みりおんの連載ネット小説

ラブコメ、奇想天外etc。一応感動作あり(かも?)

笑って泣いて驚いて。スッキリしちゃうかもしれないオリジナル小説のご案内。

私の創作書き物です。
コメディ要素を多く含んでおりますので、気軽に読んで頂けたら幸いです。
タイトルをクリックして下さいませ。
このブログでも読めますけど、順序良く最初から読めるように、
投稿している他サイトに飛んで読めるようになってます。

●ネットの恋人(全67話)

●突然の彼女(全45話)

●突然の彼女・エピソード2(全55話)

●突然の彼女3・ファイナルエピソード(全89話)

●ターニング☆ポイント(全5章)

●キスなんかしないでよ(全76話)

●時のイタズラ(全15話)

●あの日の9回ウラ(全40話)

●童貞じゃいられない(休止中)

●ネガティブな恋(全32話)

☆短編読切

●時代のローテーション

●宇宙人日記

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※尚、作品全ての無断コピー・転載・引用は堅くお断りします。
作品の権利は全て、作者である私(million_hearts、別名ヒロヒトJJ)にあります。

32話 ハプニング

2006年08月30日 23時59分20秒 | F:ネットの恋人
              ネットの恋人
第1話はこちらから←
               第32話
              ハプニング

 「あれぇ?これってもしかして床下収納庫?」
今までキッチンマットに執着していた権現が、一転して床下に興味を移行させる。
「そんなの俺も今まで知らんかったわ。いつもマット敷いてたし。」
と一星がどうでもいいように答える。
「うちにもこんなのあるんだけどよ。おかんがばあちゃんちから分けてもらった『ぬか床』が入ってるようだ。」
「だから俺にそんな話したところで、答えようがないっつーの!」
「・・・ちょっとだけ開けていいか?」
「ダメだ。水飲んだらすぐ帰るんじゃなかったのか?」
「いやいや、収納庫の使い方の参考までに。」
「お前は主婦かよっ!!」
「1分でいいから。いや30秒でもいい。幸村だって知らなかったんなら見たいだろ?」
「別に。」
「ウソだ!俺が帰ったらひとりで見るくせに。」
「見ねぇよ!こんなの。」
「でも知っておく義務があるぞ。ここの家の人間なんだし。」
「ああそうかい。じゃ好きにしろよ。1分だけだぞ。」
「さんきゅ♪」

 一星の許可が下りた以上、もうコソコソする必要はない。
早速、権現京二が平面になっている床下の取っ手の片側を指でグッと押すと、もう片側が浮き上がり、取っ手部分が反転して持ち手になった。
「よし、開けるぞ。」
 そのとき、そばにいたいずみが権現に話しかける。
「一星も見ていいの?まだ私たちだけの秘密にしておいた方が・・」
「今の状況的にそんなの無理だろが。」
「そうだけど・・」
 一星が不思議そうに尋ねる。
「お前誰と話してんだよ!気持ち悪い独りごと言うな。」
「あはは。わりぃ( ̄ー ̄; 」

 権現京二が取っ手を握ってついにフタを持ち上げた。
現場にいる3人が覗き込む前に、すでに中からはまぶしい光がもれて来ていた。
「何だよこれ。センサー照明か?」と一星。
「わからん。。」
 権現と一星は四つんばいの姿勢、そして物理的存在のないいずみは立ったままでゆっくりと上から中を覗き込む。
「ええっ?( ̄□ ̄;)何がどうなってんだ?何でこうなってる?」一星が驚いて声を荒げる。
「中に銀河系があるみたいね・・」といずみ。
「中に銀河系があるみたいだな。」と権現。
「お前、うまい表現だな。まさにそんな感じだ。」と一星。
 いずみが権現をにらむ。
「私の表現、パクらないで!」
「あはは(^^ゞ」
「でもなんだろ?プラネタリウム装置でも作動してるのかな?」
一星が真面目に考えはじめる。
「こんなキッチンの真下にそんなことして何の意味があるんだよ。」
と権現が突っ込みを入れる。
「そりゃ意味はまだわからんけど、とりあえず調べることはできる。」
そう言うと一星は、片腕を中に伸ばして入り口付近の4隅を手探りしてみる。
「何やってんだお前?」
「いや、どっかに電源スイッチらしきものがないかなぁってさ。」
「で、ありそうか?」
「・・・てか。。こん中って、内側の壁がない。。」
「Σ('◇'*エェッ!?マジ?」
「横にも奥にも空間が広がってるようだ。。( ̄ー ̄; ヒヤリ」
「それマジで怖えぇじゃんかよ。」
 そばにいるいずみもかたずを呑んで見続けている。
「できるだけ奥まで手を伸ばしてみるか。」
「気をつけろよ幸村。」
「危なくなったら引っ張りあげて・・・あっ!!」
 一星がそう言いかけた瞬間、彼は床下の空間に引っ張られるように、体ごとすっぽりと中へ落ちて行ってしまった。
「ガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン!!ウソだろ!」仰天する権現。
 しかしそれは紛れもなく事実。一星は銀河の渦へと消えて行った。

