楽しむことが最優先

庭で花や野菜を育てて楽しむ北海道民です。
趣味関連を中心に日々のあれこれを、
マイペースに綴って行くつもりです。

休日は趣味の時間

2023-10-09 17:17:00 | 日記
秋の涼しさを通り越し、
むしろ肌寒さすら感じる今日この頃。

畑仕事に精を出すには、
ちょうどよいかもしれません。

そんなわけで、畑です。




一見すると単なる雑草が生えた土ですが、
この下にジャガイモが実っています。

アンデスレッド


こっちは男爵



今年も無事に収穫できました。

小さなサイズのジャガイモは、
皮ごとスライサーにかけて、
ポテトチップスにして食べるのが楽しみ。

大きなサイズは……何にしようかな……

せっかくだから、
お裾分けをしようと親にLINE。

程なくして──……


『あら助かるわ
 肉ジャガでお願い』

料理を所望とな

……まぁ、良いか。
作る手間は大して変わらないし。

大きめサイズを見繕って──……



よし、完成。




実家ではレトルトパックのご飯と、
インスタントのミソ汁が既に準備済み。

最近、体型に気をつかい始めたそうで、
もち麦入りのご飯に変えたそうな。


「ところでミルや、
 最近、仕事はどうなの?」

「残業してスイカを作らされたよ」

「なぜ?」

こっちが聞きたい

でも、とりあえず作れたよ
かなりの長丁場になったけれど……




「ミル、母さんから聞いたけど
 真っ黒にドレスアップしてたって……」

「ああ、ゴスロリのライブね」

「その前は神事の真似事をしていたと……」

「ああ、お祓いや浄化ね
 そう言えば今度、龍を鎮めにいくんだ」

「ミル……
 お前は一体──……」

「ん?」

「何の仕事してるの?」
 
自分でもわかりません



『ご職業は?』と聞かれても、
なかなか即答できない状態です。

仕事内容が幅広すぎる

まぁ、あえて言うなら──……


「技術職……かな……」

「技術、なの……?」

「肩書きは職人だよ」

「そこに匠の技はあるの?」

知らん

社長が何かしらの無茶振りをして、
自分がそれに試行錯誤で応じていく。

最終的には何故かそれっぽい完成度に。
ただそれを繰り返しているだけ。


その結果培うのは、
謎のスキル

そして得られる、
微妙な肩書き

無情にも増え続ける、
黒歴史



「まぁ、色々と不満はあるけれど、
 社畜時代よりは多少マシかな

「以前と比べると顔色も良いし、
 前の会社より合っているんだろうな」

「今の会社は良くも悪くもユルいから
 少なくとも出世争いには、
 絶対に巻き込まれないからね」

ある意味、もっとタチが悪いものに
巻き込まれているような気もするけれど……


「ミルのおかげで話題に事欠かないよ
 また珍しい事件に遭ったら教えてくれ」

言いふらすな

「自分は職人として、
 ストイックに生きたいのだけれど」
 
「生き様は職人というより、
 芸人に近いわよ

言わないで


最近、社長からも『面白い人』という、
不本意な認識をされてることに気づいたんだ

社内の芸人枠にはなりたくない

『面白い』と思われるよりも、
『頼りになる』と思われたいし。


「お笑い担当になる前に、
 イメージを塗りかえなきゃ」

「いや手遅れだろ」

「手遅れね」

言い切るな


「むしろ社長さんからは、
『とりあえず何かやらせとけ面白そうだし』
 って思われてるんじゃない?」

核心を突くな

「仲が良いこと自体は歓迎だけど、
 ちょっと社長の無茶振りが多くて……
 毎回『次は何をやらされるんだ』って、
 身構える自分がそこにあるんだ」

「話を聞いてる分には楽しいわよ?」

「父さんは内心、『いいぞもっとやれ』と
 社長さんを応援しながら聞いているぞ」

我が子に対して容赦がねぇ……


今の会社に勤めはじめて以来、
自分は実に多くの新しい扉を開いたけれど

そして、なおも開き続けているけれど

何も失っていないと信じたい