子どもの頃、てくてく歩いて20分ぐらいだったろうか、母に連れられて行く本屋さん。
大好きだったなぁ。
いつもし〜んとしていて、じっくり本を選ぶ。
怪人二十面相は夢中になって読んだ。
小学校何年生だったのかなぁ。
父のスーパーカブの後ろにしがみついて行った本屋さんでは「小学二年生」を買ってもらった。
本当は幼稚園の頃だったと思う。
父親は幼稚園児の私にいつも「小学一年生」を買い与えた。
たまたま売り切れてたら「二年生」を買う。
前へ前への思想。
小学校も高学年になると、友達と図書館へ。
昔は岸和田城の中に図書館があって、今思えば夢のような環境。
今はどうなってるのかな?
図書館帰りに前の二の丸公園でお猿を見ながら売店でおでんを一串買って楽しんだものだ。
なんて素敵な放課後。唯一のトモダチ。
いじめられっ子だったので、その友人が命の恩人だったと言える。
南海蛸地蔵駅の前には貸本屋、南町から津田川を越えて(本当は越えちゃいけない)行くととっても魅力的な古本屋があった。
本屋さんや図書館には思い出とロマンがいっぱい。
やがて結婚して子どもが生まれると、ベビーカーを押して図書館に通い、絵本を借りては毎晩読んで聞かせた。
今はと言うと、十何年前まであった駅前本屋さんはコンビニに変わってしまった。
それでもちょっと離れたところには個人経営のいい本屋さんがある。
そして素敵な古本屋さんもある。
店主が心を込めて書いたメッセージが添えられている。
そんな本屋さん。
時々はネットはサクッと通販。
本屋さんの形態もさまざま。
24km走って、累計442km 。