なんかすごいタイトルで苦笑してます。
石川県は昨日~今日と季節はずれの猛烈な暑さ。
台風3号の影響でしょうか?
今日も三沢光春さんの話題から。
先日6月17日に発売された週刊プロレスが異例の売れ行きとの記事。
「13日の試合中に亡くなったノアの三沢光晴さん(享年46)の特集号が異例の売れ行きを見せている。日本で唯一のプロレス専門週刊誌「週刊プロレス」(ベースボールマガジン社)は17日発売号が、1日で約5万部が完売。増刷した約5万部も残りわずかで、東京・千代田区の同社にはファンから「どこで買えるのか?」など、問い合わせが殺到している。同社の販売部は「反響の大きさは今春のWBCと同じ。いやそれ以上でしょう」と分析した。20日に発売された「緊急追悼特集号」(定価420円)も約8万部を発行したものの週明けには完売の勢いだ。都内でプロレス関連の書籍を多く扱う書店の担当者も「今回はプロレスファン以外の方も購入されています」と、あらためて三沢さんの影響力の強さを実感していた。」
(ニッカン・スポーツ:2009年06月21日記事転載)
私は幸い友人に頼まれた分を含め2冊名古屋でゲット。
週プロの追悼特集号(6月20日発売)も地元書店で予約済。
明日には手に入ると思います。
都市部の方は明日の東京スポーツ&ニッカン・スポーツの緊急発売号に注目。
タブロイド判でキオスク&コンビニで発売。
詳しくは→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090617
週プロを名古屋着直後に名古屋駅前・大名古屋ビル地下の三省堂で購入。
その後仕事で市内を廻り帰りにJR界隈の書店を3件梯子(はしご)して、
久しぶりに1時間30分くらい本の散策をしました。
三沢さんともうひとつのお目当ては、
忌野清志郎さんの追悼本。
ロッキング・オン・ジャパンの追悼号も早々と完売。
JR高島屋:三省堂の店舗で聞いたところ間もなく増刷が出来上がるとの事。
店舗には3件どこにもないので帰宅してアマゾンで調べて所→7日~14日後。
「まっいいや。」と思い注文した所、一昨日到着(6月16日第二刷発行分)。
忌野清志郎1951-2009と題された本の内容は210ページに及ぶB5版。
写真満載、読み応え充分で、
172p~189pのチャボのインタビューにウルウル。
(インタビュアーは、渋谷陽一さん)
やっばキヨシとチャボは盟友だよね。
他にも資料も充実。
1050円は安すぎ?
そんな感じ。
忌野清志郎1951-2009 ロッキング オン このアイテムの詳細を見る |
で清志郎さんの本を探していたら、
宇多田ヒカルさんの顔が突然目に。
これもロッキング・オンが発売しているCutと言う名の月刊誌。
3万字にもおよぶロングラン・インタビューが掲載されており、
帰りの電車で読もうと購入。
(インタビュアーはこれも渋谷陽一さん、~いい仕事してます。)
宇多田さんはご存知のように日本を代表する歌姫の1人。
ファースト・アルバム『First Love』は累計1000万枚に迫る勢い。
赤裸々に語られた3万文字(約80分の語り言葉)は、
今の宇多田さんの心境が包み隠さず正直に語られています。
ここまで言っていいの?の24頁。
その他に、
岡田准一さん、松山ケンイチさん、蒼井優さん等の記事。
価格は690円の6月号なので取り寄せになるのかな?