「きゃああああああああああああああああああああ!!!!」

 突然の雄たけびに振り向く権現といずみ。
見るとそこには静子が両頬に手を当てて床下収納庫を見つめながら立っていた。
「なんか胸騒ぎがすると思って様子を見に来たら。。一星~~~!」
静子も自ら床下に飛び込もうとするが、権現によって取り押さえられる。
「ダメですおばさん。何が起こってるか全然わからないんです。少し落ち着きましょう。」
「でも・・でも・・私のせいです。私の。。」
「この収納庫の秘密を何か知ってるんですね?もしそうなら俺たちに教えてくれませんか?」
「俺たちって・・あなたひとりしか。。。あっ!!」
「あって・・僕ひとりの間違いでしたw 気にしないで下さい。」
「いえ、ふたりいるでしょ?そこにいる女の子は誰?」
「(・_・)エッ...?」権現が自分にしか見えないはずのいずみに目をやる。
「おばさん、ひょっとして彼女が見えるんですか?」
「??人がそこにいたら見えるでしょう?」
「ということは・・おばさんも人には見えないものが見えるタイプの人ってことか?」
「いいえ、違うわ。」といずみが話し出す。
「違うってどういうことだ?まさか。。」
「そのまさかよ。私、今ここに普通に存在してる。ほら。」
いずみはそう言うと、水道の蛇口をひねったり、食器棚の扉を開けたりした。
「ね!今までどれも貫通してできなかったことが全てできるわ。」
「じゃあ・・幸村が消えたことで栗山が蘇ったってことか?」
「・・・そうみたい。。」
 静子が再び取り乱しそうになる。
「一星は・・一星はどうなるの?どこ行っちゃったの?母さんはどうすればいいのよっ!!一星ぇぇぇぇ!!(T◇T)」
               (続く)
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31話 権現京二の行動

2006年08月28日 23時42分51秒 | F:ネットの恋人
              ネットの恋人
第1話はこちらから←
               第31話
             権現京二の行動

「急に何しに来たんだよ。」
一星がいぶかしげに権現京二を見据える。
「冷たい言い方すんなよ。友達がわざわざ来たっちゅうのに。」
「お前とはただの知り合いだ。友達じゃない。」
「はっきり言うね。。(^_^;)」

 日曜の朝、権現京二は幸村一星の自宅を訪れていた。
目的はもちろん、謎めいたダイニングキッチンの確認である。
だが事はそう簡単には運ばない。権現は一星に玄関の前で足止めをくらっていた。
「だから何の用なんだって聞いてるんだ。」
一星の声が更にとげとげしくなる。
「見りゃわかるだろ。ジョギングさ。通りかかったからこないだ泊めてもらった礼を言おうと思ってな。」
「あぁ、そうか。よしわかった。じゃもういいぞ。さいなら。」
「ちょっちょっ・・もうちょっと待ってくれよ。」
「何なんだよ!?」
「水分補給させてくれ。水1杯でいいからさ。」
「そこらへんの自販機で買えよ。」
「金持って来てないんだ。」
「ったく。。じゃここで待ってろ!」
 と一星がキッチンへ向おうとした。でもこれでは権現がここに来た意味がない。
 一星には姿の見えない栗山いずみも、玄関先で心配そうに権現と一星の言葉のやりとりを見守っている。
「あ、あのさぁ、悪いけど家にあがらせてくれよ。」
「はぁ?図々しい奴だなお前。」
「ちょっと足くじいちゃってな。5分でいいから少しだけ休ませてくれよ。頼むから。」
「どこも痛そうに見えないけどな。」
「我慢してるのさ。・・うっ!痛っ。。」
 権現の白々しい演技にいずみがつぶやいた。
「ウソくさっ!」
「うっせぇよ。ほっとけ。」
 この言葉に一星が反応。
「うっせぇ?誰に言ってんだ?」
「いやいやいや、幸村にじゃないから。(^□^;A」
「じゃ誰にだよ?」
「えと・・その・・うん。自分自身にだ。そう、俺自身に言ったんだ。」
「わけわかんねぇこと言いやがって。。」
 一星はこれ以上、権現に余計な突っ込みを入れるのをやめにした。
高校時代から彼の奇行が虚言は有名だったし、それが元で転校せざるえなくなったという経歴がある。
「じゃ絶対5分だけだからな!」
「さんきゅ。お邪魔しまぁす♪」
「俺の部屋で待ってろ。」
「え?・・水くらい自分で飲めるからわざわざ持って来なくていいって。」
「人んちの台所に勝手に入られてもなぁ。」
「心配するなって。刃物で遊んだりしないからよ。」
「お前がやりそうなことをあっさり言うなよ( ̄Д ̄;;」

