日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 夫の好きなバラは・・ *

2022年10月22日 | 雑感


母の日と言うと、夫の方から人気のない早い朝、「行くで」連れて行ってくれるのは、靭公園。
写真撮りたい私への、ささやかな母の日のプレゼントである。 

春のバラはみずみずしく活気がある、気がして美しいし、秋のバラはなぜか憂いを帯びているような気がして、
優しくそれもまた美しいのだけれど。

普段出かけて、なにわ筋を通るとき「降りて行ってきぃ」と言う。 公園ちらっと見て「うん、いいわ」と言う。
反省する。 何で夫の思いやりに、「そうやね、ありがとう」と素直に車を降りないのだろう。
私が、「連れてって」と言えば、たいてい「ええよ」と言う夫なのに。 

まずは「そうやね」と受け入れて、自分の思いを言うのはその後だろう。 反省ばかり、サルでもできる。
心の癖と言うのは中々とれないものである。 話の途中に出たりする、先に自分の思いが、偉そうに。

書きながら思い出した。 30代だったろうか。
世間では「生まれ変わっても また一緒になってくれる?」と言うせりふがある。
夫に言ってみた、「生まれ変わっても私といっしょになってくれる?」当たり前の言葉が返るのを期待して。
「いいや、今度はもっと可愛げのある女と一緒になる」って言った。
(結婚前にわしはおまえでないとあかんのや・・ってそう言ったやん!)

だけど、もうあんたとは一緒にはならへんで・・ではなく、可愛げのある女になって欲しいとの夫の願い
それは愛情なのだと思った。 夫婦も愛情から惰性、忍耐から諦めへと変わるとか聞いたことがある。
子供3人に恵まれそれぞれが所帯を持っている。 親の背を見て・・2人になっても生きている限り親である。

結婚生活49年にもなると・・最終章は・・素直に・・支え合い・・寄り添い・・だろう。
いて当たり前のような平均寿命くらいまでは、いつもいてくれる存在・・ではないのだ。

前の家のご近所で、仲の良いご夫婦だったのに旦那様が朝出かけたそのまま帰って来られなかったと言う
奥さまがお二人もいた、仕事の最中の事故で。 言葉が無かった、測り知れない悲しみを思う時に。

結婚して、夫が出かける時見送らなかったことはまぁない、熱があるときも見送った。
年を重ねるに従って、出かける車にそして歩く夫の背に、見送りながら(帰って来てよ)と心の中で言う。

先だって聞いた友人の言葉「生きている間は夫の欠点ばかり見えていた、亡くなってからは、いい所ばかり
見えて・・」これは私へのメッセージだったのだ。
亡くなってからではなく、生きているうちに夫のいいところばかりを見ることが出来るようにと。

家では夫婦は名俳優になるのが良い、演じてもいいのだと言う、夫は客ぶり宜しく妻に感謝で接し
妻も夫に喜んで尽くす、たとえ演技でも・・夫だって、至らない私を寛容な心で置いてくれているのだと思うし。
と、私は何度このように反省や頑張ろうを繰り返しているのだろう。


好きおうて 一緒になった仲やない・・ そばにわたしが ついてなければ
 なにも出来ない この人やから・・

 あなたわたしの生き甲斐と 笑うふたりに 笑うふたりに 浪速の春が来る 

浪速恋しぐれのせりふのような人生の(そんなこともない)スタートだったんだし。
 
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書いている私の後ろで、起きた夫がはぁはぁ言いながらストレッチを始めた。 
ワクチン後遺症で落ちた体重や筋肉、太りたいという。 (私の肉なんぼでもあげるんやけど) 
文章を見えてる? 何か私背中熱くなった・・私顔も紅い・・。 見んといて~

夫のブログ写真から拝借した靭公園のバラ、夫はゴールド バニィが一番好きなようだ。

ちなみに花言葉を検索してみた。   黄色いバラ・・友情・平和・愛の告白だって。