人にはどうしても“許せない言葉”がある。
今夜は、そのことを文字にしよう。
▽橋下徹 @t_ishin
桜宮高校の在校生、新入生、保護者、OBにも、
何が間違っていたのかをしっかりと認識してもらう。
今は、まだ受け止めきれていない。
それは仕方がない。
誇れる母校なのだから。
しかし、間違っていた。
この認識を共有することから、
学校立て直しが始まる。
私が30代に学んだ言葉がある。
「絶対に相手が誇りと感じることを否定してはならない」。
30歳以上も年上の工芸職人さんから教えて頂いた言葉だ。
“誇りを傷つけること”
それは生涯に渡り記憶に残るそうだ。
特に中小企業の頑固な職人さんの腕と誇り。
下手な言葉を吐けば刃傷沙汰にもなりかねない。
そのことを今でも肝に銘じている。
橋下氏の言葉は桜宮高校の存在を否定する発言。
自分だけが正しいとの思い上がりによる無神経な言葉。
私ならば絶対に吐くことはない。
“しかし、間違っていた”
総ての在校生も新入性も保護者もOBも。
総ての時代の桜宮高校の関係者は間違っていたと断言?
こんな無神経な公言を私は過去に聞いた記憶がない。
橋下氏のツイートでは調査の結果の結論とし入試を中止。
調査内容については触れてはいないことに多くの疑問が集まる。
恐らく教師と生徒の関係だけではなく生徒間(先輩×後輩)の暴力。
<部活動の支配と服従>
それは桜宮高校だけの問題ではない。
常勝を謳う多くの強豪校の中の伝統。
それは古豪であればある程に、
今でも強い上下関係があるのかも知れない。
*調査結果は新しい把握か周知の事実か?
*周知の事実ならば“見過ごした機関”の問題では?
桜宮高校の自殺問題で多くを文字にしながら気付いたことがある。
それは死んだ生徒が殴られた痛さから死んだわけではない。
人間の尊厳をバスケット部の顧問から全否定されたと感じたからだろう。
人間が死を選択する時の大きな要因は、
何よりもアイデンティティ(存在証明)の喪失。
自分を見つめ自分を惨めと感じた時に、
人は生きる希望を失う。
私の経験からも、
先輩から叩かれ殴られた痛みはそれ程に記憶に残っていない。
体罰=殴る叩くを問題にする意見が多いが、
傷みから逃れるために自殺する者はいないだろう。
死を選択する重要なことは存在(=自己)の否定。
亡くなったバスケット部の生徒の悩みはキャプテンとしての資格。
顧問から厳しく指導され詰られ自分の存在を否定された。
そのことが(自殺に至る)本質にはあるのではないか?
毎度毎度記入するが自殺思考(=自分を見つめる)は個人個人で異なる。
同じ体罰を受けても心に留めず目標を目指し練習をし続ける者もいるだろう。
生徒を死に追いやった事実は事実として受けとめることは必要だ。
しかし、
総ての生徒が同じ立場において死を選ぶわけではないことは明白。
重要なことは体罰の有無同様にアイデンティティの否定である。
その考えに基づくなら橋下氏の言動は、
桜宮高校のアイデンティティの全否定。
それは、
教職員や教育委員会(管理する側)ではなく、
在校生、父母親族、卒業者の誇りの否定。
橋下氏の言動には優しさの欠片もない。
橋下氏が持論を展開する中で生徒が傷ついている。
橋下氏の発言を支持する徒党が桜宮高校を攻撃している。
橋下氏はそのことをどのように感じているのか?
もし橋下氏の発言の真意が。
私の理解通り、
“桜宮高校の生徒たちのアイデンティティの否定”
なら、
私は橋下徹を絶対に認めない。
生徒たちが傷ついていることが何故分からぬ。
それは“入試どうこう”の問題ではなく、
自分の考えだけが正しいという橋下氏の姿勢。
重要なことは正しいか正しくないかではなく、
傷ついている者がいるかいないかである。
「絶対に相手が誇りと感じることを否定してはならない」。
それは桜宮高校の関係者総ての心に生涯残る悔しい記憶。
その残酷を理解できない無神経なツイートは唯我独尊。
私には“今の橋下徹”が理解できない。
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誤ったアイデンティティなら不要でしょう。
体罰を許容する伝統
飲酒、喫煙の伝統
校長より部活顧問の権限が強い伝統
それらに疑問も抱かず、自己改善もできない教員、生徒、保護者を含めた伝統
仰る意味は理解できます。
アイデンティティとは広義には自己同一性。
自分が何者であるかの存在証明。
先日のアルジェリアでの日本企業襲撃事件。
日本人の見方からは絶対に許せない行為。
*イスラム(宗教)のアイデンティティ。
*アルジェリア政府のテロには容赦しない強硬姿勢。
*日本的な考えとしての人権優先と人質交渉。
アルジェリア政府の自国民擁護に基づくテロの即時撲滅。
個人のアイデンティティや宗教・国家のアイデンティティ。
それぞれの言い分を肯定せず日本の正義だけを声高に訴えても理解されません。
国際常識の中での先進国の非常識(人権優先)を知る。
勿論私は日本政府の考え方が正論だと信じています。
話は大きく飛躍しましが、
指摘される桜宮高校の悪しき伝統と同様の良き伝統。
厳しい指導の下で強い精神と礼節(挨拶や礼儀)を養う。
そうした生徒やOBが信じてやまないアイデンティティを一刀両断。
残るのは対立だけです。
相手を認める姿勢こそが民主主義の精神。
有無を言わさず全否定し持論だけを押し付ける市長の権力。
私の目にはそのように映ります。
と同時に、
橋下氏が持論を示せば示すほどに孤立していく現状。
橋下氏に期待した中央集権の分散と地方の権限。
多くの国民の維新の会への期待が疑問(石原主導)に変化。
最近の橋下氏の余裕のない発言に私は苦言を呈す。
そんな思いを文書にしています。
交通局、教育委員会しかり。
“絶対悪をつくりだして徹底的に叩く戦略”
と言うよりも、
自分だけが正しいことを証明するため悉く自分を批判する者を叩く。
ただし叩いているつもりが多くの人の目は橋下氏の発言に冷やか。
つくづく橋下氏は弁護士なんだと感じます。
自分が弁護する側の利益のためにありとあらゆる詭弁も正当化。
今の橋下氏は自己弁護に懸命でその理由としての維新の会の内部分裂と支持の分散(内部三極)。
仲間をつくらず他人の意見を聴かず。
煽てられて右派の石原グループと連携。
強かなベテランにしてやられた焦り。
橋下氏には難しい局面が続きそうです。
隠蔽体質の教育委員会、顧問に指導出来ない校長の保身、尊い一命が喪われたのに、
擁護する、ob。自分の子供が亡くなっても擁護できるのか?この学校は変わらなければ
ならない。良い先生もいるだろうが、私なら我が子を受験させない。学校は他にもある。
在校生も何故このような悲劇が起きたのか、冷静に考え、前向きに頑張ってほしい。
と言っても5カ月も経ってしまい…。
申し訳ありません。