Cut (カット) 2009年 06月号 [雑誌] ロッキング・オン このアイテムの詳細を見る |
宇多田さんの事で強く記憶しているのが、
文藝春秋の2000年1月号:最後の証言集/私たちが出会った20世紀の巨人。
対談:もうひとりの私『ダニエル・キイス/宇多田ヒカル』が、
強く印象に残っている。
*下記WEB-ROADさんのブログ記事へのリンク(文春評)。
→ http://blog.goo.ne.jp/hiron323/e/bef8994afe3f2e09df9f34c1353c83ad
その中で、
「今死んでしまえば伝説の人ととして永遠に人々の心に残る。」
の件は一夜にしてトップスターになった宇多田さんの戸惑いを感じ、
スターの位置について考えさせられました。
賢いがゆえの自己表現の難しさ。
インタビューでは、自分を素直に受け止めようとする姿勢と、
オーディエンス(応援してくれるみんな)の期待と自分感との開き。
男っぽいウタダが、女性として目覚めつつある自分への期待。
宇多田さんのインタビューを読みながら、
先日NHK-BShiで放送された、
『イブ・サンローランの革命』の言葉。
「私は女性が男性化することを望んでいるわけではありません。
女性には女性の持つ美しさ(女性らしさ)があります。
女性に男性が着用するような衣服を着せても女性らしさはでます。
女性が男性と同等に張り合う(競い合う)のではなく、
女性らしさで男性に対抗するのです。」
を思い出しました。
→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090611
宇多田さんの想いは容姿ではなく内面的な部分が占めるのだろうと感じますが、
自分のあるべき位置を模索する1人の女性の姿はみんな同じ。
人は人ですし、生きることの真実は自分との対話。
充分に自分との対話ができるように自分を磨く。
ひとつに集中せずに多岐な思考と判断を持てれば選択肢は増します。
そんなことも感じながらCutのインタビューを読みました。
再び三沢さんの話に戻しましょう。
三沢さんの人柄を知る記事を紹介。
~試合中の事故で13日に死亡したプロレスラー三沢光晴さんは、
臓器移植に強い関心がありNPO法人「日本移植支援協会」の活動に、
10年近く協力していた。
法案が衆院を通過した18日は三沢さんの47回目の誕生日。
「天国の三沢さんに報告します。
三沢さんと臓器移植の深いつながりを感じます」
と同協会メンバーは故人をしのんだ。
同協会によると三沢さんは、
兄貴分として慕ったジャンボ鶴田さんが、
肝臓移植の手術中に死亡したことがきっかけで、
臓器移植に関心を持つようになったという。
平成12年ごろから同協会の活動に協力するようになった。
「プロレスラーって怖い人だと思っていましたが、
すごく優しい笑顔が印象的でした。」
と同協会事務局長の高橋和子さん(56)は振り返る。
協会のトークイベントに出演したほか機関誌の表紙にも登場。
プロレス会場の入り口で移植患者への募金やドナーカードの配布も行った。
募金には三沢さんが社長を務めた「プロレスリング・ノア」のレスラーたちも協力。
協会に観戦チケットがプレゼントされたこともあった。
プロレス会場で『ドナーカード持ってるよ』と話すファンの方はすごく多い。
三沢さんのおかげで「臓器移植への理解は格段に深まったと思います」
と高橋さんは語る。
高橋さんの胸には、
三沢さんがつぶやいた
「助けられるといいね。」
という言葉が刻まれている。
「寡黙だけど、思いやりのある人でした。
いまだに亡くなったとは信じられない。」
と故人をしのんだ。
同協会は、臓器移植の認知度アップに貢献したことをたたえ、
7月に予定される追悼イベントで三沢さんに感謝状を贈る予定だ。
本来は秋の法人設立10周年の際に直接手渡そうと考えていたという。
「思わぬ事故で、天国への感謝状になってしまいました。
法案が通った今、改めてありがとうと言いたい。」
高橋さんは祈るように語った。
(MSN産経ニュース:2009年6月18日/記事転載)
ジャンボ鶴田さんは、B型肝炎を患いプロレスを引退。
鶴田さんは臓器移植を受けるためフィリピン・マニラで手術。
手術中に大量出血のために2000年5月の死亡。
手術(肝臓の臓器移殖)の詳しい記述は、
夫人である保子さんの著書の中に詳しく記載されています。
つぅさん、またね。―ジャンボ鶴田を支えた家族の記録 鶴田 保子 ベースボールマガジン社 このアイテムの詳細を見る |
また また保子さんは、Jumbo鶴田を設立し臓器移殖促進に尽力されている。
→ http://www.jumbo-t.com/kikin.html
一流のセレブとは、
有名であることやお金持ちであることだけでなく、
社会貢献に尽力される方々。
2人の師匠である馬場さんの好きな言葉。
「紳士たれ。」
実直な2人の弟子は忠実に社会貢献に励みました。
(でも三沢さんは一寸だけお下劣だったけど…。)
・・・。
<臓器移植法案と人の死について。>
個人的な見解としては脳死=人の死の問題以上に、
尊厳死や希望死について考えている。
生と死。
<死の思い出>と共に生きることを否定できないが、
生と生の関係に焦点を当てた生き方をしたいと思う。
その考えに忠実に発言すれば、
生への希望と臓器移植。
思考は多様化すべきだが、
答えは生への希望に軍配を上げたい。
つづき→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090622