 ちょうどその時、ふたりの話し声に気づいて、自分の寝室から母の静子が現れた。
「あら。この前の友達だね?」
「あ、その節はどうもお世話になりまして。。」
「お礼なんかいいよ。ちょっと聞こえたけど、のどが乾いてるんだって?」
「は、はぁ・・」
「私がカルピス作ってくるからリビングで待ってなさい。」
「いえ、とんでもない!!そこまでしていただかなくても・・」
「そうだよ母さん。そんな必要ないよ。」と一星も同調。
「(*^m^*)ぷっ。」吹き出すいずみ。
「そういえば権現、お前ジョギングして来たわりには汗全然かいてないじゃん。」
「Σ|ll( ̄▽ ̄;)||l・・あ、汗がひいちゃったんだよきっと。」
「きっと?」
「いや、絶対ひいたんだ。」
「(~ヘ~;)ウーン・・あやしい奴め。」
「とにかくお母様にも幸村にも迷惑はかけないんで、俺ひとりで水を飲ませて下さいよ。」
「でも勝手に人んちの冷蔵庫開けられるのもなぁ。」
「へ?冷蔵庫なんて開けないぞ?水道水じゃダメなのか?」
「((ノ_ω_)ノバタ。生で飲めるわけないじゃん!!お前がいた田舎とは違うんだぞっ!」
「そうだったのか。。知らなかった。。」
「じゃあ俺と一緒にキッチンに来い。さ、早く。そして水飲んだらさっさと帰れ。」
「しゃーないな。。」
「私がカルピス作ってあげるって。」と再び静子。
「母さん大丈夫だよ。部屋で休んでて。」
「そうですよ。お母様。体調が悪いんだから部屋でゆっくりして下さい。」
「お前、なんでうちの母親が体調悪いって知ってんだ?」
「いやその・・風の便りで。。」
「ウソつけ!」
「ウソだごめん。風の便りじゃなくて・・なんか顔色が悪そうだから。」
「最初からそう言えばいいじゃん。」
「すまん(⌒-⌒;」
「じゃあすまないけどお言葉に甘えて私は部屋で休ませてもらうね。」
 こうして静子が一旦部屋に戻った。

 冷蔵庫のミネラルウォーターを500mlほど一気飲みした権現。
本当はのどなど大して渇いてないのだが、目的のためなら迫真の演技もせざるをえない。
 今、権現の立ち位置は、まさに謎が隠れている場所の真上。
当然、キッチンマットが敷かれているわけだが、とりあえずどうしてもそれをずらしたい。
何か適当な理由を見つけなければと権現は頭をひねる。
「(!o!)オオ! 幸村!このキッチンマットすげぇなぁ。」
「母さんがダイソーの100均で買ったやつだけど悪いか?」
「((ノ_ω_)ノバタ。。いや・・そうは見えない。すごく上物の柄だ。」
「お前、マット集めが趣味なのか?」
「いや、生地に興味があるんだ。ほらここ。こんな細かい刺繍が・・すごい技術だ。」
「だから100均だってば。それにほころんでるし。」
「それがまた情緒がある。」
そう言って権現はしゃがみ込んでキッチンマットをめくり、手にとって食い入るように模様を眺めるふりをする。
だが実際に目にしているものは、マットの下から現れた床下収納庫のフタであった。

『あった!!これか。。。この中に何かが。。』
             (続く)
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ここまでのあらすじ

2006年08月27日 22時08分24秒 | ★気まぐれ書きコ
            ネットの恋人       
    第30話までの簡単にまとめちゃったあらすじ

ネットで知り合ってから1年、ponsukeこと幸村一星とロビン。
お互いが惹かれあい、ごく自然な形で恋人同士になっていた。
だがお互い面識も何もなく今に至っている現状に一星はしびれを切らしていた。
リアルで会いたいという彼の強引な頼みに断れ切れないと悟ったロビンは、代役として水口和代をネット上から見つけ出す。
 渋々代役を了承する和代だったが、順調にその役割をこなし続けた。
 やがて数回のデートを重ねるうちにロビンの誤算とも言える出来事が起きる。
そう、水口和代が本当に一星を好きになってしまったのだ。一転して親友からライバルになった女二人の行く末は?
 またロビンがリアルでは会うことのできない特別な理由。それはこの3次元の世界に彼女は存在していないからだった。
誰にも姿が見えない存在のロビンこと栗山いずみ。
そんな彼女にもただ一人だけ、権現京二という男にはその姿が確認された。
彼といずみは元同級生。いずみは確かに以前はこの世界に存在して普通に暮らしていたことがあったのだ。
だが時代は巻き戻されていて、しかもいずみが存在できないでいる代わりに、以前にはいなかった幸村一星が存在しているのだった。
 そんな中、一星が偽ロビンの事実を知り、いずみとの恋人解消に至った。
だが、割り切れない気持ちのまま和代を抱いた一星は、改めて自分がロビンへの愛情が深いことを痛感する。
 一方、いずみは権現京二と協力して、この非物理的で非現実的な難題を解決に導き出すべく、いよいよ秘密に迫ってゆくのであった。
 そしてその第1歩は、一星の家の中に重大な秘密があるとにらむ。更にその鍵を握るのが一星の母・静子かもしれない。。

