蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

スカスカ、カスカス、しなしな大根

2023-08-04 | 日々のこと
昨日も小学生(小3小5)男児孫たちが早々とやって来た。
のんびりしていたら、ピンポーン。
意外に早い来訪にアタフタ。
今日も暑い中、昼食はラーメン。汗だく。
ラーメンの上に、これでもか、というほど野菜をどっさり載せて出した。
ピーマン、シメジ、ネギのベーコン炒め、茹でもやし、ゆで卵、ワカメ。
(小3弟からワカメ、トッピング増量の要望があり)
嫌がるかと思いきや、ペロっと完食。
小3弟は食べるのがやたら遅い。
食いしん坊の小5兄と同じ分量を入れたので、満腹でのろのろしているのかと思ったが、わたしは何も言わずにずっと食べ終わるのを待っていた。
進まないのにイライラして「早く食べなさい」と言いそうになるが、絶対言わないようにした。

小5兄ちゃんは、クラスメートK君と炎天下の中、13時にグラウンドで待ち合わせ。
水筒、野球グローブ、ボールを持って、(先週もそうだったが)、兄弟、顔を真っ赤にして帰ってきたものの、待ち人、来ず。 
今週は、弟は一緒に行かず、家にステイ。
兄ちゃんが帰ってきたのは13:45。
今のところ、連続2週、毎週、一度も待ち人、来ず。
あんなに暑い中、水筒をぶら下げ、グローブとボールを持って待ち合わせ場所に行っているのに、かわいそう。
またまた振られた。

そもそも待ち合わせの約束方法が甘い。ゆるい。
夏休みが始まる前に、木曜日にグランドで13時に待ち合わせ。
13:30になっても相手が現れなかったら解散、という約束らしい。
K君もうちの孫たちもスマホを持っていないので、戦後間もない人気ドラマ「君の名は」状態になっている。
すれ違いならともかく、一方的にうちの孫たちが空振り。
それもあって、今週は、弟は待ち合わせをパスした。ある意味、要領が良い。
行ったのは兄のみ。
帰りが遅いから、今週は遊べたのかなと期待していたら、来ないからもう一つの公園にも行ってみた、と兄ちゃん。
一生懸命、暑い中、じっと待ったり、場所を変えて歩いて行ったり、なんか、すごくかわいそうになってくる。
真っ赤な顔をして、「来てなかった」と言う。
スマホがない、原始的なすれ違いに、なんだか涙が出そうな感動を覚えるわたし。
ばあちゃんは、孫にはいつも感動。

それはそうと。
兄ちゃんは、「紅はるか」というサツマイモを食卓に皆んなの分を出していたら、次から次へと全部食べてしまった。
1番上兄と1番下(4番目)妹が、食がよく似ていて、なんでもかんでも、よく食べる。
ご馳走様と終了しても、大人が食べていると大きな口を開けて寄って来て、「食べる」と言う。
胃腸が丈夫で、神様に感謝。

ちなみに。
2週間ぐらい前に、どっさり野菜をもらった。
かなり大きな、蓋が空いた野菜用段ボール箱に、これでもかというぐらい色んな野菜が詰め込まれていた。
前から野菜はまだまだあったところに、更に前日に野菜を追加して買ったばかりだったので、かなりダブついた。
(特に、人参、サツマイモ、椎茸、ミョウガ、オクラ)
ニラ2束、ピーマン2袋、ミニトマト、シメジ2パック、椎茸2パック、舞茸、エリンギ、ゴーヤ、青梗菜、とうもろこし4本、きゅうり5本?、茄子、ミョウガ3パック、オクラ2パック、パプリカ(赤)大1個、パプリカ(黄)大1個、人参4本、サツマイモ、大根、玉ねぎ、、、
さらに、根切りした太いネギ、たくさん。

小学校の給食係のごとく、必死で消費した。
まだ、パプリカ(赤・黄)、椎茸、ネギは残っているものの、冷蔵庫の野菜室からはみ出て、満杯の野菜の数々に、冷蔵庫を開けると灯りが見えなくて暗かった状態はとりあえず脱した。
やれやれ。

娘一家にも、もらってもらったが、調理担当は娘婿なので、あまり押し付けるのも気が引ける。
じつは、もう一種類、全く食べたことも調理したこともない、小さなシシトウみたいなものが、大きな袋にどさっとある。
「これ、何?どうする?食べられる?」と、娘婿に尋ねたら、「大丈夫です」と快く半分引き受けてくれた。
うちの分はまだどっさり、手付かず。
どうしましょ。焼く?茹でる?和える?
早くしないと、腐ってしまう。

1番、助かったのは、とうもろこし。
茹でるのは良いが、分割するのが包丁ではなかなか切れない。
切りながら、ヤ◯ザの小指切り落とし儀式を連想しながら、きっと骨ごと切れるんだろうなあと思って切った。
奮闘の甲斐あって孫たちに大人気で、取り合い、奪い合い。
それと、サツマイモ。
根菜類や玉ねぎは長持ちするから大歓迎。
ミョウガが日持ちしないので、あっという間に悪くなるのが早くて困った。(食卓に出したけれど)

何しろ日持ちのしないモノを予定外に突然、大量にいただくと、早く消費しなければ、、、と焦る。
時間との勝負で、精神的に負荷がかかる。
好きな野菜はwelcomeだが、苦手な野菜が困る。
フードロスには絶対にしたくない。

で、、、
これは前置きで(長い!)
使い損ねていた大根が、常温のまま置かれて日に日に萎びているのが気になりつつ、見なかったことにしよう、と、先に冷蔵庫保存の野菜から取り掛かっていた。
で、すっかりしなしなになって一回り小さくなった大根。
切ってみると、すでに切り干し大根状態。
こりゃいかん、とは思ったが、なにしろ打倒!フードロス。
大根の煮物にしようかと思ったが、こんなにスカスカの大根では、どんなに良い味を付けてもダメだろうと諦めた。
ダメモトで、季節外れの豚汁にした。
豚汁なので、サツマイモも入れる。
ほとんどスカスカ大根の大量煮物のような豚汁。
大人は無理だと思い、孫に恐る恐る出すと、、、なんと小5孫がおかわりしてくれた。
そして、驚いたことに、好き嫌いの激しい3番目保育園女児が、なんと4杯!!も!
自分で食べるか、冷蔵庫保存の後にやむなくフードロスになるかと、諦めて、保存容器に移していたら、彼女が鍋底をすっかりさらえてくれて、びっくり、大助かり。
(塩分取り過ぎ、大丈夫?)
先週も不味い失敗作の大量、筑前煮を延々一人で食べ続けた経緯があり、覚悟していたが、この大根はさすがのわたしも無理だろうと思っていた矢先、、、
こんな嬉しいことはなかった。

何があるか、わからない。
しかし、なんであの豚汁、あんなに人気があったのだろう。
おかわりする孫はさておき、他の孫たちもキレイに食べてくれていた。
喜びって、こういうところから不意に降ってくる、、、。