日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 憧れだった・・ *

2015年05月26日 | 雑感


詩を書いていた頃だから高校の頃だったろうか。
白樺の木にとても憧れていて、
緑の葉がさらさらとこすれあったその木立の中を歩いたり、好きな作家の詩集なんか読んでみたい、
そんな乙女チックなことに憧れていたときがあった。

八幡屋公園の大阪プール側に、一本の白樺の木がある。
ジャカランダの木の存在を知ったとき、ここに白樺の木があることを知った。

三人の子供たちがそれぞれに所帯を持ち、夫と二人になった今、
ふと、白樺の木に憧れを持っていたことを思いだした。

白樺・・その白き木肌、ところどころめくれたようなコゲ茶色の樹皮、
真夏日の昼下がり、白い幹に似合う五月の緑の葉がきらきらまぶしい。

透明感のある緑色した風が、すうっと身体の中を吹き抜けた。
その瞬間、少女の頃の自分に戻ったような気がした。

色んなことをすっかり忘れた笑顔の自分がいた。
とても貴重なさわやかな瞬間だった。