●初めていらした方、あるいは途中からいらした方は第1話から読んでいただけるとよくわかると思います。
第1話はこちらから←

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30話 ロビンか和代か

2006年08月26日 23時24分58秒 | F:ネットの恋人
              ネットの恋人
第1話はこちらから←
               第30話
              ロビンか和代か

 和代を抱けば何かが吹っ切れると思った。
ロビンを忘れて和代一筋になれると思った。
でも結局は何も変わらず、和代に失礼な行為をしたに過ぎなかった。

『一体俺はどうしちゃったんだろう。。』

 気持ちの整理がつかない日が続き、イライラさえも通り越して何もかもが気だるく思えてくる。
水口和代は話しやすいし、イヤミのない気の利く優しい笑顔の子だ。
彼女が本当のロビンだったらどんなに良かったことか。。
人を騙したロビンの罪は重い。許せない。でも・・・・
そんなロビンを心から好きだったのも偽りのない事実。
そして今も。。。
そう。。こんなに踏ん切りがつかないのは、今もロビンを愛しているからだ。
彼女を愛しているからこそ、和代を抱くことが後ろめたいのだ。

『俺の中ではやっぱりロビンが消えない。。消せるはずがない。そうだ、そうなんだ。。やっとわかった!』

そう気づいたところで時すでに遅く、和代を安易に抱いてしまった事実もまた消せない。
もっと冷静に考えれば彼女を抱く前に答えが出たかもしれない。
でもそれは今更ながらの結果論。
和代も魅力的な女性には違いないが、にわか付き合いの和代と、心の底から笑い合い、お互い励ましあって来たロビンでは比べ物にならない。
それをたった一つのウソに翻弄されただけで、こんなに迷い続ける日々を送ろうとは。。

『俺ってホントにバカだよな。。情けねぇや。。』

 
 一方、いずみは権現の部屋で数日間を過ごしていた。
一星の家へ戻る踏ん切りもつかないし、自分から一星にPMする気にもなれなかったからだ。
「栗山よ。意地張ってないで、そろそろ戻れよ。」と権現が言う。
「やぁよ。私から彼に話しかけるのは絶対イヤ!」
「幸村がお前にPMするかねぇ?他に女がいるのによ。」
「ちょっと、私をそんなに追い出したいの?」
「そんなこたぁないけど・・ほらその・・俺の生活習慣とか見られちゃったら恥ずかしいじゃん。」
「権現君、そんな恥ずかしいことしてるんだ?」
「変な意味にとるなよ。例えよ、お前がいたらこの部屋で普通に着替えとかできないじゃん。」
「Σ('◇'*エェッ!?そんなことくらいが恥ずかしいの?一星なんて堂々としてるよ。」
「そりゃお前が見えてないからだろが!」
「そうだけど、あなた曲りなりにも私と付き合ってたことがあるんだからもう少し私に対して優しくしてくれてもいいんじゃない?」
「あぁ・・少し悪かった。」
「(ノ _ _)ノコケッ!!何よその言い方!」
「でもよ、俺は今度の日曜に幸村んちに行くんだから、その前に栗山は戻ってた方がいいんだぞ。ここにいても何の解決にもならないんだぞ。おそらく全てのヒントがあの家にある。」
「うん。。それはそうなんだけど。。」

 そのとき、いずみの脳裏の画面にPMが送られて来た。
「あっ!一星から来たわ。」
「おっ、そうか。俺のパソコンの画面で見れるか?」
「じゃ来たのをそのままgongenIDに転送するね。」

ponsuke:ロビン・・・いるか?

「お、見れた見れたw」権現が驚きながら喜んでいる。
「もう!盗み見なんだから堂々と見ないでよ!」
「はい・・静かに見てます(^_^;)」

robin830:うん。いるよ。。どうしたの?何か用?
ponsuke:俺・・やっぱりロビンが好きだ。友達なんかでいられない。
robin830:・・・・でも和代とエッチしたんでしょ?
ponsuke:Σ|ll( ̄▽ ̄;)||lど、どうしてそれを?
robin830:あ・・えと。。私は読みが深いのよ。その口調じゃ当たったようね。
ponsuke:・・・許してもらえないだろうか。
robin830:私に言ってもねぇ。無責任じゃない?和代に対してはどうするつもりなの?
ponsuke:彼女には心を込めて謝るつもりだ。
robin830:抱いたくせに。
ponsuke:でも・・彼女を抱いたことで、俺が本当に好きなのはロビンなんだって気づいたんだ。

「おー、幸村の野郎、ずいぶんキザなこと言ってんじゃん。」
権現が二人のログを読みながら面白くなさそうに言う。

robin830:私とまた付き合ってもリアルでは会えないよ。
ponsuke:待つさ。ひたすら会えるまで待つ。もうせかしたりしない。ただ君をずっと待っている。
robin830:そんな。。。

