日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* やっぱり私は・・これがいい *

2009年04月24日 | 雑感

昨日の午後なつめを連れて近所の公園に行った。 八重や黄緑色の御衣香が桜の名残りを見せている。
寒い・・日曜は半袖になるくらいそして慌てて衣替えをしたし布団も薄くしたのにまた寒いと感じる昨日今日。
何人もの母親たちが、子供を遊ばせていた。 同じくらいの子供たちが一緒になって遊んでいる。
そんな様子を見ながら「みんな仲良くしているね、気持ちいいね」嬉しそうに孫が言う。 
自分からも声をかけ遊び出した。 子供たちはみんなこんなにやさしくて純粋なのに・・。 
パソコンに落としたその時の画像を見ながら西淀川区の不明と聞いていた女児の
意外な結末の報道に胸が痛む。

私は4月の初めに、3月よりは少し何かをスキルアップしたいと言うような事をデジブックで書いたと思う。
もう4月も一週間足らずになるが、そのスキルと言うのは趣味でもパソコンの上達でもない。
何年か前、娘たちが言った「今の時代どちらが先にどうなるか分からない、お父さんも自分のことは自分で出来るように」
世話をする事があたり前と思っていた私は、(そう言われればそう、何も出来ないでは後で夫が困るなぁ)
以来風呂上りや会社へ行く支度など些細なことも、夫任せにした。 家の事も夫に頼むことも少し増えていた。
自分の下着なんぞどこにあるか分からなかった夫には、面倒でも必要だったかの知れない。 
夫はどう思っていたか知れないが、娘の言葉がきいて抵抗なく(仕方なく?)やってくれていた。

2月USJへ行った時バレンタインメッセージ”大切な人へ、大切な言葉を”と言うのがあって夫が書いていたのは、
「60歳を向かえて、第二の人生、宜しく!」第二の人生か・・思いがけないその言葉にちょっと揺れたのか、
ふと、夫にゆだねた事がらから心まで離していた自分ではなかったろうかと思った。
還暦を迎えると言う、そして同窓会や還暦旅行などでいっそうその感が強くなったのかも知れない。
夫がするにしても、そこに心を持って見ていたか、感謝ややさしさを添えていただろうかと。
いつの間にか夫が自分のことをするのを自然に思い、気遣いや思いやりを忘れていたかも知れないと思った。
やっぱり私は自分流で行こう、夫は4年くらい充分にシュミレーションしただろうから。

夫の風呂上りや出勤の衣服の準備からするようになった。 出かける靴を並べたり、スリッパを揃えたり
(こんなこと誰もがしていることで、していない私が書き立てることでもないけれど)
以前と同じように色々な事がらにやさしさを加える努力をすることに心がけることにした。  
そうやり出したら、前はしていたのに随分していないことが多くなっていた自分に気づいた。
夫は何か気づいているだろうか(なんだこりゃ、こいつどう言う心境の変化?) 

あるとき、出勤前TVに見入っていた私に「カッター! ズボン! 」夫が叫んだ。 (おう、いけてるジャン!)
成功!って言うか、私がすることに即効馴染んできている夫が面白かったし、ちょっと嬉しかった。

うっかりするときもあるが、少しづつ気づくことを増やしていく・・させてもらえること、これは妻としては嬉しい。
日常の様々なことにも前よりは心をかけるようになった。 年を重ねるごとに本来なら労わりあい支えあう、
これが夫婦の素直な形であろうが、夫があまりに調子に乗ってくると、(偉そうに言ってるわ)ちょっと
うとましくも思えたりするときもあり、まだまだメッキみたいな私だ。

先日夜、病院へ頚動脈のエコーをとりに行ったとき、長門裕之さん、南田洋子さん夫妻のドキュメンタリーを見た。
かっての大女優の奥さまが認知症になり介護される壮絶たる日々の様子を、TVで見て衝撃を受けた。 
この現実を人さまに知ってもらうことが、何かの役にたてるとの思いだろうが、華やかに見えた芸能人の
ご夫婦の姿、まだそんな年でもないのに、胸がいっぱいになり言葉が出なかった。
どちらかと言えば先にどうにかなるのは多分私に違いない、長門氏を夫に置き換えて・・子供たちがいるが、
夫が私の世話をと思うと何とも言えなかった。 やっぱり夫も身のまわりのことは自分でした方が? 

日曜孫たちと大阪港のウッドデッキで走り回って遊んでいた夫が、その夜からアキレス腱に激痛が走り、
びっこを引きながら会社に行き、夕方病院へ行った。 裏なのに自転車で行ったほど。
捻挫か何かしたんだろうと思っていたが、夫は普通と違う異変を感じていたようだ。
X線や血液検査もした結果宣告を受けた。 それも長門夫妻のTVを見て帰宅するなり、娘から「父さん痛風やて」  

以来ネットで色々と検索をしている。 まずは病気と向き合うために、病気を知りきちんと対処して行く為に。
月曜からビールは即効焼酎に変えたが、食事療法が色々とやっかいなようだ。 
高脂血症メタボな夫婦、今後の為に一番改善すべきは食生活、夫に痛みを与えてしまって申し訳ない。
私も、いよいよ本腰を入れなければと言う現実、痛風は私の責任だ。
美味しいもの作るのも食べてもらうのももちろん食べるのも好きなんだものなぁおなかいっぱい!つけが回って来た。 
今、やはり夫の身の回りのこと・・いそいそとしないといけなくて、これは妻へのお天道さまのお達しか・・。

定年・・複雑な心境であろう出勤する夫に、ささやかなお世話に始まる朝から幸せを感じる。
センスの無い私だけれど、ネクタイを選んで(殆ど娘が買ってくれたもの)気持ちよく見送る。「行ってらっしゃい!」
やっぱり私には・・これがいい、これが一番心地いい。

孫と戯れる公園、ハナミズキが満開だった。 空へ向かって咲く姿がいい。 こんな心境でありたいと思う。
夫の為、私の為にもがんばろう。  そんなとき、今日午後ふるさとから嬉しい荷物が届いた。

* ハナミズキの花言葉・・・あなたへの返礼 私の想いを受け止めて