mimi-fuku通信

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BS特集 「大統領のことば(言葉)」 ~歴史に残る3つの演説。

2008-11-04 22:44:33 | 政治・社会・時事

 
 BS特集「大統領のことば」

 放送局 :NHK-BS1
 放送日 :2009年1月18日(日)
 放送時間 :午後7時10分~午後9時(110分)
 番組HP:
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2009-01-18&ch=11&eid=3962
 
~2008年11月3日にBS1で放送された番組の再放送です。
 

 【番組で紹介された、歴史的名演説。】

   *トマス・ジェファーソン(1776年:独立宣言。)

  我々は、次の心理を自明のものだと考える。

  すなわち、
  すべての人間は、皆平等につくられており、
  その創造主によって譲渡できない権利を与えられている。

  その権利とは、
  『生存』、 『自由』
  そして、
  『幸福を追求』
  する権利である。

   これらの権利を保障するために人類は、
  『政府』という機関を持つ。

  その(政府が持つ)正当な権力は、
  統治される者達(国民)の同意に基づいている。

  そして、
  いかなる形態の政府であっても、
  こうした目的(生存、自由、幸福)を損なうようになった時は、

  国民の権利として、その政府を変え、あるいは廃止し、
  『新しい政府』を設立することができる。 

 

   *エイブラハム・リンカーン(1863年:南北戦争時代の演説。)

  世界は、ここで我々が言った言葉に対し、
  注意を払いもしなければ、
  後世まで記憶することもないだろう。

  しかし、
  勇敢なる彼らがここで成し遂げたことは、
  永遠に世界の記憶にとどめられる。

  この地で戦った人々が、
  これまで気高くも進めてきた未完の仕事を完遂するために、
  我々生きている者は、むしろ自らの身を捧げるべきなのだ。

  我々の前には、大いなる責務が残されている。

  *その責務とは、
    名誉ある戦死者達が、
    最後まで完全に身を捧げた大義へと、
    我々自身の身を捧げることである。

  *その責務とは、
        これらの戦死者の死を無駄にしないようにと固く誓うことである。

   *その責務とは、
    神の庇護(ひご)のもと、この国に、
    新たな自由が生まれるようにすることである。

   *その責務とは、
    『人民の、人民による、人民のための政治』
       この地上から、決して滅びないようにすることである。
 

 
   J・F・ケネディ(1961年:就任演説。)
   ~冷戦下の米ソの対立と核兵器問題について~

  今日我々が祝うのは、政党の勝利にではなく、自由にである。

  ものごとの終わりと始まり、再生と変革なのだ。

  今日の世界は、大きく変化している。
  人類は、貧困を根絶させる力を手にした
  (しかし、)
  人類は、生命をも根絶できる力も手にした

  巨大な東西の両陣営が、現在の道筋に満足するわけにはいかない。

  双方とも、
  近代兵器の過大な出費に苦しみ
  恐るべき核兵器の拡散におびえている。

  恐怖のバランスと言う危うい状況を改めて、
  人類の最終戦争を避けようとしている。

  ここで、
  新しいスタートを切ろうではないか。
  長い歴史の中で、
  自由の危機を守る役割を与えられた世代は少ない。

  私は、
  この責任をひるまず喜んで引き受ける覚悟だ。
  この場所、この時代に背を向けるつもりはない。

  それゆえ、アメリカ国民の諸君。

  祖国が、自分達に何をしてくれるかを問うことをやめ、
  自分が、祖国のために何ができるかを問うていただきたい。


 
<関連記事>

 *オバマ大統領誕生/ 歴史的な1日(勝利宣言:要約)
   ~2008年11月4日。

  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/de439377552312306b97bab0d8f9b6c9


 <番組内容:HPより転載>

 大統領選挙を迎えるアメリカ。
 アメリカ国民だけでなく世界が注目するのが、大統領候補や選ばれし大統領の言葉(演説)だ。 黒人初の大統領を目指す民主党オバマ候補は、雄弁な演説の魅力でその道を切り開いてきた。
 また、歴代の大統領の演説は、そのままアメリカ民主主義の歴史となってきた。
 多彩なゲストとともに、歴代大統領の名演説をじっくり鑑賞し、ことばこそが武器となるアメリカ民主主義の神髄を探る。


 【ゲスト】リサ・ステッグマイヤー,  ダニエル・カール,  中山俊宏, 
      松尾弌之,  遥洋子,  マーティ・フリードマン,  ビビる大木。

 【司会】 三宅民夫
 【朗読】 平泉 成

 
 【歴代アメリカ大統領一覧】

 
赤色:共和党、青色:民主党、黒色:その他

     1 ジョージ・ワシントン
   2 ジョン・アダムズ
   3 トーマス・ジェファーソン
   4 ジェームズ・マディソン
   5 ジェームズ・モンロー

   6 ジョン・クインシー・アダムズ
   7 アンドリュー・ジャクソン
   8 マーチン・バン・ビューレン
   9 ウィリアム・ヘンリー・ハリソン
  10 ジョン・タイラー

  11 ジェームズ・ポーク
  12 ザッカリー・テーラー
  13 ミラード・フィルモア

  14 フランクリン・ピアース
  15 ジェームズ・ブキャナン

  16 エイブラハム・リンカーン
  17 アンドリュー・ジョンソン
  
18 ユリシーズ・グラント
  19 ラザフォード・ヘイズ
  20 ジェームズ・ガーフィールド

  21 チェスター・アーサー
  22 グローバー・クリーブランド
  23 ベンジャミン・ハリソン
  24 グローバー・クリーブランド
  25 ウィリアム・マッキンレー
 
  26 セオドア・ルーズベルト
  27 ウィリアム・タフト
  28 ウッドロー・ウィルソン
  29 ウォーレン・ハーディング
  30 カルビン・クーリッジ

  31 ハーバート・フーバー
  32 フランクリン・ルーズベルト
  33 ハリー・トルーマン
  34 ドワイト・アイゼンハワー
  35 ジョン・F・ケネディ

  36 リンドン・ジョンソン
  37 リチャード・ニクソン
  38 ジェラルド・フォード
  39 ジミー・カーター
  40 ロナルド・レーガン

  41 ジョージ・ブッシュ
  42 ビル・クリントン
  43 ジョージ・ブッシュ
  44 バラク・オバマ  

 

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