 いずみは胸が締め付けられる思いがした。会えるものなら会いたい。今までずっとそう願っていた。
でも言うに言えない今の現実。その上、更に彼からずっと待っていると言われては。。
気が狂わんばかりのせつなさと嬉しさ、そして悲しさが交錯しながらいずみを襲う。

 いずみがログを打てなくなったとき、権現が口を開いた。
「これがいい機会だ。PM画面の転送ボタンに乗って幸村の部屋に戻れよ。」
「・・・うん。。」
「さっきも言ったように俺も日曜にそっちに行くから。」
「わかった。。」

 一星のパソコンに突然、転送ファイルの受信の許可を求める画面が開く。
ponsuke:ん?ロビン俺に何送ろうとしてるんだい?
robin830:いいから許可して。
ponsuke:あ、あぁ。。

 一星が許可ボタンを押すとあっと言う間に転送完了の文字が出た。
ponsuke:あれ?何も来てないぞ?ロビン、何をしようとした?
robin830:別に何も。ごめんね。ちょっと操作間違えちゃって。。
ponsuke:は?何の?
robin830:気にしないで。もう終わったから。
ponsuke:そっか・・で、とにかく俺はやっと決心したんだ。ロビンと付き合うって。
robin830:私、ポンスケを騙したんだよ。こんなに悪い女なのにそれでもいの?
ponsuke:それも全て考えた上で言ってるんだ。
robin830:そう・・今すぐには返事できないわ。私にも少し時間をちょうだい。
ponsuke:もちろん。
robin830:そして和代をあまり傷つけないようにしてあげて。
ponsuke:俺の責任だからね。彼女に罵倒されても一言も返さないよ。

 一星はパソコンの電源を落とすと大きな深呼吸をしてからベッドに入った。
 言いたいことを語った彼の顔は満足そうな表情をしている。
 そんな彼の顔を、転送で戻ったいずみはベッドの上から覗き込んでいた。
 もちろん一星にはいずみの姿など見えるはずもない。

「ごめんね。一星。。」
              (続く)
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電気アンマ

2006年08月25日 21時29分45秒 | ★お菓子レポートその他
久々にお菓子レポートです。
この画像は職場でこっそり撮ったので、動画&ボイスは載せられませんでした。
しゃべりながらそんなことしてたら同僚から冷たい視線で見られますからねw
               
で、ちょっと画像が赤いんだけど、別に夕焼けだったからではありませんw
このスナックは、フリトレーのドリトス炭火焼という商品です。
新製品ではなくて、はっきり言って処分品です( ̄m ̄o)プ
50円で売っても赤字じゃありませんの (o^-^o) ウフッ

 それにしても『電気アンマ』って・・・
知ってる世代と知らない世代があるように思えますが・・
僕は知ってます。。( ̄Д ̄;;
 てか、女性の方に質問です。
この商品を持ってレジで清算する勇気がありますか?

 このオヤジギャグみたいなスナックが売り裁けなかったらどーしましょお。。
電気アンマの刑も悪くないかもしんない。。ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
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29話 不自然な求め合い

2006年08月23日 18時24分39秒 | F:ネットの恋人
              ネットの恋人
第1話はこちらから←
               第29話
             不自然な求め合い

 和代は一星の部屋のベッドで彼に抱かれながら思っていた。
『これできっとアタシだけに気持ちを傾けてくれる。。』
目を閉じながら一星に体を任せている和代。
だが彼の愛撫や動きがどことなくぎこちなくて薄目を開けてみる。
一星の表情が堅い。緊張しているのか?それとも彼は女性経験が少ないのか?
和代はその本当の理由に気づいてはいたが、簡単に認めたくなかった。

『一星、もっと激しくアタシを抱いて。もっと強引に責めて。アタシに夢中になって。そしてロビンを忘れて。。』

こう口に出して言えるほどの勇気は和代にはなかった。
だが一星に対しての燃え上がるような情熱は気持ちの中で沸々と煮えたぎっていた。
そうとも知らず、彼は冷静さを保ちつつ、至ってクールな愛撫をしている。

『一星のエッチって元々こんなふうなのかな。。』と一瞬だけ考える。

彼は全くの無言のままで、ただ義務的に黙々とSEXという作業をこなしているといった感じにしか見えなかった。
和代と一星の目が合うと、彼はサッと目線をそらして和代の胸に顔をうずめる。
やはり一星には迷いがある。心ここにあらずだ。自分を抱きながらもロビンを想像してるのだと和代は思った。
そう考えると徐々に悲しい気持ちになってくる。
こんなに彼が好きなのに、自分の情熱は彼には伝わらないのだろうか?
どうしたら一星を自分だけのものにできるのか?
和代も悩みの迷路に入りつつあった。

