蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

秋の丹波篠山

2008-11-02 | 
丹波篠山へミニ・トリップ。
近くて遠い、兵庫県。
JR福知山線・大阪駅からわずか1時間あまり、あっという間に、篠山口駅に着いた。
食事をするユニトピアささやまは、1973年に松下電器産業労働組合が、
大自然に囲まれた理想郷として創り上げただけあって、広々した敷地。
松茸づくしのお料理で、お腹一杯になった後、敷地内を散策し、秋の空気を吸い込んだ。

ガーデニングでも有名な、絵本作家ターシャさんのお庭(約10万坪)も、
このぐらいかなぁ・・・などと、想像してみる。
あとで調べると、敷地面積は9万坪。
広さに関しては、カンは合ってたと、にんまり。

丹波篠山といえば、黒枝豆の産地として有名。
この地の方が、毎年秋になると新米を送ってくださるが、お米もおいしい。
意外に知らなかったのだが、武家屋敷保存地区があるらしい。
江戸時代、篠山城下、御徒士町(おかまち)の武士たちの住まいの一つである、安間住宅を見学した。
1830年に火災で焼失したため、現存する屋敷はそれ以降に建てられたものだ。
縁側に座って庭を眺めていると、秋のひんやりした空気が、時代とともに運ばれてきたような感触。
後ろを見ると、お座敷の床の間には江戸時代の鎧兜やお雛様が置かれていた。
当時のお侍や、奥方、子供たちの生活が偲ばれ、身近に風となって語りかけられるようだ。
江戸時代もおそらく、静かな暮らしがあったのだろう。

徒歩15分ほどで最寄のバス停・二階町まで、
さらにそこからは、篠山口駅までバスで20分近くかかるのだか、
電車の時間まで、30分あまり早く駅に着いた。
駅の周辺には、コンビニと不動産屋があるだけで、喫茶店も何もない。
ただただ、ぼーーーーっと、時が来るのを待っていた。
日暮れともなると秋の風は冷たい。
ネオンがないのは、当たり前としても、ちょっと、まったりできるお店が、
たとえ1店舗でもあればいいのになあ・・・と
篠山市をはじめとする行政、およびJRのお偉い方々へ
丹波篠山に観光客を誘致する思いがおありなら、
訪れた者として、お願いしたいところです。

何はともあれ
何もないのが、いなかの良いところ。
自然、という素晴らしいものがあるではありませんか。
秋のひととき、のんびりとした時間を楽しみ、黒枝豆の里・丹波篠山をあとにした。


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4 コメント

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Unknown (キャロット)
2008-11-02 17:33:58
秋の丹波路はさわやかで、気持ちよかったでしょうね。
丹波篠山は何度か訪れましたが、JRは使ったことはありません。
高速でもすぐに行けるロケーションなのでいつも車です。
篠山城址あたりはけっこう観光地化していた記憶があります。
ともあれ、やはりまったりとした田舎町で、それがいいのでしょうね。

はるか昔、PTA活動の一環で行った時は開放活動の勉強をさせていただきました。
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遠路はるばる・・・ (華のスロー人)
2008-11-03 09:30:47
安間家は、篠山市立武家屋敷となっていました。
国の重要伝統的建造物保存地区に認定されていますが、
文化遺産を残そうと、他のお屋敷も保存修復工事が行われていました。
修復前のお屋敷も拝見しましたが、長い間、
誰も住んでいない荒れ果てたお屋敷を修復するのは、
地味で、大変な工事だと思いました。

しかしまあ、PTA活動とは意外です。
遠路はるばる、いろんな活動があるんですね。
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mixiから流れつきました (きしめん)
2008-11-04 10:59:47
丹波篠山は公共の都市計画仕事で、以前よく行ってました。
ヒューマンスケールな街とキリッとした気候が好きで、仕事で訪れたいろんな街で唯一「ここなら住んでもいいかな」と思った街でした。
実際住むと大変なんでしょうけど。

篠山口駅の東側、駅構内からも外からも入れる、ぱっと見たら“ざんない”食堂があります。
「浪花食堂」っていう駅弁や立ち食いうどんなんかもしてるんですが、そこのおでんが数十年煮込んでるんじゃないかという程の濃厚さで、めちゃくちゃ美味しいです。

それが楽しみで、打ち合わせに行ってたと言っても過言じゃないです。
次回もし篠山に行かれることがあれば、お試しください。
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ありがとうございます (華のスロー人)
2008-11-04 21:39:58
きしめん 様

わざわざお越しくださり、とても嬉しいです。(赤

そんな近くに、そのようなお店があったのですか
うろうろしましたが、見つけられなかったです・・・
灯台もと暗し、ですね。
今度は、ぜひ食べてみたいと思います。
貴重な情報をありがとうございました。



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