mimi-fuku通信

このブログを通して読み手の皆様のmimiにfukuが届けられることを願っています。

立川談志さん&ポリーニ&JIN(仁)&ゲゲゲと龍馬伝の話題。

2010-12-28 22:50:00 | mimifuku


 いつもながらの変なタイトル。
 今日の話題はなんだろう?
 たぶん、
 理解するのが大変な内容になりそうな気が…。

 26日の日曜日に立ち読みしに近くの書店に行った話は一昨日記述。
 立ち読みだけでは申し訳ないので本を三冊購入。

 ・1冊が立川談志さんのCD付きムック(竹書房)
 ・1冊が『NHK大河ドラマ50作』。
 ・1冊が『ONE PIECE:総集編』THE 1st LOG

 立川談志さんのCD付ムックは今年の初旬に発売された、
 三遊亭円楽さんのCD付ムックと同じ竹書房からの発刊。
 販売予定は各1260円で、

 『立川談志:落語選集』(竹書房)

 Vol1 「芝浜」S57/12/9収録
     「源平盛衰記」S57/6/18収録
    ~2010年12月15日発売

 Vol.2「黄金餅」S47/3/19収録
     「野晒し」S50/9/7収録
    ~2011年 1月15日発売

 Vol.3「居残り佐平次」S43/7/25収録
     「あくび指南」S42/11/19収録
    ~2011年 2月15日発売 

 立川談志さんは先日NHK-BSハイビジョンで、
 『立川談志:71歳の反逆児』が再放送されたばかり。
 家元の落語をじっくりと聞いた記憶がないので、
 書店で見つけ迷わず購入。
 Vol1は『芝浜』と『源平盛衰記』の2作を収録(約78分)。
 『芝浜』は昨年(2009年)の年末に集めていた、
 小学館:サライ『昭和の名人シリーズ全26巻』の最終巻、
 三代目:桂三木助さんの「芝浜」&「へっつい幽霊」を、
 昨年の大晦日の車中で聞いていた記憶から、
 今年も年末まで“お楽しみ”はお預け。
 ので、
 早速に『源平盛衰記』を鑑賞。
 ・・・。
 以前『立川談志:100年インタビュー』の記事で、
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/24f3ac387a699b38093156d433905adc
 立川談志さんのことを天才と呼ぶ方が多くいます。
 ボクにはその天才性が良く理解できないのですが、
 この番組は興味深く見ました。
 と文字にした。

 購入したCD“源平盛衰記”を聞きながら、
 若い頃の自分が談志師匠を好きになれなかった理由を理解。
 個別の人名を列記し容赦なく扱下ろす姿勢は私にはないもの。
 毒舌は良いのだけれど言葉の選択が私好みではなく拒否感。
 そんな所だろうか?
 あくまでも好みの問題なのだけれど冗長なマクラの20分は、
 1度聞いたら2度聞く必要はないなと辟易。
 1982年の時代背景を上手く捉えた話だけに勿体ないなと。
 噺(源平盛衰記)も途中に世相をふんだんに取り入れ、
 好きな人にはたまらないのだろうけれど個人的には???
 講談調で語られる“倶利伽羅峠の件”は本当に素晴らしいのに、
 何故自身で茶々を入れ噺の腰を折るのだろう?
 でも、
 40分を超える長ネタを聞き入り誰よりも勉強家で、
 落語に賭ける情熱を感じるだけに惜しいような?
 天才って言うより勉強家であり理論派。
 好き嫌いの分かれる噺家なんでしょうね。
 ・・・。
 『芝浜』は昨年の桂三木助さん(×2種)の他に、
 今年は三遊亭円楽さんと古今亭志ん朝さんのCDを入手(ラッキー)。
 昨年末同様の、
 大晦日の“芝浜”車内鑑賞(他演者との比較)が今から楽しみ。