『いけない。アタシがこんなんじゃ、一星だって感じてくれるはずないわ。。』

 和代は一星と体位を入れ替え、身を任せる立場から一転して積極的に彼を求める。
 だが、肉体的なことでこの場を打開しても、メンタルな部分をそう簡単に変えられるはずもない。
このあともしばらくベッドで揺れ合う二人ではあったが、心の底からお互いの愛を確かめ合うまでには至らなかったのも当然である。

 男と女の関係が終わり、二人は仰向けに横に並んで、ただ上をボーッと見ていた。
天井に貼り付けてあるほしのあきのポスターなど、今の二人には目に入らない。
「アタシ・・良くなかった?」小さな声で話しかける和代。
「ん?・・そんなことないよ。良かったよ。」
 そんなのウソ!と和代は言いたかったが、自分自身もエッチの後半は集中力に欠けていた。一星を満足に感じることも感じさせることもできなかった。彼を責めることなんてできない。
でもこれだけは今のうち絶対言っておきたかった。
「また会ってくれるよね?」
「うん。。でも本当にいいのか?俺で。」
「うん。」
「・・・今日はごめんな。」
「どうして謝るの?」
「気づいただろ?俺は集中力に欠けてた。こんな浮ついた気持ちで和代を抱いてしまって。。」
「ううん。もういいの。」
「全然感じなかっただろ?」
「そんなことないって。」
「そうか。。。ありがとう。」
「朝までこうして横にいさせて。お願い。。」
「いいよ。。」

 和代は一星に腕枕をされながら眠りに入った。
               (続く)
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28話 気づいたことは。。

2006年08月21日 00時05分49秒 | F:ネットの恋人
             ネットの恋人
第1話はこちらから←
              第28話
            気づいたことは。。          

「栗山、そろそろ戻ってもいいんじゃないか?」
 時刻はもう夜中の12時をまわっている。
「やだ。彼女はきっと一星んちに泊まっていくもん。」
「別々の部屋に寝てるんじゃないのか?おかんだっているのに。」
「一緒にベッドインするの見ちゃったもん。。(T_T)」
「やっぱ気休め言っても無理だな(^_^;)」
「悪いけどしばらくここにいさせて。権現君。」
「しばらくって・・・お前に毎日見られながら過ごすの?俺。」
「ダメ?」
「ダメじゃないけどよ。。」
 
 権現京二の内心は飛び跳ねるほど嬉しかった。
いずみに対してひそかに思いを寄せていた彼にとって、この上ない言葉だ。
だがそれだけに、自分の部屋に居座られてプライベートの何もかもを見られてしまうのには抵抗があった。
もちろん彼女とはたくさん話もしたいし、この難題にも解決に向けて取り組みたい。
でも生活習慣を観察されるのとは話しが別だ。
「栗山、お前は幸村の家にいた方がいい。謎めいた部分の要素は全てあの家にあるようだ。」
「私がここにいるのイヤなんでしょ?」
「そ、そんなことないって。(^_^;)とりあえず今夜はここにいていいからよ。」
「そっか。。私、権現君にも嫌われてるんだ。。」
「だからそうじゃないって。」
「なんだ。。私のいる場所なんてもう・・どこにもないんだ。。(・T_T)」
「違うって!前にも言っただろ!俺はお前に告白したことあんだぞ!」
「酔ったついでにでしょ?」
「お前、まだ思い出してないな?」
「え?何を?」
「俺は毎日いろんなことを思い出すんだ。お前が思ってるデジャヴみたいなもんをな。」
「じゃあ・・この場面も全部今まであったことなの?」
「いや、この場面はないな。でも昨日ひとつ思い出したことがある。」
「どんなこと?」
「自分で思い出してみろよ。わかるはずだ。」
「そう漠然と言われてもねぇ。。」
「日付と季節。かつて過ごした時のことを考えてみるんだ。」

 いずみはじっくり考えた。
『そう・・私はOLをしてた。ちゃんとした人生を過ごしてたんだ。。仕事も楽しかったし職場の友達もたくさん増えた。そして恋も・・恋も・・(゜〇゜;)ハッ!』
 権現はいずみがびっくりした表情を見逃さなかった。
「わかったろ。そういうことさ。」
 いずみは自分自身の心の中で確認するようにゆっくり口を開いた。

「私たち・・付き合ってたんだね。。。」

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27話 行き場のない栗山いずみ

2006年08月19日 23時10分47秒 | F:ネットの恋人
              ネットの恋人
第1話はこちらから←
               第27話
           行き場のない栗山いずみ
                
 権現京二が自分の部屋でネット検索をしていると、突然PM画面が開いた。
めったに人から話しかけられることのない権現は、びっくりして名前を確認する。

robin830:権現君いる?

