったらどちらが効くか分からない状態だ(笑)
保護区の森の中を音を立てずに静か~に進むと、ミッシェルさんがキツネザルを見つけてそっと教えてくれた。
ぬいぐるみのようなフワフワの毛、つぶらな瞳、なんてキャワイイんでしょう!

●クロキツネザル



彼らは好奇心が強いのか、人間に慣れているのか、時々近くまで来てくれてじっとこちらを見たりするので感動で胸がいっぱい。

●ブラウンキツネザル



私の家にも時々野生の猿が現れるけど、屋根を走り回ったり、畑の野菜を食べたりして、全然かわいくない。
キツネザルのようにかわいかったら、野菜も果物もたくさんあげるのにな~。
キツネザルはしゅっちゅう木から木へ飛び移るので、必死で写真と動画を撮った。

汗で虫よけクリームが取れてしまったのか、気がつけば、腕を2ヶ所、蚊に刺されていた。
「ひえ~、マラリアになる~!」と半泣きでミッシェルさんに訴えたら、「モロンダバの蚊はマラリアにならない。」と断言してくれた。
半信半疑だったけど、帰国後1週間で刺された後が消えたのでホッとした。

ちなみにミッシェルさんとは英語が通じないので、私が蚊にさされたところを指さして「マラリア!マラリア!」と言うと、ミッシェルさんは「ノーマラリア、モロンダバ、ノーマラリア」と答えただけだ(笑)

●漁をしている家族

小魚やエビがたくさん獲れていた。





●露店



ふとマダガスカルのスイカが食べたいな~と思い、市場に寄ってもらった。
カットフルーツはおなかをこわすので、スイカ1玉を200アリアリ(約10円、安っ!)で買った。
部屋の大きな冷蔵庫に入れて冷やすことにした。

●暑すぎる海水



スイカが冷えるまで海で泳ごうと思った。
暑さでふらふらだったけど、がんばって海へ向かうと、朝よりだいぶ遠浅になっていて、歩いても歩いてもたどり着かない。
日傘を持って来なかったことを後悔するけど、半分くらいまで来ていたので戻るのもな~。とがんばって歩いた。
でもたどり着いてびっくり!
海水がお風呂のように暑いのだ。
思わず「暑っ!」と飛び上がってしまった。
40度はありそうな感じ。
もう少し深いところならマシかな~と進むけど、若干ぬるい程度。
気持ちいいどころか、のぼせてしまいそうなので海水浴はあきらめた。
でも現地の家族づれはキャッキャと泳いでいた。
皮膚が違うんだろうな~。

すぐに部屋へ戻ろうと炎天下を歩いていたら、誰かが手をたたいている。
私が知らず知らずのうちに、斜めに歩いていたようで、ホテルの人が手をたたいて教えてくれたのだ(笑)
ありがたいんだけど、こっちの人たち、人の行動をじろじろ見過ぎ(^^;)
お陰で無事部屋に戻れて、水のシャワーで生き返った。

さて楽しみにしていたスイカはパワフルな冷蔵庫のお陰で、急速冷蔵されていい感じだった。
が、一口食べてびっくり。 まずいのだ。
全然甘くない。こんなまずいスイカは初めて。
日本のようにお金をかけて品種改良とかしないんだろうな。
残りのスイカはミッシェルさんとフィレモさんにあげたらとても喜んでくれた。

この日の夕食は日本から持ってきた非常食。
珍しくおなかの調子がよく、体調も悪くないけど、片づけないと荷物が減らないので。
部屋にはテレビがないし、話し相手もいないので、日記を書いて本を読んでいたら眠くなって、信じられないけど21時に就寝。
蚊帳はあるけど、念のため日本から持ってきた蚊取り線香も炊いて寝る。





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