mimi-fuku通信

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『東日本大震災:優先報道の選択&言葉の選択』 “人の心”を考える。

2011-03-27 14:43:33 | 政治・社会・時事

 2011年3月27日。
 午前中に金沢香林坊の百貨店で開催されている、
 親鸞聖人750回忌『親鸞展』に行ってきた。
 展示品には複製品やデジタル・グラフィックなど、
 パネル構成も多いものの心(=脳の働き)は、
 一時(いっとき)でも“今ある困難”とは、
 別の世界に引き込んでくれた。 

 余談ではあるが現在京都市内では、
 *法然上人800回忌を京都国立博物館で、
 *親鸞聖人750回忌を京都市美術館で、
 開催中。

 話題を変えよう。
 お昼のNHKニュースのトップは、
 相変わらず福島原発の事故問題。
 これまでの数値とは異なり、
 深刻な数値に驚きを覚えたものの、
 その数値(水)の容量や空気中への影響など、
 重要な項目には触れずに、
 相変わらずのメカニズムの話。

 それ(専門的な化学の話)を、
 一般市民にニュースとして流す事で、
 何かの解決策が見つかるのであれば良いが、
 専門家ですら把握できない問題に多くの時間をかける、
 放送方針がどうしても私には理解できない。

 また、
 原発内部の深刻な数値(状態ではなく)を、
 大きく世間に報道する事で、
 内部で働いている人達の動揺が、
 “士気(=仕事への前向きな姿勢)にかかわる”ことや、
 働く人達の家族の心情(=不安)を加味すると、
 あなた方(放送局各位)のしている事(優先順位)は、
 間違っているのではないか?
 人の心の細部までを推測し報道を行っているか?
 
 それよりも、
 市民の力で解決できる可能性の高い被災地の様子や、
 それぞれの避難所で見ることができる新しい取り組みや、
 被災者を受け入れてくださった各自治体と被災者の交流。、
 其々の避難場所での被災者の表情や今後の課題。
 できることなら、
 “被災地区の現状を優先”して報道して欲しい。
 ~それは安全な地から報道を見る私の偏見なのか? 

 私達が解決できない問題に報道時間をさくより、
 私達が解決できるかも知れない話題を優先に!
 ~原発問題の報道が最大必須事項に依存はないが。

 毎朝日課の朝刊(3部)の購入。
 石川県で販売された朝日新聞朝刊一面トップ。
 “集団疎開、住民に溝”
 の見出しは心を痛めた。

 これも私の偏見なのかも知れないが、
 “疎開”の言葉は、
 高齢被災者の方々には戦時を思い出し、
 特に空襲の可能性の高い都市から田舎へと、
 疎開した子供達が移動先では惨めな思いをしたと、
 地元の人から人伝えに聞いたことがある。

 また一部の人達の間には、
 被災者を難民と捉える向きもあるようで心を痛める。
 *疎開ではなく集団移動 or 移動&県外避難など。
 
~集団移転と文字にする場合は被災者が地元に帰れない場合。
 *難民(避難民)ではなく被災者。
 言葉の選択を誤ると要らぬ差別を生み出す事もある。
 言葉の選択に誤りはないか皆で確認して欲しい。
 ~これも私が耳にした疎開のイメージの偏見なのか?

 気付いた事を少しだけ。


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2 コメント

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東北人 (地元へ…)
2011-03-27 17:44:33
昨日、岩手県北上市から地元、青森県八戸市に帰ってきました。北上市ではガソリン不足は続いています。八戸市でも、まだ不足。
店頭に並んでいる、生鮮食品は少しだけ…。
今日、八戸の沿岸部をみてきました。岩手の沿岸部に比べれば、まだ被害は小さいようです。しかし、未だ避難所生活している方もいます。
ボランティアの方に少し話も聞きました。「今日は仕事休みだから片付けけの手伝いにきてる。平日は仕事してるから、休みの日にきてる。」
災害ボランティアの募集している所からきてる訳ではなく、勝手にきて、地元の人に聞いて、手伝いが要る場所に行くそうです。
募集している所からだと、派遣先が決まるまで時間がかかったりしてるから、登録しないみたいです。

被災者住民の受け入れでは、他県からの受け入れ募集が沢山きています。しかし、被災者の方々は拒否しているみたい。「生まれ育った土地から離れたくない。」これが大半の意見。今被災者の方に必要なのは…全部。
食品、医薬品、服(大人、子供、赤ちゃん用)ガソリンなどの燃料。なんと要っても、仮設住宅。仮設住宅を建てるにしても、場所が無いです。行政の苦悩も、まだまだ大きくなって行く事でしょう…
被災者の安心や、希望は…。
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mimifuku (お帰りなさい。)
2011-03-27 18:36:00
ようやく帰る事ができたのですね。
お帰りなさい。
お父さんの具合はどうですか?
暫くはゆっくり家族のことだけ考えて、
落ち着いたら自分が感じるままに全力疾走。
また八戸の様子などをご連絡ください。
色々な情報。
本当にありがとうございました。
お互い頑張って行きましょう。
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