 それは彼が昔からひそかに思いを寄せていた栗山いずみに他ならなかった。
すぐにログで返信する権現。

gongen:おう!今テレビ観てた。
robin830:あ、ごめんね。邪魔しちゃったかな?
gongen:いや別に。Mステ観てたんだけど、今日のゲスト歌手はつまらんし。
robin830:そう。私今テレビ観れない状況だから。。
gongen:ん?どうした?幸村の部屋にいるんじゃないのか?
robin830:・・・違うよ。
gongen:は?じゃどこにいる?
robin830:リビング。
gongen:幸村とチャットでケンカでもしたのか?
robin830:そうじゃないけど・・でもそれに近いかも。
gongen:まずいじゃんか。奴と話しが途絶えたらお前の存在を調べるきっかけが消えるだろ?
robin830:だって彼は今部屋で・・
gongen:???・・お前が部屋にいられないようなことをしてるってことか?
robin830:・・・うん。。
gongen:あぁ・・わかった。なるほどね。。でもさ、それって・・今に始まったことじゃないだろが?
robin830:Σ('◇'*エェッ!?何で?一星は今までにこんなことはしなかったよ!
gongen:そんなはずはない!社会人の男が今まで1度もひとりHしたことないはずがないっ!
robin830:(ノ _ _)ノコケッ!!違うわよっ!何勘違いしてんのよっ!
gongen:(・_・)エッ...?違ったの?あらら、俺はてっきりまた。。
robin830:そんなの何回も見てるわよ!それならまだマシよ!
gongen:見てたんかい。。( ̄ー ̄; じゃあ一体部屋で何が起きてんんだよ?
robin830:・・・一星が女と寝てるのよ。。
gongen: (ノ゜ρ゜)ノ ォォォ・・・それは大胆な!今が真っ最中ってとこか?
robin830:もう知らないっ!
gongen:あー悪い悪い。ちょっとデリカシーに欠けたな俺。でもさ、幸村はお前がいるとわかってて、女連れ込んで来るわけじゃないんだし。。
robin830:わかってたら最低でしょ!
gongen:そうだけどよ。・・・あ、そうだ!いいこと思いついた。
robin830:何よ?
gongen:この前も言ったけど、お前この画面から転送に乗って俺んとこに来てみろよ。
robin830:実験てわけ?
gongen:あぁ。それにどうせ部屋に戻れないし、声も聞こえてきたりして嫌だろ?
robin830:このどスケベ!!
gongen:幸村たちの話し声が聞こえてくるってことだろが!何想像してんだよ!
robin830:あ・・(//▽//)
gongen:とにかく試してみろよ。俺はお前が見えるし、ちゃんと話せるぞ。
robin830:うん。。

 こうして行き場のなくなったいずみは権現京二の提案通り、自分の転送テストをしてみることにした。
robin830:じゃこれから転送やってみるね。
gongen:おう!来てみ。

