猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

願はくは花の下(もと)にて春死なむ……

2014-04-04 19:47:25 | 身辺雑記
2014/04/03 
桜 part1
時おり雨脚が強くなるなか、いつもの河川敷を散歩。
山々や樹木が甘雨に煙っている。
枯れ芝生に緑の芽吹きがみられる。
枯れ草色と緑のコントラストがなんともいえず春らしい。
桜の木の下に立ち仰ぎ見ると。
蕾の房がふっくらと膨らみ、いまにも花びらがのぞきそう。
明日あたりには満開になりそう。

2014/4/04
桜 part2
御殿山公園に桜をみに夫とでかける。
桜をみに毎年来るわたし達の穴場。
そして、わたしたちの思いでいっぱいの桜の名所。
「願わくばきみの膝にて春死なんその如月の望月のころ」
なんて言って、一緒に歳をとりませんか、とわたしをクドイタ男。
今は蓬髪、白い無精ヒゲ。昔のダンディな青年の面影は無い。
でも、こうしてこの桜坂をふたりで登れるのは幸せだ。
わたしたちの結婚式をあげた市の施設「御殿山会館」が見えてきた。
あの前を過ぎれば、満開の桜が待っている。
小高い丘に野球場がある。
グランドを取り巻くように土手に桜が植えてある。
静寂のなかで二人きりのお花見。

鳥が木々から飛び立つ羽音。
風のささやき。
たくさんの桜に囲まれた至福のひととき。
曇り空のせいか桜の花が沈みがちに見える。
それでも花のまわりはほのかに明るく感じられる。

満開近い桜。
今にも蕾の房がこぼれそうな桜。
古木には魂が宿っているよう。
一本一本の桜に想いを寄せる。

家に帰るとまもなく暗雲が広がり、雷神様のお出まし。
横殴りの雨。
すごい雨脚。
外をのぞくと、小さい氷の塊…雹。
花に嵐といわれるが、この地方では花に雷雨がよくにあう。
雷県の面目躍如といった、午後の天気の急変だった。

  

  古木
  

  

  

  

  

  

  

    

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