随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

新潟出張

2005-10-14 23:22:42 | 仕事・ひと

本日は、私が勤める会社の取引先の受発注システムの説明会に参加しました。場所は新潟市。松本から中央道~上信越道~北陸道を経由して新潟市まで、車で片道3時間。新潟県と長野県は「信越地方」などと言われ、お隣の県ではありますが、このように時間がかかってしまうので、同一地域、という感覚があまりありません。鉄道だと、これよりさらにひどく、篠ノ井線~信越本線を経由すると片道5時間。13:30からの会議に出席するのに、松本発6:55、そして帰りは松本着22:50と、一日がかりとなってしまいます。鉄道は東京中心のシステムとなっていることがよく分かります。

それでも、高速道路は空いていて、姨捨SA付近から長野盆地を一望したり、米山SA付近の日本海を眺めながら、気持ちよくドライブして、新潟西ICの手前の黒埼SAで昼食。お土産屋を覗くと、棚いっぱいに「老舗・柿の種」「元祖・柿の種」など色とりどりの「柿の種」がおかれていました。この辺の名物だったのか。知らなかった・・・。さっそく土産に「手造りでずうっと前から これからもずうっと 大粒 柿の種」を購入。レジへ行くと、柿の種をなんと1万円以上買い込んでいるお客さんがいました。結構有名なんだ。知らなかった・・・。

こちらの取引先も、全国組織ですが、いろいろと複雑な合併や統合をしているため、事務処理のルールがばらばらで、伝票も何種類も使い分けないといけない状態でしたが、いよいよ、物品購入システムを統合をするそうで、その説明会が実施されました。われわれ納入業者側は、Webを使って受発注や出荷報告等が行えるシステムで、まあ、カッコイイ言葉を使えば、取引先と納入業者間で受発注情報を共有する一種のサプライチェーン・マネージメント・システムといえます。

取引先の担当の方から、新しいシステムの説明が行われましたが、われわれ納入業者側も、電話やFAXで注文を受けて、手書き伝票を作成していたところが多く、Webシステムで・・・といわれても、何をどうすれば良いのか、まだイメージが湧かない、といった雰囲気が漂っていました。たとえば、このソフトを稼働させるパソコンの推奨スペック(pentiumⅢ ●MHz以上、メモリ●MB以上、HDD●GB以上、LANインタフェース・・)が表にまとめられていました。少しパソコンのことを知っている人が見れば、「3~4年前以降に買ったパソコンであれば、充分このソフトは動きますよ」と言っているに過ぎないのですが、「電気屋さんに行って、この表を見せれば、該当するパソコンを売って貰えるのか」という問い合わせがあったようで、まだまだ、FAX・手書き伝票に馴染んでいる人にとって、新システムは十分に理解されていないようです。しかし、来年の4月から運用を開始するとのことで、あんまりのんびりもしていられません。

今回のシステムは、ユーザ側のインターフェースがWebで、機能も限定されているため、既存のパソコン、インターネット環境で構築でき、ソフトウェアの使用料が不要ということで、ほとんどコストをかけずに構築できるのがありがたいところです。ただ、新しいシステムに習熟するには、かなり苦労しそうです。