とは言ったものの、権現は散らかった自分の部屋に気づいてハッとした。
『やべっ!片付けてから呼ぶんだった。。』
無造作にバラ撒かれている衣類や雑誌、それに食べ終わったカップめんの空の容器などを慌てて見えない所に押し込める権現。
そして部屋を見渡して簡単なチェックをする。
『よしっ!とりあえずはこれでいいだろ。』
 権現が落ち着きを取り戻して再びパソコン側に振り返ると、目の前にはすでに栗山いずみが立っていた。
「うわっ!!もういたっ!」とのけぞって倒れる権現。
「何よ!人をバケモノみたいにっ!」
「いやほんとバケモノかと思った・・」
「ヽ(`⌒´)ノ失礼ねっ!」
 権現はゆっくり起き上がって返答する。
「だってさ、お前今日は白装束着てるし。」
「(゜〇゜;)ええっ?何でよ!私、幽霊じゃないよ!」
「自分が死んだことに気づかないのが幽霊なんだ。」
「ちょっとそれマジで言ってるの?」
「いやウソw」
「もうっ!むかつく!」
「まぁまぁ。ちょっと場を和ませようとしただけじゃんか。」
「全然和んでないんですけど?」
「けどよ。お前が幸村の家から出られたことだけでも気が紛れたんじゃないか?」
「え?う、うん。。そりゃまぁ。。」
「で、なんか俺に話したいことがあるからPM飛ばして来たんだろ?」
「そうなんだけど。。」
「幸村の女に復讐する相談か?」
「バカ!そんな卑怯なことしないわよっ!」
「じゃなんだ?」
「えとね・・一星のお母さんのことなんだけど・・何か感じたことある?」
「ん?あぁ、奴のおかんのことねぇ。。年増に興味ないしなぁ。」
「叩くよあんた(⌒-⌒; そんな意味で聞いてないでしょ!」
「そう直球でばっかり話してたら疲れるだろ?」
「話しが横道にそれる方がもっと疲れますっ!」
「あー、そうですかい。わかりましたよーだ。」
「で、どうなの?一星のお母さんについて。」
「んー、あのとき酔っ払ってたからなぁ。幸村の部屋まで案内されただけだけど。。」
「何も変な所はなかった?」
「そういえば・・やっぱ幸村と同じに見えたかな。」
「どういうこと?」
「存在が薄いような気がした。」
「一星もそう見えるわけね?」
「ああ。幸村の存在の薄さは高校時代から変わってなかったな。」
「その薄いってどういう意味なの?目立たないってことじゃないんだよね?」
「全然違う。だから透けて見えるんだ。」
「Σ('◇'*エェッ!?じゃあその・・裸とか、内臓とか見えるわけ?」
「アホかお前は。そんなの気持ち悪くて見たくもないわい!」
「ごめん。。(^_^;)じゃどんなふうに見えるの?」
「透けて体の向こう側が見えるんだ。」
「ふう~ん。それだけ?」
「それだけさ。何か気がつくことあったのか?」
「そうそうそれ。キッチンの床下倉庫にね。何か異様なものがあるような気がするの。」
「腐った野菜とか?」
「ヽ(`⌒´)ノ何でよっ!真剣に話してるのに!」
「だってムロじゃんか、それ。冷蔵庫代わりだろ?あるいはぬか床か。」
「そんな所から光が溢れ出てくるはずないじゃない!」
「光?電気の灯りじゃなくて?」
「それは絶対に違うわ。それにお母さんの反応も呆然としておかしかったの。」
「(・。・) ほー。。それは興味深いな。」
「ね、ね、そう思うでしょ?だから権現君に調べて欲しいの。」
「どうやってだよ?いきなり幸村んち行って『キッチンの床下見せて下さい。』って言うのか?」
「それじゃただのバカじゃない。口実くらい見つけなさいよ。」
「参ったなこりゃ。。」
「やってくれるの?くれないの?」
「あーはいはい。やりますやります。」
「私、普通の暮らしがしたいだけの。誰からも見えなくて話せなくて食べれなくて遊べなくて友達もいなくて・・・あげくの果てには好きな人まで取られちゃって。。」
「お前、幸村が好きなのか?」
「・・・私だって・・私自身の姿形があったら彼とリアルで付き合うわよ。」
「そうか。。」
「絶対かずぽんには負けない!でも今のままじゃ無理なの。みんなに存在をわかってもらえなくちゃ。どんな可能性でも探り当てて元通りの世界に戻りたい。人に見えない存在なんてもうなっぴら!普通の幸せを求めてるだけなのに、それさえも私には許されないのっ?ねぇ?」
「。。。。。」
 急にぶち切れたようにいずみが発奮する。ぞんないずみを見て権現は無理もないと思った。
「きっと前のようになるさ。幸村は薄いが、栗山が俺とクラスメイトだったときは薄くなんかなかったんだ。」
「・・それって何を意味するの?」
「推理でしかないが・・・」
「うん。。」
「たぶん栗山が存在したときが本物で、今の幸村がウソだってことだ。」
「じゃどうしてこんなことに。。」
「何かきっかけがあるはずだ。」
「もしそのきっかけが一星の家のキッチンにあるとしたら。。?」
「そして幸村のおかんもそれに何か関わりがあるとしたら。。?」
「お願い権現君。頼りにしてるの。私を救って。お願いだから。。」
「・・・わかった。。」
           (続く)
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お詫びに。

2006年08月17日 07時00分21秒 | ★気まぐれ書きコ
 多忙と疲労のため更新ペースが落ちているお詫びに、
1年前に書いたストーリー『突然の彼女』を公開しますね。
左のカテゴリに表示してあります。
これを完結まで読んでいただいた読者の方の感想を聞くと、
結構笑えるようです。(あー良かったw)
 いつも足を運んで下さる方々には本当に申し訳ありません。

どうぞこれからもえこひいきにw
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休みが遠い(;´Д`)ハァ

2006年08月16日 22時28分51秒 | ★気まぐれ書きコ
 毎年のことながら、サービス業っつーのは盆・正月がない上、
超ハードスケジュールで、より忙しくなります。
そして何よりも休みがしばらくないという最大の欠点があります。
 今日で7連勤目。。あっしの休みはまだ1週間先でございます。。
はっきり言ってもう体が完全にダレてますw

 去年の今頃はちょうど連載Cを書いてる途中でしたが、
この時期はさすがにペースが落ちました。( ̄ー ̄;
 今もペースダウン中です。ごめんくちゃい。。いえ、ごめんちゃいw

 頭に描いてることを文章に起こすのって、改めて考えると難しいもんですね。
疲労感溢れるときに書こうとしても、PCの前で寝ちゃってるんですよw
 それにTVの誘惑もあるしw(←消せよ)
 こうしてこれを書いてる今も、トロ~ンとして来ました。。

 連載F『ネットの恋人』は中盤に差し掛かったところでしょうか。
今まで書いた連載はすべてハッピーエンドにしてきたんだけど、
この物語の場合はどんな形がハッピーエンドなのか、
まだ自分の中で探っているところです。

 どうか気長にお付き合い下さい。
年内には終わらせるつもりですので。( ̄m ̄o)プ
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