蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

熱狂的ファン

2020-06-19 | ブログ
わたしの好みは偏っている。たぶん。
熱狂的になる。偏狂的とも言える?
その例。
ブログである。

わたしが大好きなブログがある。
言わずと知れた(て、変ですが)ミュンヘンブログ。
なぜ、こんなに好きなのか。
(別にご本人に宛てたファンレターではないのでスルーしてください)

先ずは、憧れの地にお住まい。
この理由が意味のない、ミーハー的無知から来ることを承知の上で書く。
明治以後、西洋文化かぶれした、明治維新で名をあげた元武士階級じゃあるまいし、、、
西洋というだけで、無教養の見本のように無条件に憧れてしまうDNAは、いったいどこから来るのか?

第二次世界大戦後、敗戦から復興しようとする最中に、庶民目線で見るアメリカの豊かさ。
テレビの中のアメリカドラマ、ステキな優しいマイホームパパが、大型冷蔵庫から取り出す美味しそうな、たっぷりの食品。
て、じつは、わたしはこの世代ではなく、リアルタイムには経験していない。
令和の高校生が昭和の歌を当時の話を先輩たちから聞いて、歌うようなものか。
(時代考証、ちょっと離れすぎ。
わたしは、団塊の世代より少し下。
お腹が空く焼け跡時代ではなく、高度成長期世代。
海外現地交渉にあたり、ペコペコ何度もお辞儀をして、首からカメラをぶら下げメガネをかけたサラリーマン(日本人ビジネスマンに対する当時のアメリカ?での風刺画)が、猛烈に働いた時代。

話が逸れている。
逸れついでに。
よく、洋楽趣味は家庭の影響からという人がいる。
親がビートルズ世代で、とか、日常に家で海外の曲が流れていたとか。
わたしは、全くそんなことはなく、田舎で同居していた祖母が、三波春夫ファンでテレビで相撲中継同様に、よく見ていた。
ついでに、浪花のお笑い。
これは、オシャレな文化背景を形成するには真逆の環境だと思われる。
では、三波春夫や相撲はダサいのか? 何を根拠に?
これを掘り下げると、話がまたまた飛んでいって戻ってこないので、またの機会に。

子供の頃、江戸時代と全く変わらない風景の田園地帯の田舎に住んでいたわたしは、わたし独自の地球儀感覚があった。
例えば、具体的には駅。
自分の住む田舎からバスで30分の最寄りJR駅の次の駅は、大阪駅で、その次は東京駅、さらに、その次の駅はアメリカ駅だと、ぼんやり思っていた。
いかに、片田舎の隅々までアメリカ文化の影響が大きいか、いや、いかに、何にも考えていないか、である。
洗脳に近い?
これが18歳まで続いていたなら大変なことだが(オシメが取れないかのごとく)、学校で学ぶに従って、事実に近い知識を得ることになった。
といっても、事実そのものが捻じ曲げられて伝えられていることもあるし、現代史は学期末で時間がないせいにして、授業で抜かされていることもあるし。

と、どんどん脱線。
まあなにしろ、東京駅の次はアメリカ駅だと思っていたが、当時とあまり脳みそに発展はない、高校出たての頃、イギリスに行った。
その時のわたしは、江戸時代に江戸に藩米を届ける途中に漂流してロシアに漂着した廻船の乗組員のようなもの。
ぼや〜っとメディアの切れっぱしから想像していたものと、実際が違って驚いた。
逆の意味で。
あんなに憧れていたキラキラが、映画やメディアのせいで、作られた上澄み液だということを知った。
勝手に想像を膨らませる方もどうかと思うが。

一番初めに感じたことは、、、
イギリスって、老大国なんだなあ、と。
よろよろして、リフォームも十分できない、古い建物や車、、、ガタイのいいおじいさんのイメージがした。
失望というより、驚き、新発見だった。
だが、もう40年以上経つが、しっかり脳裏に焼き付いている。
ある意味、映画そのものの暮らしがあった。

て、そんな回顧は横に置いて、、、。
なんだか知らないが、まあ憧れは、無知から来るものなんだろう。
知らないほうが美しいままでキープされて良いことは、世の中に山ほどある。

で、イギリスではないが、その憧れの地に、ミュンヘンブロガーさんはお住まいなだけでなく、ちゃんと自立して生活されている。
憧れを通り越して尊敬している。
素晴らしい語学力。

そして、文章力。
表現力だけでなく内容。
感性、考え方。
プラス写真。

ついでにオマケとして、一部、育成背景、家庭環境に共通点がある。
兄姉がいる3人きょうだいの末っ子。
父が知的で気難しい人。(結婚に対する姿勢は真逆だが)
でも母親像は正反対のよう。

じゃああまり、共通点はないのか。
まあよい。
なにしろ、ゾッコンなのだ。
彼女のある日のブログにも書いてあったが、あまり、急接近したり、急沸騰するのは、よい結果を生まないことが多い。
賛成。共感する。
なので、ちょっと文字にしてみたかっただけである。

他にも好きなブログはある。
すごい読書家で、文章が深い、ちんこんさん。
滅多には書かれないが、深い掘り下げに思考の深さを感じてシビレる。
逆にあまり興味がないブログもある。
(それとは別に、毎日安心して訪ねるブログもある)
ブログは色々あって、楽しい。