蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、花咲く時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

50年連れ添っても、敵は敵

2018-02-22 | 華のスロー人
外出から帰ってきた女房の疲れた顔を見て、「夕食はカンタンなものでもいいよ」という、心づかい。
女房側から見れば、無いよりは、まし。
その程度である。

夫婦を50年やっていても100年やっていても、お互いが変わる。
無常。
その上、世の中は変わる。
ちょっと前の価値観は、浦島太郎のごとく。

思いやったつもりで、カンタンなものでもいい、と言い、妻の逆鱗に触れる。
火に油を注ぐことになる。

手伝おうか?
→いらん。よけい邪魔になる。足手まとい。

ワシが作ろうか?
→ふーん、、、材料、無駄にしないでよ。
作れもしないで、威勢で言わないでよね。

出前、取ろうか?
→経済事情は、あんたが一番知ってるでしょ?
よけいに頭に来るわ。

ワシがコンビニまでひとっ走りして買ってこようか?
→コンビニのお惣菜は味が濃くて化学調味料が多くて、カロリーが高くて、、、なんたらかんたら、、、不満たっぷり否定要素の羅列。

妻にとっての正解は?
今日のメシは自分の分は自分で作るわ。
まだ料理は練習、修行中だから、お前さんの分は自分で作ってね。
もう少ししたら、お前さんの分まで作れるように頑張るから、期待して待ってちょーだい。
(期待感ありで、健気で可愛いところを見せる、、、)

自分の分だけでなく、わたしの分も作ってよ、と妻からのリクエスト。
夫の作った夕飯、不味くても文句は言えない。

まあ、そんな夫はおりません。
中でも、かなり頑張ってる貴重な旦那さんを数人知っている。
ある人、Aさんは、妻がそうとう偉い、出来た、知能犯の人。
おだてて夫をカジメン(家事する男)に育てている。

別の人、Bさんは、妻が外で働き、夫は主夫。
これは仕方ない。
お金稼いで暇のない妻と、お金稼がず暇な夫。
どっちが家事する? 役割分担。

またまた別の人、Cさんは、お互いが別々家計費、別々の食材、別々の料理、別々の食事時間。
妻のほうが美味しそうな料理の出来に、自分は初歩料理しか出来ないで悔しがる旦那さん。

それと、意外な逆鱗パターン、もうひとつ。
夫は少し外で飲食の予定があるため、「軽くでいいよ」という夕食オーダー。
「軽く???」鬼の形相の妻。
先日、わたし、夫にそうオーダーされ、「世の中の妻が最も敬遠して嫌がるパターンらしいよ」と夫に言うと、なぜか夫が突然キレた。
「(それなら)いらんわい!」
ガシャン(ちゃぶ台返し)
キレる老人を目の当たりにして、わたしは将来に暗い影を落としているのを感じた。
この人と残りの人生を暮らしていくのか、、、
静かな絶望感に覆われた。

夫婦は空気みたいな家庭内の敵である。
敵の手の内を探り、研究、理解し、攻略法を修得しても、敵も無常。
手を替え品を替え。
操縦などとんでもなく、常に安心して枕を高くして眠れない、分かり合えない敵との闘いである。

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