 『大河ドラマ50作』と『ONE PIECE(ワンピース)』の話は置いといて、
 『音楽の友:12月号』のポリーニ特集(&ショパン・コンクールの特集)。
 マウリツィオ・ポリーニさんは押しも押されぬ現役最高のピアニスト。
 特集記事“本紙カメラマンが選んだポリーニ、私のとっておきの一枚”
 では溜息が出るようなフォトを掲載。
 特に、
 2010年10月12日撮影の林喜代種さんと三浦興一さんの一枚は、
 絶対的プロの技量を実感(私には偶然の機を得ても表現不可能)。
 映像では捉え切れない“一瞬の表情”は柔和(三浦氏)&厳格(林氏)。
 掲載されているどの表情も素晴らしくポリーニさんの人格を的確に描写。
 またファン垂涎の、
 ポリーニさんとクライバー(カルロス)さんのツーショット。
 その写真には2人のサインも書き込まれていて、
 持ち主:木之下晃さんの高笑いが聞こえてきそうな一枚。
 ~本誌によるとポリーニ家とクライバー家は家族ぐるみの仲良し。

 本文で絶賛されている今年の来日公演での、
 ブーレーズ作曲『第2ソナタ』の日本での演奏記録は4回。
 で今手持ちのCDを取り出し第2ソナタを確認中。

 1. ペトルーシュカ(ストラヴィンスキー) 
 2. ピアノ・ソナタ 第7番変ロ長調 op83(プロコフィエフ)
 3. ピアノのための変奏曲 op27(ヴェーベルン)  
 4. 第2ソナタ(ブーレーズ)

ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》からの三章、他
ポリーニ(マウリツィオ)
ユニバーサル ミュージック クラシック

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 ブーレーズの『第2ソナタ』はバリバリの現代曲であり、
 決してクラシック入門としてお薦めのCDとは言えないが、
 『ぺトルーシュカ』はドラマ:のだめカンタービレで主人公が、
 “今日の料理”のテーマと交互に弾いたコンクール・シーンの楽曲。
 プロコフィエフの7番は“戦争ソナタ”としても著名な難曲。
 ヴェーべルンのバリエーションは短い曲ながら現代音楽史のエポック。
 第2ソナタは指揮者としても著名なピエール・ブーレーズさんの出世作。
 前2曲は大音量で聴くとポリーニさんらしい歯切れと迫力が心地よく、
 後2曲は旋律を追いかけるのではなく音(譜・粒)を楽しむのがお薦め。
 旋律も調律も定まらない現代曲は音の高低を頭の中で図形化して聴いてみたり、
 例えばブーレーズのソナタの場合は架空のバレリーナを頭に描き、
 振付師になったつもりで音にどのように動きを与えるかをイメージしたり、
 空想遊びを自身に取り込めば次第に音形に慣れてくるのではないかと?
 普通に聴いていると“逃げ出したくなる退屈”もイメージを変えれば頭の体操。
 って繰り返しますがクラシック入門編としては絶対にお薦めできない作品(笑)。
 

 “JINー仁”は、
 昨年最高の話題作となったTBSドラマ。
 第1話と第2話を見逃していたので、
 昨日HD録画しながら追いかけ視聴。
 現代と過去のタイムスリップと医学の進歩。
 空想物語りながら舞台背景も丁寧に撮られ、
 質の高さが視聴率につながった好例として理解。
 主演:大沢たかおさんの実直な好演もさることながら、
 吉原の花魁:野風役の中谷美紀さんの艶は絶品。
 面白くて雑誌をペラペラとめくりながら放送終了まで視聴。
 そのため昨晩はブログを更新できない始末。
 特に、
 “第5話:神に背く薬の誕生”は知らない事実が満載。
 良質の知的ドラマの仕上がり。
 個人的には吉原の大門の映像を観ながら、
 黒門町:桂文楽さんの明烏(あけがらす)を連想。
 人其々色々な見方があっても良いはず。


 変なタイトルの最後の話題はゲゲゲと龍馬伝の話。
 今年の流行語にもなった“ゲゲゲの女房”の総集編は、
 ~NHK総合:12月29日~31日の朝7時20分~8時30分。
 また“大河ドラマ:竜馬伝”の総集編は、
 ~NHK総合:12月29日~30日の午後9時~11時。

 通例では再放送のない1回限りの放送ですので、
 興味のある方はお見逃しなく!

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