【 ６月１３日の金曜日は快晴だった 】
神戸市立フルーツ・フラワーパークのホテル「フルーツ＆フラワー」に着いたのはＰＭ６時前だった。
退院のお祝いにと招いて下さった社長様ご夫妻は、すでに温泉に入って浴衣姿で迎えてくださった。
男性群は温泉に入ったが、私はまだ明るいので、ぶらっとしたいし温泉は後に。
夫が背中の手術痕を見せて、こんな風に回復と披露し、「良かった良かった」と乾杯！
会社へも迷惑をかけたし、大勢の方がお忙しい中を見舞いに来て下さって本当に有難かった。
夕食後部屋へ帰ってベランダへ出たとき、思わず「わー、すごい綺麗やわ～ほらほら～」
「撮っとき」 カメラカメラ、と最初の一枚。
山間部ならではの夕暮れ時、たなびくもやの白き風情は一日の終わり感謝の静。
麻雀チームから外れた社長婦人と夫と三人で園内を散策。
その後私は源泉かけ流しの温泉「茜の湯」に。 （あ～極楽、な～んにもしなくていいのだから）
夫が麻雀に加わった後部屋へ戻ったのは１１時過ぎ、私はベッドで持参した本を読んでいた贅沢。
翌朝目が覚めたのは４時過ぎ、（起こされた？）夫はすでに目覚めていてラジオを聴いていた。
ラジオ関西のブルーグラスの番組。 ジミー・ロジャースやカーター・ファミリーの曲を紹介していた。
ビル・モンローの”ハイ・ロンサム” ベッドで聴けるブルーグラス、二人はもうわくわくの早朝。
団体行動では、あまり写真は顰蹙をかうし前撮りと言う事で、５時半着替えて園内のカメラ散歩。
ホテルの入り口の左手にアジサイ。
山上の朝、大自然や園内の緑の中、ひんやりとした冷気の中を歩くのはなんとも心地良く、まさに楽園。
アヒルたちがいっせいにガァガァ。 「せっかく、くつろいでるのにカメラ向けてさぁ」と言っていた？
鯉たちも、「まだすっぴやのに～、カメラむけんといて」と（言ったかどうか）あっち行きこっち行き。 
殆ど人に会うことはなく、まるで独り占め。
６時半頃「どこや？」と温泉から出たらしい夫から電話が入る。 ホテルをバックにブログ用にと、
お互いに後ろ向きを撮りあいっこ。 夫にカメラを向けたときにはなぜか一瞬胸にぐっと来た。
土曜、日曜と家族連れで賑やかな人で埋まるのだろうなぁ。
色とりどりのペンタス、
朝食バイキングの７時半まで、１時間あまりを二人でカメラ散歩、大きな癒しの時。
歩いても「全然平気やで」しびれも痛みもないと言う夫、手術の好結果にどれほど喜んでいるだろう。
１０時チューチュートレインで園内一周(３００円) はお勧め。
５月までは無料だったそうだ。 （何度も来ているのに、まさか！ 無料だったなんて））
まだ収穫時期ではないが、果樹園ではぶどう、桃、梨、柿など栽培している。
ワイン・ビール館では試飲が出来る。 私は飲めない。
お気持ちの嬉しい退院の祝いのフルーツ・フラワー＆温泉であった。
私の中でも、もう快気祝い出きるかな、そして夫も。
２時半家に着いた時には、愛ちゃんも次女も仕事だったので、長女夫婦が面倒見てくれていて、
ひろととなつめがにぎやかに迎えてくれた、まさにそれは静から動へ！
嬉しい現実に戻り、過ごした週末。
